2010年9月30日木曜日

定例会会場

日本から速報が届きました。何と、定例飲み会を行っていた高田馬場の焼鳥屋さんにエストニア産のクーラーが登場しました!!!
今年の夏エストニアに遊びに来てくれた仲間との定例会会場だったので本当にびっくりです。


実はこのクーラーを輸出しているのは1898年に創業したエストニアが誇る酒造会社Liviko。去年(主に)日本向けの低アルコール飲料用の生産ラインを開設し輸出を開始しました。我らが定例会の会場にも進出とはいやはや本当に不思議なつながりというかご縁を感じます。

2010年9月27日月曜日

Kadriorg (レストラン)

毎年美味しいお店ランキングに入っているイタリア料理のレストラン、Kadriorgに行ってきました。

内装も素敵です。

小さな前菜はトマトのマリネ、クリームチーズ添え。

私の今日の前菜はかぼちゃスープです。まず、フェンネルのピュレの上に海老があしらわれたスープ皿が出されます。ここで美しい盛りつけをじっくり味わった後、その上にかぼちゃのスープが注がれます。食べるまでに色々想像力のふくらむ一品。とても良い味付けでした。手作り風のパンとの相性もばっちりです。









鴨のリゾット。

イカ墨のパスタ。
楽しみにしていたのがデザート。不思議なシャーベットがあるという噂だったので、早速チャレンジ。まずはほうれん草とナッツのシャーベット。まったく青臭くなくさっぱりとした味です。

より私好みだったのはシソ味のシャーベット。シソ味の秘密は、ルバーブとバジル。この組み合わせが私にはシソ味に感じてしまいました。不思議です。今度家でも実験したいと思います。

2010年9月25日土曜日

お勧めレシピ(エストニア風?焼きリンゴ)

先日お料理教室に行ってなるほどと思った一品が焼きリンゴ。なるほどの訳はマジパンの使い方。マジパンというとケーキの飾りかケーキの材料に混ぜるくらいしか応用がなかったのですが、焼きリンゴにマジパンはなるほどです。マジパン大好きなエストニアらしい一品。早速家でも少しレシピを変えて実践してみました。


≪材料≫

りんご

マジパン(なければアーモンドパウダーと砂糖を3対1くらいで混ぜて生クリームかアルコールでつなぐと良いと思います→かなり適当です。)

ドライフルーツ(干しブドウ、干しいちじく、干しクランベリー等)

生クリーム

お好みのアルコール(ブランデー、コアントロー、キルシュがお勧め)


≪作り方≫

①りんごはよく洗って種の部分と底の部分をくりぬいておく。(ただし中に詰め物をするので底に穴を開けないように気をつけて)

②マジパンを細かく切って生クリーム(小さじ2くらい)、アルコール(小さじ1くらい)、細かく切ったドライフルーツを加え、焼く前のお好み焼きくらいのかたさにする。

③②をりんごにたっぷり詰める。

④200度のオーブンに入れて約20分、りんごがしんなりするまで焼く。オーブンがなければラップをして電子レンジに10分くらい入れても同じように出来ると思います。


マジパン、シナモン、レーズン、ブランデーでも美味しいと思いますよ~。お料理教室ではこれにカスタードソースを添えていましたが、なくても蜂蜜を添えたり粉砂糖をかけるだけでも充分です。簡単で素敵なおもてなしの一品を教えてもらいました。


ビオ(BIO)ミルク






















オーガニックショップで週に2回だけ販売しているビオミルク(まさに生のしぼりたて!)でプリンを作ってみました(食欲が勝りプリンの写真は撮り忘れました・・・)。その仕上がりの甘さに感激!レシピの8割のお砂糖しか入れなかったにも関わらずです!!!自然の力はすばらしい。今度はレシピの半分のお砂糖でチャレンジしてみようと思います。



このビオミルクは脂肪を均質化することはもちろん殺菌もしていないので、放っておくと脂肪分が上に浮いてきます。もちろんよくかき混ぜるとバターも出来ます。



ビオは自然農法と日本では訳されているようですが、ドイツやフランスなんかでとても流行っているようです。聞くところによるとその農法は微生物などの利用はもちろんのこと、月の満ち欠けなども活用しているそうです。最近日本ではビオワインも人気ですよね。



タリンでは旧市街の外にビオショップがあるのでたまに顔を出していますがミルクが一番感動しました。ビオミルクは予約をしておかないとすぐになくなってしまう+1リットルが最小単位なのでなかなか買えないのが残念。

2010年9月24日金曜日

ようこそ

タリンの空港のこの老夫婦の笑顔、心から歓迎してくれているようで大好きです。街で見かける印象ですが、今年は去年に比べグループでエストニアを訪れる日本人観光客が増えた気がします。こうして迎えられると本当に嬉しいですね。

2010年9月23日木曜日

Kensington Church Street (ロンドン)

ロンドンのケンジントンチャーチストリートは最近ロンドンでお気に入りの通りです。地下鉄ハイストリートケンジントンからノッティングヒルゲートをつなぐ道で、その両脇には楽しいレストランやお店が沢山並んでいます。


ひときわ目立つのがお花だらけのこのパブ。何とこの奥はタイ料理のレストランなのだそうです。今度は是非お味を試しながら取材をしてみたいと思います。





そしてもう一つ、The Cupcake Companyをご紹介します。 最近派手でかわいらしいカップケーキが流行っていますが、ここもそんなかわいらしいカップケーキが沢山陳列されています。













今回は試しに真っ赤な生地のレッドヴェルヴェットとホワイトチョコレートのカップケーキを買ってみました。なんと2つで5ポンド!!(約650円)レッドヴェルヴェットケーキはアメリカの家庭のケーキだそうで、その昔ココアとお酢を混ぜてケーキを焼いてみたら真っ赤なケーキになってしまったのだとか。本当かどうかわかりませんが、最近では食紅を使ったりビーツやカシスのジュースを使ったりして真っ赤にしているそうです。
強烈に甘いアイシングは健康のためほとんど残してしまいましたが、見た目が本当にかわいらしいので手土産に喜ばれそう。
ケンジントンチャーチストリートにはまだまだ面白いお店が隠れているので今後も研究の価値ありです。

眺めの良いレストラン(ロンドン)

ロンドンの金融の中心地であるシティ地区は観光の名所でもあります。美しいバロック建築のセントポール大聖堂やテムズ川を楽しむ観光客と携帯電話を片手に急ぎ足で通り過ぎる人々との対比も面白い街です。

















セントポール大聖堂をテムズ川に向って歩くと、西暦2000年を記念してロンドン市が建設を企画したミレニアムブリッジがあります。

(ミレニアムブリッジからロンドン橋<一番奥に映っている橋です>を写しました)

ミレニアムブリッジの向こうには現代アートを扱う美術館、Tate Modernがあります。


今回訪れたのはテートモダンの最上階にあるレストラン。

ガラス張りの内部からはこんなに美しい眺めが!

前菜に頂いたのはメッゼ。ビーツのペーストがあるあたりがイギリス風?
メインは羊のグリル内臓のカレー風味煮込み添え。ウエイトレスのお姉さんが「かなりスパイシーですが大丈夫ですか?」と確認したのが分かる気がしましたが、なかなかでした。


デザートはグースベリーのクランブル。とても甘かったです!

すばらしい景色を眺めながらの素敵なランチでした。観光の合間の休憩にもお勧めです。

Fast Japanese (ロンドン)

ロンドンには手軽に食べることのできる”日本食”(ここでは勝手にファーストジャパニーズと呼ばせて頂きます)のお店が沢山!そのお店の数の多さは本当にびっくりです。昼時のオフィス街ではネクタイ姿の人やお財布片手のOLなどがファーストジャパニーズのお持ち帰り用の袋を持って急ぎ足で歩いている姿を見ることが出来ます。公園や広場でお箸を使ってファーストジャパニーズを食べている人も沢山!タリンの日常に慣れた私にはそういった光景が不思議に映ってしまいます。大昔アメリカで海苔で巻いたおむすびを食べていたら、無邪気な子どもから「おえ~~~~(yak!!)、気持ち悪い。ゴミ袋食べてる。」と言われてしまったことが若干トラウマになっている私としてはこうした”日本食”ブームは本当に誇らしい限りです(あの時気持ち悪いと言った子どもたちもきっと今頃大きくなって、お箸を使ってお寿司を食べることがかっこいいと思っていることでしょう)。





大人気のファーストジャパニーズではありますが残念ながら日本人らしきお客さんの姿を見ることはあまりありません。お味が大変気になるので、今回は「わさび」というファーストジャパニーズにチャレンジしてみました。今回行った支店はオフィス街のど真ん中ということもあり昼時になると長蛇の列。”屋台コーナー”では焼きそばやお好み焼きなども提供されています。




お持ち帰りはもちろん、ここで買って食べることも出来ます。イートインの空間は清潔感あふれるモダンなインテリアです。
海鮮お好み焼き、海鮮丼、にぎりと巻物のセットを試してみました。海鮮丼はごま油で味付けがしており韓国風。お寿司とお好み焼きは日本のコンビニで売っているものに限りなく近いお味でした。近くの席の男性2人組がフォークとナイフを使って美味しそうにお好み焼きを食べている光景はなかなか微笑ましいものでした(お好み焼き一枚で本当にお腹が一杯になるのか人ごとながら心配になりましたが・・・)。


場所は変わってタリンでも寿司ブームは続いています。つい最近、我らが庶民の味方であるRimiというスーパーでも自社製品ラインで”寿司ライス”を販売していることを発見しました。私のまわりでも海苔巻きを自分で作る人は結構いますが、Rimiが自社寿司米を出すまでとは!お値段は500グラム18.5クローン(約130円)でした。

Rimiでは海苔や巻き簾も購入することが出来ます。
あちらこちらで日本食が流行るのはすばらしいことではありますし、日本人として誇りに思いますが、本当の日本の味がどれだけ伝わっているのか若干の不安を感じる今日この頃です。

2010年9月19日日曜日

アイスランド旅行 (ブルーラグーン)

最終日の午前中は世界最大の露天風呂ブルーラグーン(Blue Lagoon)に行ってきました。ここブルーラグーンはスヴァルスエインギ地熱発電所が組み上げたお湯を再利用した人口温泉です。ここの温水の原泉は地下2,000メートルの海水です。地熱により240度に温められた海水が地上に到達するまでに冷まされ、同時に様々なミネラルを吸収して温泉水になるのだそうです。もちろんここは発電所ですから、その過程で発電の源として活用されているので、いわゆる排水利用となります。

入場料は28ユーロ(かなり強気)。総水量は何と600万トン。
温泉には水着を着用して入ります。

温泉の片隅には泥パックも用意されています。皆さんツルツルお肌を目指してたっぷりつけていました。温度もちょうど良く気持ち良かったです。たっぷり含まれているシリカのお陰で入浴後の髪の毛はゴワゴワでしたがそれも良い思い出。

ランチは併設されているレストランLavaでアイスランド料理のビュッフェを頂きました。羊肉の燻製等アイスランド名物をたっぷり頂くことが出来ました。
アイスランドは日本と同じ捕鯨国。ビュッフェの一品には鯨肉もありました。
これは鯨肉のお刺身。お醤油に漬けられています。

こちらは鯨肉のステーキ。私は個人的に鯨肉はあまり食べ慣れていないという理由で好きではないのですが、歴史的に営まれてきた捕鯨文化は尊重しています。同じ捕鯨国ということでさらにアイスランドに親しみを感じました。


アイスランド旅行 (Northern Light Inn)

2日目の夜はブルーラグーンにあるNorthern Light Innに宿泊しました。ブルーラグーンは空港から車で約20分の所にあり、オーロラの観測地としても有名。

部屋の外は見渡す限りの溶岩。ホテルにはオーロラ観測室も用意され、オーロラ気分が盛り上がっていたのですが、この日は生憎の曇り空。オーロラ観測には絶好のシーズンだったのですが、残念ながら今回は諦めました。




・・・ということで今回はノーザンライトインでのお食事を楽しむことに。溶岩の向こうに見えるのはスヴァルスエインギ地熱発電所です。
前菜に頂いたのはスモークサーモンとにしんのマリネ。両方ともエストニアでも食べられているものでしたが美味しく頂きました。にしんのマリネには黒パンが付いてきたりしてエストニアを懐かしく思い出しました。










メインに頂いたのはアイスランドの名物ラム。やわらかくてとても美味しかったです!!


デザートはこれまたアイスランド名物のskyr(スキール)。ウエイトレスのお姉さんも説明に困っていましたが、「ヨーグルトのようなもので、身体に良いからアイスランドの人は皆食べているの」と言われたのでチャレンジしてみることに。このレストランのものは少し甘めの味付けでしたが、クリームでもチーズでもヨーグルトでもない、クリーミーで美味しいアイスランド名物を発見しました。

空港のスーパーにはこんなに色々な種類のスキールが!!調べてみるとスキムミルクから作られる乳製品で脂肪分がほとんどないのだとか。なんだかすばらしいもののようです。せっかくだからもう少し食べておけばよかったです!!