今日はソ連時代にKGBが秘密通信基地として使っていた所に見学に行ってきました。場所はSOKOS Hotel Viruの最上階。一般公開はされていません。当時もここはホテルで、海外からやってきた要人のスパイ活動が行われていました。スパイすべき人がやってくるとKGBはその人の宿泊する部屋の隣に部屋をおさえていたそうです。また当時はありとあらゆるところに盗聴器が仕掛けられていたそうです。たとえばレストランの照明やお皿など・・・。ホテルの最上階にあったKGB事務所はとても狭い部屋でしたが当時のままに保存されており、複雑な気持ちになりました。
ホテルの最上階ということで景色は本当にすばらしく、KGBの事務所を含めホテル側はこれを観光資源として有効活用出来るように色々アイディアを出し合っている状況といっておりましたが、人々の心に深く残っているソ連時代の傷はまだ完全に癒えておらず(案内して下さった方もお爺さんがシベリアの強制労働先で亡くなったと言っていました)、すぐに公開というわけにはなかなかいかないのだそうです。