2010年6月27日日曜日

袋に入った牛乳

エストニアでは液体系の乳製品は2種類のパッケージに入れられて店頭に並んでいます。日本でもおなじみのカートンタイプとビニールのパッケージ。ビニールタイプは、ゴミの量が減り、とてもエコ(もちろん燃やす際に環境に有害な物質が出ないことが前提ですが・・・)。同じ1リットルの牛乳でもビニールタイプの方がカートンタイプより2.4クローン(約20円)も安いのでお財布にも優しいです。


ビニールタイプはピッチャーに移してから使うのですが、日本だったらパッケージごと上手にはめ込んでそのまま使えるような容器が開発されそう。











スーパーの乳製品売り場はこんなに充実。牛乳の他、各種クリーム、ヨーグルト、ケフィア、サワークリームなどが売られています。










チーズの売り場面積もかなりのもの(奥の什器もチーズです)。


2010年6月26日土曜日

こんな所にも!!

以前ご紹介したロッテちゃん、今日はスーパーのケーキ売り場で発見。子どもが食べることが前提で作られているはずのケーキなのにこの色は強烈。100.90クローン(約900円)也。
それにしても愛らしいキャラクターですね(当地在住の日本人の間ではあまり人気がないようですが・・・)。


2010年6月24日木曜日

夏至祭

エストニアに来て二度目の夏至を迎えました。日の出は03:03、日没は22:40で、夜中まで明るい毎日。日が長くなった5月頃はこれに身体がついて行けずなかなか寝付けなかったり、夜中に何度が目が覚めたりしましたが、今では明るい時間に寝ることにもすっかり慣れました。これを境にどんどん日が短くなっていくと思うとすでに悲しいです・・・。
ところで、エストニア人にとって夏至とクリスマスはとても重要な日。この前後、タリンは観光客にほぼ独占されエストニア人が消えます。皆地方で夏至を過ごすのだそうです。夏至の前夜はボンファイヤーを囲んで夜通し踊ったり飲んだりするのが習わしだとか。明るい中のボンファイヤーもそれはそれで趣があるのかも知れません。
・・・ということでタリンに残されたスウェーデン人のお友達と私は2人で夏至の前夜祭をすることに!

このお花は、夏至の日に必ずと言ってよいほど飾られるものだそうです。とても素朴な良い香りがします。
スウェーデンの夏至祭の定番はにしんだそうです。以下はにしんのマスタード風とにしんと魚の卵、その他スパイスと和えたもの。にしんは生のものです。付け合わせはゆでた新じゃがとサワークリームとチャイブを合わせたソース。
お互いの国の料理を紹介するはずだったのですが、彼女の紹介してくれたものは一切料理の必要なし。一緒にやったことと言えばサワークリームにチャイブをハサミで切って混ぜ、じゃがいもを茹でただけ。にしんは瓶詰めを利用(スウェーデンでも今や家庭でにしんを漬けることは少ないのだそうです)。 さすがは合理的な国の国民!対する日本も負けずにフードプロセッサーで混ぜるだけの餃子を紹介しました。

私たちが乾パンと呼んでいるスウェーデンのパンもチーズをのせて美味しく頂きました。

友人のお料理嫌いのお母様オリジナルのデザートはもっと強烈。でもおもてなしにも素敵なレシピなので是非お試し下さい。
【超簡単フルーツパイ】
①パイ皿に適当な大きさに切ったルバーブとイチゴを並べる。
②上から砂糖をたっぷりふる(15センチくらいの小さなパイ皿で25グラムほど)。
③その上に小麦粉を砂糖と同量ふる。
④バターをのせて(たっぷり)、230度のオーブンで15分焼く。

こんなに簡単なのにこんなに美味しくて良いの?と思うほど美味しいパイでした。バターの香りがすばらしいです。この際カロリーを気にしてはいけません。りんごやバナナでも応用できそうですね。

そしてとても珍しいクラウドベリーのジャムを頂きました。クラウドベリーは北極圏でしか取れないベリーで希少性が高い高級なものだとか。

これは温めてアイスクリームにかけて頂きます。
私の夏至の思い出と言えば、数年前、同僚と皇居に花を摘みに行ったこと。スウェーデンの言い伝えによると夏至の前夜、何も話さず7種類の花を摘み、それらを枕の下に入れて寝ると夢枕で将来の伴侶に出会えるのだとか(同僚はこの情報を飛行機の機内誌で得ました)。その時はまさか北欧に転勤になり、スウェーデン人のお友達と夏至祭を祝うとは想像だにしていなかったので、面白いご縁を感じます。そして先日、同じ言い伝えがエストニアにもあるということが発覚!
さらにエストニアにはもう一つ面白い言い伝えが・・・。夏至の前夜、林でとあるシダ科の植物の花を探すことが出来れば、その人は「本当の愛」を見つけることが出来るというもの。でもこのシダ科の植物、実は花をつけないそうなのですが・・・。
いずれにせよ北欧の人にとって夏至はとてもロマンチックな日なのですね。

2010年6月23日水曜日

エストニアのスターバックス

私たちがエストニアのスターバックスと呼んでいるReval Cafe(レヴァルカフェ)。スターバックスよりもずっとずっと居心地が良くて安くてヘルシーです。市内に何軒も支店があります。レヴァルとはタリンの昔の名称。

私のお気に入りは旧市街のこの支店。中は少し薄暗いのですが、時間を忘れてぼんやりすることができます。エクレアとエスプレッソのおやつが定番。

支店によって雰囲気は違うのですが、カウンターもかわいらしいです。

ある休日のブランチ。

2010年6月22日火曜日

軍オーケストラ国際フェスティバル

本日我が合唱団は他の合唱団と共に自由広場で開催された軍のオーケーストラの国際フェスティバルに参加しました!これは明日の戦勝記念日に先駆けて行われた国家行事的イベント。
去年の今頃行われた同じようなイベントを私は家からテレビで見ており、多くの人の声が響き合って創りだされるハーモニーの美しさと歌う人々の一体感に心から感動し、エストニアって本当にすばらし国だと思っていました。まさか1年後に歌う側に立てるとは!感動。今回のコンサートでも同じような感動を人々にお届けすることが出来たことを祈っています。

軍のオーケストラの演奏がメインの1時間45分のコンサートの中で、約160人集まった合唱の関係者はエストニア国歌、Kaunimad laulud (The most beautiful song)、Vaike maa(Small land)、Grand Finale 2004、Kalevite kantsの5曲歌いました。

本番に先駆けて行われたリハーサルは、市内のスタジアムで行われました。

軍の皆さんもとてもカジュアル。


本日の会場、自由広場。VIP席には約600人が座れるような仮設の観客席が出来ました。

バンド用の仮設ステージ。

兵隊さんの登場は皆に拍手で迎えられました。エストニアの軍隊は陸軍3,300人、空軍200人、海軍300人。





色々なフォーメーションで演奏をする軍や警察の人々。


























かわいいダンサーたちも登場しました。

















最後にこれも仮設の点火台に仰々しく点火のセレモニーが行われ幕が閉じました。




























2010年6月13日日曜日

セルビア旅行:ベオグラード

ラトビアのエア・バルティック社がリガとベオグラードの直行便運航を開始したと聞きつけて早速週末ベオグラードに行ってきました!空港から市内までタクシーに乗ると運転手さんはなぜか日本ファン。「セルビアにようこそ!!ベオグラードで走っているバスは日本がくれたものだよ~。」などとご機嫌で市内を案内してくれました。私たちの税金、役立っているみたいです。
日本からセルビアへの経済協力と言えば、2日目の夜に行った国立劇場(1868年設立)でも発見が・・・。

ここの機材は平成19年度に一般文化無償で供与されたようです。たまたま劇場で日の丸を見つけたので帰って調べてみたらそういうことでした。


ベオグラードは人口約160万人とエストニアの人口よりも多くの人が住む大都会。でも市内見どころは駆け足で回れば2日でたぶん十分。歴史の古い街ではありますが、戦火で多くの建物が壊されてしまったということも影響しているのかも知れません。

一番感動したのはカルメグダン公園。要塞のある公園です。ちょうどドナウ川とサヴァ川が合流しているところを見渡すことが出来て何とも美しい風景。ベオグラードはなぜか男性同士、女性同士のグループの方ばかりで、人間観察もとても興味深かったです。































セルビア人の誇り、聖サヴァ大聖堂。1935年に工事が開始されたのだそうですが、現在もまだ建設中。
















久し振りに半袖を着ることが出来ると思って張り切って出かけたのはよかったのですが、36度のベオグラードはタリンの涼しさに慣れてしまった私にとっては暑過ぎでした・・・。





















セルビア旅行:お食事編

セルビア料理は日本人にとって塩辛く量も多いという事前情報を得ており、ベオグラードでのお食事は全く期待していなかったのですが、面白い発見があったりしてかなり楽しんでしまいました!

まず初日に出かけたのは「?(ズナクピタニャ znak:印、pitanja:ハテナ)」という1823 年に建てられたセルビア最古の伝統的なレストラン。1892年までは「大聖堂の隣」という名称だったのだそうですが、セルビア正教会ともめた結果「?」を看板に掲げそれ以来「?」で親しまれているのだとか。



テーブルも椅子も低くて親しみを感じます。 セルビア人は皆さま身体が大きいのにこれで心地が良いのか少し疑問です。


ウルネベス。伝統的なサラダだそうです。チーズ、カッテージチーズとチリが入っていて少し辛いです。ディップのようにパンにつけて食べましたがそれが正統な頂き方かどうかはよくわかりません。

3種のきのこのグリル。オリーブオイルたっぷり。下にお米が敷かれていました。

メインのミックスグリル。小さく見えますがポーク、チキン、ハンバーグ(コフタ)2種、ソーセージとものすごいボリューム。これで一人分ですから大変です。

他に食べたセルビア料理もものすごいボリューム。下はアーティチョークにお米とマッシュルームを詰めてグラタンにしたもの。日本人の口にも合う美味しい一品。















スイーツ部門も魅力的。ベリーのパイ皮包みとかバラのジャム入りパイなど、美味しかったです。

お土産はスーパーで見つけたバラの香料入りのゼリー。トルコのロクムのようにモチモチのお菓子かと思いきやゼリーのようでした(ネット情報によるとロクムと同じなのだそう。でもクロアチアのお土産として紹介されていました。大ショック!)。