2009年8月31日月曜日

リトアニア・ラトビア旅行1(トゥラカイ城)




3日間の夏休みを頂き日本から遊びに来てくれた友人とリトアニアとラトビアを駆け足で回ってきました。日曜日の夜タリンからリトアニアの首都ヴィニリュスまでエアバルティックで飛びその日は何もせずホテルで休息。ヴィリニュス行きの便は70人乗りくらいのプロペラ機だったのですが、乗客はたった18人!経営が成り立つのか心配になってしまいました・・・。

リトアニア初日はヴィリニュスから郊外にバスで約30分のところにあるトゥラカイへ。ここは昔首都が置かれていたところで、14世紀後半に建てられたお城が有名です。長い歴史の中で基礎を除く多くの部分が破壊され、今私たちが見ることが出来る城の上部は復元されたものなので、見た目はとても新しいのですが、中に入ると中世の騎士の甲冑など、歴史を感じる品々が沢山保存されていました。

美しい湖畔の町で自然を楽しみながら一日ゆっくり過ごすのも良いかもしれません(強攻スケジュールの私たちはヴィリニュスへとんぼ返り・・・)。

2009年8月30日日曜日

タリンの展望スポット







タリンの展望スポットはいくつかあるのですが、今回最難関である聖オレフ教会に初挑戦することになりました!足の長い人用の階段はその数258段!背の低い(・・・ではなく足の短い)私にとっては258回の腿上げ状態。噂どおり大変厳しい道のりでした。旧市街で一番高い聖オレフ教会は地上から展望台までの高さが60メートル、屋根のてっぺんまでは123.7メートルだそうです。展望台からの眺めはおとぎ話の舞台を模型にしたらきっとこうなるんだろうな、と思うようなかわいい世界。小人や妖精が出てきそうです。そんな幸せ気分もつかの間。階段を下りたら足がビクビク小刻みに震えていました・・・。

一方、私が楽ちんコースと呼んでいる新市街のRadisson SASの24階にあるカフェからの景色は鳥瞰図です。ここの良いところは聖オレフ教会が景色の一部になるところ。そして何よりセレブ気分でお茶を楽しめるところです。
写真は一番右が聖オレフ教会。左が聖オレフ教会からのおとぎの世界。下はオレフ教会入りの展望写真です。

2009年8月29日土曜日

野外博物館









タリンに2日以上滞在される方を必ずご案内する所がエストニア野外博物館。エストニア各地の古い建物をそのまま持ってきたテーマパークです。民家、学校、教会などなど素朴なエストニアの田舎生活を自然の中、マイナスイオンをたっぷり吸収しながら楽しむことが出来ます。今回はフォークダンスのショーまで満喫。エストニアのフォークダンスはかなりハード。比較的高齢のダンサー(笑)の皆さま汗だくでがんばってました。それにしてもエストニアの田舎風景は日本のそれにそっくり。茅葺屋根やかかしなど私にとっては懐かしい光景です。





2009年8月24日月曜日

ジロール茸




デパートでジロール茸が売られているのを発見!レストランでしか味わうことが出来ないと思っていたきのこがここでは何と200グラム40クローン(400円 注:分かり易いのでずっと勝手に1クローン10円で計算していますが、本当は平均すると9円位と思われます)!!日本だと冷凍物で100グラム700円くらいするらしいです。生のジロール茸はとても甘い香り。早速買って帰ってきのこた~~~~っぷりのクリームパスタにしてみました。こんなに贅沢に頂いたのは初めて。しゃきしゃきした口当たりでとても美味しかったです。!!

そう言えば先日タリンから20分ほどバスに乗って行った野外博物館のバス停でバスを待っているきのこ狩りをしていたらしいかわいらしいおばあさんに会いました。ビニール袋の中に色々な色の色々な種類のきのこを沢山持っていて微笑ましかったので、「きのこ狩りに行ったのですか?」と聞くと「そう、すぐそこのあそこの森よ。案内しましょうか?」(以上の会話はすべてお互いがそう理解したであろうと思われる私の推測。)と言われましたが、バスが来そうだったので、丁重にお断りしました。素敵な出会いでした。

エストニアは冬に向かってまっしぐらです。朝晩はかなり寒くなってきました。今朝は12度。また、毎日2分くらいずつ日の出の時間が遅くなり、日没の時間が早くなっています。明日は日の出が05:01、日没が19:43。白夜の日々が懐かしいです。

2009年8月22日土曜日

Restoran Ö (ウ)

本日はジュネーブから遊びに来てくれたお友達のお誕生日。エストニアレストランガイドで何年も連続で一位の座を取り続けているRestoran Ö(ウ) に行ってみることにしました。













レストランウはフレンチにエストニアのテーストを加えたフュージョン系のとってもおしゃれなレストラン。私たちはせっかくなのでテースティングメニューにトライ。アミューズに始まり、前菜3品、お魚、シャーベット、お肉、チーズ、デザートとフルコース。一品一品が少なめだったので、私たちも最後まで完食!!食べ終わった後はかなりお腹がいっぱいでしたが、ざりがに、うなぎ、血のソーセージやチーズなど、エストニアの変わった食材を色々楽しめる素敵なコースでした。さすがはナンバーワン!!お友達にも素敵なお誕生日になったと喜んでもらえました。

2009年8月21日金曜日

トーマスおじさん




タリンのシンボル、トーマスおじさんに会って来ました。トーマスおじさんはラエコヤ広場にある旧市庁舎の風向計。タリンの旧市街にはいたるところにかわいい風向計があり、中でもトーマスおじさんはみんなの人気者。現在市庁舎に付いているのはレプリカですが、本物は旧市庁舎の博物館の中にあり、本日対面してきました。つぶらな瞳がかわいいトーマスおじさんは意外に大きくてびっくりしました。トーマスおじさんは1530年生まれだそうです。タリンの歴史を色々を見てきたわけですね。

2009年8月19日水曜日

独立回復記念日とメロンパン


今日はエストニアの独立回復記念日。・・・ということで本来であれば仕事はお休みなのですが、午前中はどうしても出勤する必要があり、午後だけのお休みに・・・。久し振りに家でゆっくり過ごすことが出来そうなのでかねてから同僚からリクエストのあったメロンパンを作ることに。家の中で一番お気に入りの広いキッチンはやはりすばらしい。日本製の発酵機能付き炊飯器もすばらしい。でも中国製のスピードカッターは最悪。途中でプラスチックがスクリューに削られ部屋中臭いにおいが・・・。しかもクッキー生地は一切混ざらなかったので結局手で混ぜることに。2000円で安かったので衝動買いした私が悪かった。も~~~~~~。本日購入したまな板と共に・・・。お味は最高でした!!今夜はこれから独立回復記念日と戦勝記念塔の前の広場完成記念式典が自由広場で行われます。最後にライトアップするのがこの国のセレモニーの一つのパターンらしいので、今日も21時開始でそのような流れになるのだと思います。私は前回の教訓からテレビで観賞予定。また感激の合唱があるはずです。楽しみです。

2009年8月16日日曜日

オランダ旅行4




3泊4日のオランダ旅行でしたが、エストニアから他のヨーロッパに行くのもたまにはいいものです。クリームコロッケやうなぎの燻製(写真)などの定番オランダ名物料理はもちろん、久し振りに「美味しい」中華や焼き鳥、お寿司などの日本食も味わうことが出来て大変充実したオランダ旅行でした。

そしてオランダらしい裏の世界も沢山見ました。中華街でたまたまやっていたゲイパーティに出席していたド派手な美しい(?!)方々や、飾り窓地域の各ブースでお客さんを待つ下着姿の美しいお姉さんなどなど、カルチャーショックも沢山!観光はもちろん、日本食材店や中華食材店での買い物までほぼフルにアテンドしてくれたお友達に大感謝!!

やっぱりタリンに帰ってきたらほっとしました。もうここが私の場所なんだと改めて実感。

2009年8月14日金曜日

オランダ旅行3(マドローダム)




キンデルダイクの帰りにハーグにあるマドローダムに連れて行ってもらいました。マドローダムは何から何まで25分の1に再現してオランダの見所を紹介するミニチュアテーマパーク。本当にすばらしい出来で感激です。アムステル国立美術館の窓からは、レンブラントの「夜警」を観賞する人々の姿まで見えるという芸の細かさ。意外に楽しめました。

オランダ旅行2(キンデルダイク)




アムステルダムから車で約1時間半のキンデルダイクはオランダらしい風車で有名。ラッキーなことにこの日はほとんどの風車が動いており、自然とよく調和したオランダの風景を楽しむことが出来ました。この風車にはそれぞれ風車守の一家が住んでいて、中を見学することも出来ました。女性の平均身長が170センチ近いと言われている大きなオランダ人が天井の低い風車の中に住むのは考えただけでも大変そうです。風車守の仕事はオランダでは大変名誉あるお仕事らしいです。

2009年8月13日木曜日

オランダ旅行1




週末にお休みをつけてオランダを旅行してきました。乗換地コペンハーゲンでは久し振りにスターバックスに再会し、そういえばこんなカフェもあったなぁ、と都会生活時代(?!)を思い出しました。アムステルダムに到着して最初の驚きは空港の大きさ!着陸してからターミナルに着くまでに所要した時間は約15分。1分で到着するタリンとは大違い。アムステルダムは何から何まで大都会。タリンではめったにお目にかからない人だかりに大興奮でした!!初日は野外マーケットでにしんのサンドイッチを頂きました。ホットドック用のパンににしんと玉ねぎのみじん切りとピクルスを挟んだだけのとってもシンプルなサンドイッチですが、お味はなかなか。

2009年8月11日火曜日

新しいチャレンジ


せっかくエストニアに来たのだからここでしか出来ないことをやろうと前々から色々計画していたのですが、その欲望がついに一つ叶うことになりました!!なんと、合唱を始めることにしたのです。同僚に調べてもらった結果農業省の合唱団が良いのではということになりました。歌の祭典が終わって落ち着いたと思われる7月中旬、外国人で初心者ですが受け入れて頂けないでしょうか、とメールを書いたところ、忘れた頃にマネージャーから電話があり、「指揮者とも調整して受け入れることにした。ついては8月12日に一度顔をだしてくれ。」、との連絡が!!そしてついに今日その日が来たのです。遅刻しそうになったので汗だくで会場に到着すると指揮者の先生が2人いらしており、突然声をテストすると言われ発声することに!!!突然すぎて緊張も何もなかったのですが、笑えたのが、ここでは「ミミミ~」で発声練習するということ。日本だと「アアア~」か「ラララ~」ですよね。相変わらずかわいいエストニア。テストの結果、私はソプラノを担当することになりました。お褒めの言葉まで頂きました。エストニア人は調子にのせるのも上手。合唱団では将来的に日本の歌も取り入れたい意向をもっている模様。そして私のために特別にエストニア語の発音練習もしてくれるんですって。感激!本格的な練習は9月からですが、とても楽しみです。エストニア人のお友達も出来そうで嬉しい限り。民族衣装を来てステージに立つ日を夢見てがんばります!

2009年8月9日日曜日

ハープサルのスモークサーモン







ハープサルの屋台で美味しそうな匂いにつられスモークサーモンを買ってみました!何と、サーモンを1匹丸ごとスモークしているんです。こちらのスモークサーモンは中までしっかり火が通っているのが主流です。この手作りスモークサーモン、そのお値段がとってもびっくり!一匹40クローン(400円!!)。(写真の山のようなスモークサーモンの奥にそろばんが見えますので是非注目して下さいね。)


家に帰ってスモークサーモンサラダディナーを楽しみました。塩加減もぴったりで、スモークの香りが本当にすばらしい美味しいものでした!!買って良かった!!!

ハープサル




今日は日本から友達がやってきたので同僚が車を出してくれてタリンから南西に100キロほど行ったところにあるハープサルという街に行ってきました。


ハープサルで一番有名なのは、写真の「僧正の城」。ここにある洗礼堂の窓に、8月の満月の夜、白いドレスの女性が浮かび上がるという伝説があります。この女性は僧正の城にいた僧侶の愛人で、聖歌隊の少年の恰好をして女人禁制の城に忍び込んでいたとか。ある日司祭に見つかってしまい、僧侶は飢え死にの刑、女性は建設中の壁に幽閉されることになりました。ところが、壁を工事していた人々は彼女がいることに気付かず壁を作ってしまい、そのまま彼女は壁に埋められてしまったとか。それからこの伝説が生まれたのだそうです。

ここハープサルの帰りに寄ったショッピングモールで何とテルテル坊主に出会いました。街の人に聞いたところただのデコレーションと言われてがっかりしてしまったのですが、何かあるに違いないので引き続き調査を続けます。

2009年8月6日木曜日

スリーシスターズホテル







観光名所にもなっているスリー・シスターズホテル。ここは、天皇皇后両陛下やエリザベス女王も泊られた由緒正しい5つ星ホテルです。ホテルの開業が始まってからはまだ5年ですが、建物自体は中世のもの。中世の住居の集合体で、3つ仲良く並んでいるので三人姉妹と言われています。

今日はそこでBBQパーティが開催されたので、顔を出してきました。BBQと言っても高級ホテルが行うととっても上品。優雅な夕べになりました。

BBQの後ホテル側の案内によりVIPが多数泊られたピアノ・スィートを見学。ピアノ・スイートは建物の構造上、とても変わった造りでした。リビングエリアがとても広く、その奥にとても狭いベッドルーム、一番奥にベッドルームより広いバスルームがありました。イギリス人の友達は「ここにエリザベスが泊ったのね~」と感慨深げでした。




2009年8月2日日曜日

大家さんの趣味2


大家さんと私は結構趣味が合っていてキッチンのセンスをはじめ大抵の物は気に入っているのですが、大家さんの趣味で今一つ気に入らないものが・・・。それは暖炉の通気口を隠すために壁に掛けてくれた絵。有名な現代アーティストの絵らしいのですが、どうもこの女性が私は気に入らない・・・。鳥とよくわからない生き物とこのピンクはかわいらしいのに・・・。

大家さんの趣味




私の大家さんはエストニア国内ではもちろん、世界的にも結構有名な映画監督。私はそういった方面にはあまり関心がないので、よくありがたみが分かっていなかったのですが、先日インターネットで名前を検索したところ何百と出てきてびっくり!!!
そんな大家さんの趣味はアンティーク。家中ロココ調のアンティーク家具だらけです。しかも日常生活にはあまり役に立たないものばかりで、結局ダイニングテーブルとソファーベッドを自分で調達しました。 大家さんの第2のこだわりは「床」。床はエストニア人にとってとても重要らしく、アパート組合からお手入れ方法についてのレクチャーが2度もありました!別の家を見に行った時も床についてこれがいかにすばらしいか、特別なデザインなのかを何度も聞かされていたので、エストニア人の一般的なこだわりなのかもしれません。・・・ということで、日本ではパラサイトだったこの私が二週間に一度、大家さんから特別に頂いた写真の液体を使って床掃除をやることになりました。人からお借りしている家だからきちんと使わなくてはいけません・・・。

2009年8月1日土曜日

戦勝記念塔














少し前の話になりますが、エストニアの新たな観光スポットが6月23日の戦勝記念日に自由広場にオープンしました。23時から始まった記念式典ではイルヴェス大統領をはじめ政府の要人、独立戦争(1918年~1920年)に参戦して国を守った人々も参列のもと、この戦争で亡くなった方のお名前が一人ひとり電光掲示板に流れ、すばらしい合唱が行われました。24時頃になってあたりがやっと暗くなった頃、この記念碑がライトアップされ感動と共にセレモニーが閉幕しました。
今は観光客が集い、市民が花を手向ける憩いの場所の一つとはなっていますが、この記念碑は旧市街の雰囲気にそぐわない、センスが悪いと私のまわりのエストニア人にはかなり不評。チェコ製のクリスタルで出来た塔はなぜかピンク色に変色したりしてもうすでに2度も一部交換作業が行われ、その度に新聞の一面をにぎわせています。私はこれはこれで悪くはないとは思いますが・・・。
塔の手前はエストニア国旗です。地球の歩き方によると矢車菊の青は古代の自由、黒は失われた独立、白は明るい未来だそうです。エストニアの人は本当に旗が大好きです。過去の悲しみから自由になり、エストニア国民として一つになった今を心から誇りに思えるからなのでしょうね。

缶詰のパン


今日から8月。月日の経つのは本当に早いです。防災の日には1カ月早いですが、今朝は緊急事態発生時のために職場で備蓄していた賞味期限切れの缶詰のパンを頂きました。賞味期限は何と2年も前に切れていたのですがレンジで温めて美味しく頂きました。お水かお湯を入れるだけご飯というのもあって、それもなかなかのお味でした。それにしても日本の技術はすごいですね。
実際に使う出番のなかった緊急備蓄食料を捨ててしまうのは失礼なので3日1度くらいのペースで消費したいと思います。