まずは誘惑のレストランにてランチ。ちょうどナツメヤシがたわわに実をつけていました。
中東料理のビュッフェです。
大好きなひよこ豆のコロッケ、ファラフェルなどもあり大満足。
この山は誘惑の山(Mount of Temptation)と言われ、イエスが荒野で40日間断食をし、悪魔に誘惑を受けたとされる場所です。その他にもキリストゆかりの場所が多く残っているエリコには今でも多くの巡礼者が訪れるそうです。
その後ナツメヤシ、ドライフルーツやオリーブ石鹸などのお買い物に連れて行っていただき、いざエルサレムへ。パレスチナ自治区で登録されている車はイスラエルで走ることはできません。
本日はシオンの丘エリアへ。
シオン門。第1次中東戦争と第3次中東戦争の際の生々しい弾痕が残っています。
マリア永眠協会。ドイツ皇帝ウィルヘルム2世がオスマントルコから買った土地に建てた協会です。
1910年建設のため、中は新しいのですが、マリア様を中心とした美しいモザイク画が描かれていました。
地下にはマリア様の像が眠っています。
最後の晩餐の部屋。ここはユダヤ人が管理する唯一の教会です。そして出エジプトの過越祭(ペサハ)をイエスが弟子たちと行ったとされる部屋です。伝承では、ダビデ王の墓のある建物の2階のこの場所でイエスが弟子たちを集めて最後の晩餐を行ったと言われています。現在の建物自体は十字軍が建てたものと言われていますが、まだ明らかになっていないことが色々あります。この部屋はマリア様が亡くなった部屋であるというほか多くの伝承の舞台でもあります。
ヘブライ人はエジプトで奴隷として扱われており、モーゼに率いられてエジプトを脱出したのが出エジプトです。出エジプトを祝うペサハは今でもユダヤの人々にとってとても大切な行事です。毎年家族が集まり、以下の食事をとるのだそうです。
●イーストの入っていない発酵していないパン(エジプトを脱出する際にパンを膨らませる時間の余裕がなかったため、このパンを食べることによって出エジプトを思い出すため。)
●羊の肉(モーゼの腕を思い出す硬い肉。犠牲の羊を象徴する。)
●カチカチに茹でた茹で卵(神殿崩壊の嘆きを表す。)
●春の季節を象徴する緑の野菜
●苦葉(エジプトで奴隷の境遇に落ちたユダヤ人が流した涙を表す。)
●果物の練り物(奴隷となったユダヤ人がエジプト王のために作っていたレンガを思い出す。)
自分の胸を傷つけてその血で子を養うペリカンのモチーフは救世主の象徴だったとのこと。
イスラエルのドアには必ずと言ってよいほどメズーザが付けられています。旧約聖書の出エジプト記で「その血を取って、子羊を食べる家の入口の二本の柱と鴨居に塗る」と神に言われたことで、ユダヤ教徒の信仰告白が書かれた紙が中に入っている小さな紙が中に入ったケースをドアに打ち付けているのだそう。ユダヤ系の家には必ずと言ってよいほど存在するものです。
続いては鶏鳴教会。ゲッセマネで捕らえられたイエスがここに連行され、地下の牢獄で39回のむち打ちに処され、最後の一晩を過ごした場所です。
右側の石段は、約2000年前のものであるということが確認されているそうで、実際にイエスが歩いた可能性のある石段だそうです。
教会の前扉です。最後の晩餐の夜、イエスが弟子たちに向かって「この中に私を裏切る者がいる」と言った時の様子です。この扉にはすでにユダは描かれていません。
イエスの弟子のペテロがイエスの予言通り「イエスのことを知らない」と朝鶏が鳴く前に3度嘘をついたのもここの庭ということになっています。
イエスがむち打ちの刑を受けたとされる牢獄。
夜は宿泊先のホテルGrand Court Jerusalemにてビュッフェディナー。まさにオットレンギ・ワールド!!!
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