2013年7月27日土曜日

H.R. Higgins (女王陛下御用達のコーヒーと紅茶の専門店)

H.R.HigginsはDuke Streetにある、コーヒーと紅茶の老舗の専門店です。こちらは英国広しと言えど女王陛下にコーヒーを提供している唯一の会社だそうです。
王室御用達店になるためには5年ほど王室に商品を貢ぎ続け、選定委員会の厳しい審査を得て初めて御用達店として認められるのだとか。



 目立った看板のないシンプルな店構え。
 お店の中もとてもシンプルです。












地下には小さなカフェがあり、お店で売っているコーヒーや紅茶を頂くことが出来ます。



 飲み物を注文するとビスケットがついてきます。本日頂いたSummerは、お花の香りがうれしい紅茶でした。

お客様はリッチなロシアの方、飲み物にこだわるアメリカ人、日本人、そしてもちろん昔からこのお店を愛顧しているイギリス人の方が多いのだとか。中国の方はあまりいらっしゃらないと言っていました。人気のフレーバーティーは、グレープフルーツの香りがさわやかなBlue Ladyだそう。


Acciuga (ロンドンレストラン)

12年振りのお友達との再会!再会の場所は最近オリンピアに出来た注目の若手シェフのお店Acciugaへ。こちらはイタリアのリグーリア地方のお料理を楽しむことが出来ます。シェフは何と24歳、元プロのラグビー選手、元弁護士なんだとか!そしてプロとして料理を初めてまだ3年。色々やっているのにこの若さ。計算が全く合いませんが、それはイッターリア!!



 お店で作ったパン。少し塩っぽい感じですが、素朴で美味しいパンです。
 
プリモに頂いたのはレモンの皮の砂糖漬けとスカンピのリゾット。レモンの皮の甘さとクリーミーなリゾットが大変すばらしい一品。美味しくて唸ります。


もう一品のプリモはズッキーニとリコッタチーズのタリアテッレ。こちらも手打ちのパスタが美味しい!!

こちらは、ファッソナの仔牛肉となすのミルフィーユ。キャロットのピュレが敷かれています。とてもシンプルですが、素材のうまみが最大限に生かされた美味しい一品。


こちらはお野菜のパイ、パプリカのソース。パイと言うよりはスフレ風で、野菜やチーズが入ってフワフワです。こちらも大変美味しく頂きました。


デザートには桃のパンナコッタとベリーのケーキです。デザートもぬかりなく、丁寧な仕事です。

 
ブラボーGuglielmo Arnulfo!! 全て大変美味しく頂きました!!コストパフォーマンスも大変すばらしいです。イタリアの家庭料理をここまですばらしくプレゼンする若いシェフに乾杯。また是非訪れたいと思う素敵なレストランでした。

2013年7月25日木曜日

Gordon Ramsay (ロンドンレストラン)

本日は英国を代表するスターシェフのレストラン、Gordon Ramsayにやって来ました。ゴードン・ラムゼイのお店はロンドンに沢山ありますが、こちらはいわゆるフラッグシップ店です。
意外なほど狭い店内には所狭しとテーブルが並べられています。















重々しいテーブルセッティング。 小さなかわいらしいバラが生けられていました。












メニューにはゴードン・ラムゼイ氏の絵が・・・。


バターは不思議な入れ物に入れられて出てきました。無塩と有塩から選ぶことができます。

パンは4種類ありました。ライ麦のパンが意外な食感で甘くておいしかったです。
 
 アミューズブッシュは酸味のきいた野菜のスープです。ピクルスされた小さなお野菜、バターミルクとホースラディッシュのシャーベットの上にテーブルでトマトのコンソメがかけられました。暑い日にとても嬉しいお味で美味しく頂きました。


ロブスター、アスパラガスとハーブのトルテリーニ。ソラマメ、トマト添え。テーブルでロブスターのコンソメがかけらました。トルテリーニの中には沢山ロブスターが入っていて歯ごたえも素敵な一品でした。

アーティチョークの上にスモークされた豚バラ肉と夏野菜がかわいらしく盛りつけられた一品。お味は庶民的。

そして本日のメインコース!!!"Miso glazed cod"です。メニューを見た瞬間、え?日本人への挑戦?と思ったので、オーダーしてみることに。上には黒キノア、サイドには青梗菜、しいたけ、イカが添えられています。見た目は定食屋さんの一品。お味は我が家の定番のお弁当のおかずと変わらず・・・。う~~~~ん。これには本当にがっかり。我が家のお弁当のおかずとの大きな違いは鱈の質の違い。キノアの食感を組み合わせるところは面白いかも知れませんが、それにしてもこれが三ツ星シェフの創作とは・・・。日本人以外のお客様はこの一品をどう捉えるのでしょう?是非感想を聞いてみたいものです。












こちらはもう一つのメインコース。うさぎ肉のロース、マスタードの種のピクルス添え。こちらも感動はなく・・・。

 
デザートはバナナのパフェ。ピーナッツバターのムース、ダークチョコレート、キャラメライズされたバナナで構成されています。こちらも感動はなく大変微妙なデザートでした。


もう一品のデザートはローストパイナップル。コリアンダーの種のフィナンシェ、ココナッツミルクのアイスクリーム、バニラクリーム添え。こちらも本当に微妙。これ以上のコメントはありません・・・。

食後にはホワイトチョコレートでコーティングされたストロベリーアイスクリーム(これは美味しかったです!)

ローズウォーターのゼリーとダークチョコレートが出てきました。

本日はアニバーサリーということで、お店からかわいらしいチョコレートムースケーキのプレゼントが!ご馳走様です。

















こちらのレストランにはお客様の数より多いと思われる店員さんがいて、お水が少しでも減るとすぐに足され、店員さんは代わる代わる色々な言葉をかけてくれます。若干too muchな気もしましたが、サービスはさすがでした。
期待値が高過ぎたせいかお料理には感動はなく・・・。
でも別の意味で大変思い出に残るランチでした!
 

2013年7月22日月曜日

祝!長男誕生!

ウィリアム王子とケイト妃にご長男が誕生しました!!
マスコミもかなりの盛り上がりを見せています。
おめでとうございます~!スクスク健康に育ちますように。

2013年7月21日日曜日

アンディー・マレーとお寿司の関係

7月7日に英国人として77年振りにウィンブルドンで優勝したナショナルヒーロー、アンディー・マレー氏の大好物はお寿司。190センチ84キロの体型でハードなテニスをすると一日6,000キロカロリーと6リットルのお水を消費するのだそうです!
 
マレー選手は一回の食事で50貫ものお寿司を食べるとか!何処に試合に行っても必ずお寿司を食べるそう。ウィンブルドンではクーラーボックスにお寿司を入れて持ち込み、試合が終わった後に食べていたのだそう!
お米はプロテイン、お寿司に使われる魚にはオメガ3、海苔にはヨウ素が含まれているため、スポーツ選手には良いのだとか。他方、お寿司を食べる時に使う醤油や味噌汁には塩分が沢山含まれている、最近の巻き物にはマヨネーズが沢山入っていてカロリーが高いなどという批判もあるようです。(・・・醤油の塩分についてははお寿司そのものの問題ではなく、醤油をくぐらせて食べる食べ方に問題がるような気がしますが・・・)
各国における寿司ブームにより、醤油をはじめとする日本食関連ビジネスの売り上げが伸びているのだとか。時代や人々の嗜好が変わるとビジネスの中心も変わってくるということを感じます。

2013年7月14日日曜日

ヴェネト州の美味しいもの (Bigoli)

 
イタリアヴェネト州名物ビゴリ。どうしても自分で料理したくてスーパーで半生パスタを買って持って帰って来ました。

伝統的なラグーソースにこだわる必要もないかと思い、家にあった蟹の缶詰とトマトの水煮を使って蟹のトマトクリームソースにしました。もちもちの麺で美味しく頂きました!


その他、今回現地では頂くことはできませんでしたが、Amaroneはヴェローナ自慢の赤ワイン。ぶどうを100日ほど陰干し、さらに何年も熟成させて造るワインです。こちらは各ワインメーカーが秘伝の方法で造り、製造方法に違いがあるため、イタリアワイン法上で規定できないことから、一番上の格であるDOCGはもらえていませんが、偉大なワインなのだそう。

2013年7月13日土曜日

The Five Fields (ロンドンレストラン)

本日は新しいレストラン、The Five Fieldsにやってきました。スローンスクエアの駅から少し歩いた所にある一軒家風のお店です。

店内には狭い間隔で沢山テーブルが並べられています。




メニューを吟味していると、テーブルにはホモス(ひよこ豆のペースト)にささった小さな小さなお野菜とオリーブが出てきました。ここで使われているお野菜やハーブはイースト・サセックスにある畑で大切に育てられています。小さな人参、ラディッシュとズッキーニには一つ一つ丁寧にオリーブオイルと塩がまぶされていました。お野菜は新鮮で甘く、ホモスもとても美味しかったです。
続いて温かいおつまみの数々。ソルトビーフのコロッケ、豚肉とトマト、チーズ入りのシュー。

こちらのグラスワインには何と甲州ワインが!!ソムリエのお姉さま曰く、テースティングメニューでワインペアリングの最初のワインはこの甲州ワインルバイヤートだそう。生のものに良く合うそうです。ソムリエさんは山梨県の位置など、よく勉強していました。せっかくなのでグラスでこちらを頂くことに。


ミネラル分が高くスッキリした飲み口のワインでした。
 
パンは3種類です。温かいものをその都度出してくれます。






アミューズブッシュは緑のガスパッチョ。日本の湯呑のような器に入って出てきました。グリーントマト、フェンネル、セロリ、ピーマンなど色々な緑の野菜が入っているのだそう。中にはグリーントマトのピクルスが入っていて暑い日には最高のスープです。
 
1品目はコーンウォール(Cornish)の蟹。ほぐした身の上にキャヴィアが乗っています。ソースはとうもろこしのソース。コーンウォールとコーンのダジャレです。ほのかにこぶみかんの皮の香りがして、少しタイ風。とても美味しくかなり期待が高まります。
次のお皿のタイトルは”Summer(夏)”。小さなお皿が3品出てきて懐石風です。

こちらは玉ねぎのグリルといちじく。夏トリュフが沢山上にかかっています。香りがすばらしい~!

次は小さなお野菜のグリル。最後にセラノハムでとったスープがかけられました。きれいな緑の器は、きゅうりとグリーンマンゴーのゼリー。どれもお野菜の美味しさを感じられる楽しいお皿でした。

続いては、フォアグラ。グースベリーとヘーゼルナッツの砕いたものと一緒に頂きます。臭みが全くなくさっぱりした美味しいフォアグラでした。


続いてはオークニー産のホタテ貝。緑のレンズ豆と貝のソースと一緒に頂きます。日本産のホタテ貝のようにしまってはいないのですが、甘くておいしいホタテ貝でした。
続いてはスコットランドのロブスターの焼きもの。グリーントマト、メロン、アーモンドが添えられています。ソースはロブスターのソース。新鮮で歯ごたえの良い美味しいロブスターです。焼き加減も最高のタイミングです。

お肉料理はヨークシャー産のラムかバークシャー産の鹿肉から選びます。
こちらはラム。人参となすが付け合わせです。
こちらが鹿肉。ビーツ、ブラックベリーとスモークされたリコッタチーズが添えられています。
お肉料理はいずれもとても柔らかく美味しいものでしたが、ロブスターまで続いた感動はなく・・・。最後のメインにもお魚料理のチョイスがあれば、もっと良かったと思いました。

続いて最初のデザートは”いちごとクリーム”。イギリス人が大好きなデザートです。でもこちらのいちごクリームは普通のいちごクリームとはちょっと違いました。フレッシュないちごと野いちごにクロテッドクリームのアイスクリームといちごとスパイスのピュレ、いちごのゼリー、シャンパンで作ったサバイヨンクリームが添えられています。メニューを見た時は少しがっかりしたのですが、食べてみると素材の美味しさもさることながら、工夫が感じられてとても満足のいく一品でした。


メインのデザートは英国産ヤギのチーズのアイスクリーム、黒オリーブのマドレーヌそしてなぜか温かいブラックベリーです。ちょっと不思議なデザートでしたが、甘すぎない大人の味でした。
最後に手作りのマシュマロと3種類のトリュフが出てきました。

まだオープンしたてとあって、お料理とお料理の間隔が長すぎるな、と感じることもありましたが、英国産の素材を生かした美味しい料理の数々でした。特に新鮮なお野菜を使ったお料理とシーフード系のお料理はとても美味しかったです。量もほどよく、サービスもとてもすばらしいものでした。ただ、店内の照明が暗かったのが難点。せっかくの美味しそうなお料理もこの照明では・・・。そのうちスタッフが慣れてきたら、是非ランチタイムにも営業してほしいです。