真イワシのコカ。コカとはスペインのピザのような薄いパンのことを言うのだそうです。
とても薄くパリパリした生地の上に、セロリのクリーム、パセリのジュレ、銚子産の真イワシが乗っています。肉厚でねっとりした新鮮な真イワシとコカのパリパリした生地のすばらしいマリアージュ。ディルなどのハーブも効いています。
続いて自家製のパンがサーブされました。お塩とオリーブオイルでいただきます。パンはとてももっちりした新食感。やめられないパンです。
続いてはスペインの冷製トマト風スープ、サルモレホ。ガスパッチョのような感じですが、サルモレホにはパンが入るのだそうです。アボカドのシャーベットと手長海老が添えられています。
アボカドのシャーベットは甘みが引き立っていました。手長海老はレアに火入れされておりこちらも甘みが強く、スープとよく合っていました。
見た目も華やかな素敵な一品。
中に入っているのはズッキーニの千切りのイカ墨のタリアテッレ。ヤリイカの火入れがこれまたすばらしい!ズッキーニのお花もいただけて幸せ。
岩波ポークはとてもヘルシーな豚肉なのだそうです。
こちらはスパイスを効かせた仔牛胸腺肉のフリッタ、ロメスコソース。
プチプチしたライムのような味のフルーツ、キャビアライムが使われています。オーストラリア原産のフルーツだそうで、とても希少価値が高いようです。初めていただきました。
メインはいずれも私たちのテーストには合わずちょっと残念。ポークはソースが甘過ぎ(良いお肉だったので、塩こしょうでシンプルにいただいた方が良かったくらい!)でしたし、仔牛の胸腺肉のスパイス使いはよくある唐揚げ粉風で、残念ながら洗練された感じに仕上がっていませんでした。前菜3品がすばらしかっただけにとても残念でした。
メニューには記載していないが、お腹の余裕がある方にお出ししているという説明のあったアロスメロッソ。お腹に余裕がなくてももちろんいただきます!本日はウサギのお肉で作ったものだそうです。アロスメロッソはバスク地方のお米料理で、どちらかと言うとリゾットのような感じでした。少し塩味が強い感じでした。
ビネガーのジュレ、メレンゲ、イチゴやラズベリーなどの赤いフルーツの上にクレーマカタラナがかかっています。
これはすばらしいバランスのデザートでした!特にビネガージュレがとても良い仕事をしていました。
珍しいカカオティーと一緒にいただきました。素敵なランチでした。ご馳走様でした!
おまけ:本日のペニンシュラホテルのお花。黄色でまとまった素敵なアレンジメントでした。