国領の名店、ドンブラボーへ。都心から少し距離はありますが、予約は数か月先まで埋まっているという人気のイタリアン。
ちょっとした遠出だったので、開店時間の18時に予約。
なぜかわざわざ「今治タオル」のおしぼりという説明があってびっくり!!なぜ?おしぼり入れがあまりにもおしゃれで感動。
本日は安心安全のカウンター席。ナプキンの下にメニューがあるシンプルなセッティング。
ドリンクは、ワインペアリング、アルコールペアリングやノンアルコールペアリングが主流です。スパークリングウォーターを注文すると、なぜかノンアルコールドリンクも勧められ、普通のお水も下げられそうになります・・・。
本日はチェコの白ワインを頂きました。説明いただいたとおり梅のような感じ!!
冷たいコーンスープ。ほんの一口だけですが、トウモロコシの甘みが凝縮されています。特に品種にはこだわりないのだそうですが、北海道産のトウモロコシとのこと。もちろん芯からの甘みも取っているそうです。
続いては牡蠣。シンプルにシチリアのレモンオイルといただきます。とっても濃厚!!
あまりに濃厚で牡蠣の味がその後もしばらく舌にのこっていました。
続いては蛸のフリット。冷凍と解凍を2度繰り返した蛸のフリット。パプリカの味も効いています。
続いては少しボリュームのある鮎のサラダ。鮎のコンフィに、おかひじき、シャインマスカット、枝豆、きゅうりが添えられています。ソースは下にヨーグルト、上からケールのパウダー。最後の泡はりんごとハーブの香りです。
香ばしく香りのよい鮎とさっぱりした野菜がとてもよく合います。鮎が半分しかなかったのが残念・・・。鮎は一匹食べたかったです・・・。
続いてはトリッパ。下にはトロトロのスカモルツァチーズ。バジルオイルと共にゴーヤと茄子も添えられています。上からは少し塩味のきいたペコリーノが削られています。
少しスパイシーなトマトソースで柔らかく煮込まれたトリッパはイタリア伝統の逸品。
パスタは「蛤」。・・・と言っても蛤の身は一切なく、蛤のスープを使って和えられた冷製パスタでした。上には、ディル、コリアンダーやチャイブが乗っています。「蛤」というタイトルなのに身が入っていなかったのは少し残念でしたが、さっぱりといただけました。カトラリーもキンキンに冷えていてすばらしいです。
メニューは岩中豚のサルティンボッカ中にはセージと生ハムが挟まっています。ソースはワインバターソース。レモンをしぼっていただきます。ホースラディッシュが使われていてさっぱりいただけました。国産レモン(・・・と思われる)を使っているところも安心。
最後はピッツア!種類とサイズを選ぶことができます。サイズは大が直径26センチ、中は20センチ、小は16センチとのこと。種類はマルゲリータ、マリナーラ&クアトロフロマッジョから選びます。ハーフ&ハーフも可能です。こちらは中サイズのマルゲリータ&クアトロフロマッジョ。
ピザ生地はヨーグルト酵母で発酵させており、水分は水の代わり玉ねぎ水を使っているとか。小麦粉は国産小麦。全粒粉も入っています。
とても軽い口当たりのピザでした。ハイエンドのレストランで最後にピザが出てくるというのは少々驚きでしたが、日本料理の最後に出てくるシンプルなお米、のような感じでちょっと安心する味でした。そして何よりこのレストランの押しはピッツア!!ナポリピザともミラノピザとも違う生地の感じが珍しさもあって良かったです。
富ヶ谷のチョコレートショップ、ミニマルのカカオを使ったホットチョコレート。ほんのり酸味を感じるおいしいチョコレートでした。
カカオの果肉(カカオパルプ)を使ったアイスクリーム。さわやかな酸味と鼻をふんわり抜ける果実感です。添えられているのは、フィリピンなどで人気の柑橘、カラマンシーのソース。締めにふさわしいさっぱり系のデザートでした。
国領まで食べにくる価値ありの素敵なレストランでした。どれもとてもおいしく大満足!!
サービスについては、ドリンクの勧め方に少々居心地の悪さを感じました。ピザを待つ間、ピザにとてもよく合うということで、レモンソーダやビールを勧められたのですが、何か頼むまでその場を離れないくらいの勢いでした・・・。飲みたくないものは飲みたくないので、あまり何度もお勧めしても意味はないのではないかと思いました・・・。もう少し自然な心地よいサービスを期待したいです。
そしてもう一つマイナスポイントを挙げるとすると食後のドリンクがコーヒー、紅茶、ハーブティーしかないかこと。イタリアンレストランにはやはりエスプレッソマシーンが必要なのではないかと・・・。
いずれにせよ、お料理はとても丁寧でおいしかったです!ごちそうさまでした。