2010年5月29日土曜日

リガ旅行

週末を利用してお隣の国、ラトビアのリガに行ってきました。タリンからリガは飛行機で1時間。バスで行っても5時間。とても身近な旅行先です。リガは今最高に素敵なシーズンで、美しい花々と真っ青な空に囲まれ、大いにリフレッシュ出来ました。前回訪れた時は大忙しで旧市街しか見ることが出来なかったのですが、今回はのんびりリガの川や緑も楽しむことが出来ました。

バレエ「眠れる森の美女」を観たオペラ劇場。日本人ダンサーも活躍していました。

リガの新市街にはユーゲントシュティール(アールヌーボー)建築の御屋敷が沢山あります。




エストニアびいきの私がこだわったのは、ホテル。今回は4月にエストニアからの投資でオープンしたばかりのTallink Hotel Rigaを選びました。タリンクは船会社ですが、エストニア国内ではすでに3件ホテルを持っていて今回初の海外進出。オープンしたばかりとあって、お客さんが沢山入っていて嬉しくなりました。しばらくはオープニングプロモーション価格のようです。タリンクホテルのレストランElementsは落ち着いた雰囲気でサービスも良く、お料理は厳選素材を使っており新鮮で美味しい上にお値段もリーズナブルでプレゼンテーションも素敵!エストニアの外にいてもエストニアの経済に貢献したいという気持ちからかどうか分かりませんが、全ての食事をElementsでとってしまうという驚くべき結果に・・・。それにしても満足度の高いレストランでした!
シェフからの一口前菜。


普通のグリーンサラダも驚くべきプレゼンテーション。

レストランの名物、石焼きステーキ。とてもやわらかいフィレ肉で、付け合わせもおしゃれでした!!






2010年5月23日日曜日

面白いタリンの足元

ヒアシンスの中に1輪だけチューリップが・・・。きっと球根が混じっていたのでしょうね・・・。

雪がなくなって最近気がついた我がアパートの近くの面白石畳。ハート型に見えませんか?日本だったらこれだけで観光名所になりそう。地球の歩き方に投稿してみようかしら・・・。


皐月ジョギング(マイヨークス)

SEB銀行(スウェーデンの大手銀行)主催のマイヨークス(皐月ジョギング大会)に参加してきました。女性のためのイベントで毎年5月に行われるそう。7キロのコースをジョギング、ウォーキング、ノルディックウォーキング(スキーのストックを使ったウォーキング)に分かれて参加します。私はのんびりウォーキングに登録。参加費は300クローン(約2700円)。今回の大会にはジョギング2,000名、ウォーキング8,000名の参加があったそうです。


子どもたちのレースも行われました。皆かなり真剣。 子どものゼッケンは全員「1」!!



会場はちょっとしたお祭りの雰囲気。スポンサーがテントを出したり、屋台が出たり、コンサートが行われたり。

お留守番のお父さん用の小屋も用意されました(笑)。

ウォーキング大会と言ってもルールはあってないようなもの。バギーを押しながら参加したり、逆走したり、音楽を聴きながらや携帯電話でおしゃべりしながらなどなどかなり自由な感じです。日本のマラソン大会と違って沿道の応援はほとんどなく、たまにお父さんらしき人が写真を撮っていたりするだけです。












市内から2.5キロほど離れた歌の広場から出発し、途中林や草原、民家の中の道を歩きました。とてものんびりしていて美しい景色。





















1時間と少しのウォーキングのゴールの間近ではバンドの演奏も。流れた曲は「ケセラセラ」。ゴール付近では、お父さんたちが子どもたちの面倒を見ながらお母さんの帰りを待つ姿が何組も見られ、とても微笑ましかったです。
ゴールしてからエストニア人の友達とその家族は幸せそうに日光浴をはじめ、紫外線=シミ・シワという数式が頭を駆け巡る私もしぶしぶ太陽に背を向けジョイン。帽子をかぶる人は数少なく、日傘をさす人などもちろん誰一人としていません。北欧の人はどうしてこんなに日光浴が好きなのでしょう?
参加賞は各スポンサーからのもの。ヘルシンキまでのフェリーの無料券がついていました。参加費以上の参加賞!!



















リフレッシュしながら面白い経験が出来た一日でした。

2010年5月22日土曜日

エストニアンなブランチ

北欧の春の訪れを告げる代表的な食べ物と言えばルバーブ。エストニアのスーパーの店頭にもルバーブが並び始めたので早速ジャムにしてみました。ルバーブにはポリフェノールをはじめ、ビタミンやミネラルが豊富なのだとか。酸味が強いので結局沢山の糖分を加えなくてはいけないのですが・・・。
砂糖とレモン汁に一晩マリネし、あくる日に白ワインを加えて鍋でコトコト。


美味しいジャムの出来上がり。

今朝はエストニア産小麦粉、ハム、チーズを使ったケークサレも作りました。ケークサレ、日本で大流行りとか。本当かどうか知りませんが、ブームに遅れまいと・・・。










2010年5月16日日曜日

エストニア語


昨日エストニア人のお友達からエストニア人がよく使う言葉について面白い話を聞きました。エストニア人のことが分かって来たようなまだまだ奥が深くて分からないような・・・。

1.Normaalselt(ノルマールセルト)
英語のノーマル(普通)から来た言葉のようですが、「お元気ですか?」と聞いたら大抵返ってくる答えは「普通」なのだそうです。それは元気であろうがなかろうが他の人にあまり干渉してもらいたくないからだそう。英語では私たちが英語の教科書で習ったように"How are you?"と聞いて"Fine. Thank you."と応えるのが礼儀、というより挨拶の延長という感じですが、エストニア人はあまり親しくない人から「お元気ですか?」と聞かれるのがあまり嬉しくないのだとか。
2.Mitte Midagi (ミッテ ミダギ)
ずばり"nothing"。何しているの?と聞くと必ずと言ってよいほど"Mitte Midagi(何もしてない)"との答えが返ってくるのだそう。これも他人に干渉してもらいたくないからなのでしょうか。日本でも「どちらへ?」の答えは「ちょっとそこまで」がお決まりなので似ていると言えば似ていますね・・・。

エストニア語はフィン・ウゴル語派に属していて、フィンランド語やハンガリー語と近い関係にあります。とにかく格変化が激しく、単語を覚えたいと思って辞書を調べてもその単語がずばり辞書で見つかる可能性は30回に1回程度(最近は辞書で調べることも諦め気味)。名詞も当然のように変化します。私もよく分かっていないのですが、例えば「花子は」というのと「花子に」というので「花子」の語尾が本人の許可なく勝手に変えられてしまうのです。・・・ということで学習意欲がなくなるのですが、重要表現を覚えるのはとても興味深い(huvitav、エストニア人が好きな言葉の一つ)です。

ところで携帯電話で有名なNokiaがフィンランドで発達した理由は、プライバシーを邪魔してもらいたくないフィンランド人の国民性からではないかとも言われているようです。フィンランドに行った際、本来であればシェアすべきアジア料理を一人ずつ注文し(おかずの品数が少なくて飽きないのか・・・)、お会計も別々というフィンランドではごく当り前(?!)の日常を垣間見、少しカルチャーショックを受けたのですが、エストニア人も似たり寄ったりなのかも知れません。

2010年5月15日土曜日

魚市場

エストニアはバルト海に面しているからさぞかし美味しいお魚が食べられるのでしょうね。とよく言われますが、エストニアの魚事情は私にとって極めて悲惨(?!)です。バルト海は塩分濃度が低く、海流がないことから魚の種類は限定的です。一般的にはノルウェーから来たサーモンかバルト海のにしん。白身のお魚やイカ・エビの類はほとんど海外から輸入している冷凍物です。
そんなエストニアで今日、魚市場が開催されました。今日から毎週土曜日に行われるそうで、さっそく同僚と見物に行ってきました。
会場は黒山の人だかり。どのお店も人が長い列を作っています。

ここはいけすでサーモンを売るブース。お兄さんが網でサーモンを捕まえて売ってくれます。ここも長い行列が出来ていました。しかも30分後に戻ってみると完売したのかすでに撤退していました。
サーモン。


小ぶりのにしんです。皆さんどっさり買っていました。







今日市場で買ったもの。にしんの燻製。焼きにしん。にしんフライ。
全部で75クローン(約650円)




サーモン半身。113クローン(約1000円)。1キロ85クローンという安さ!!でもこれを買うのに15分並びました。

早速ランチはサーモン丼にしてみました。とても新鮮で美味しいサーモンでした!残りは昆布じめにする予定。これまた楽しみです!







2010年5月14日金曜日

タリンに春がやってきました!

ついにこのタリンにも春がやってきました。長い長い眠りからゆっくり目覚めるように、毎日少しずつ少しずつ色々な変化があります。あんなに長く寒くそして雪深い冬の間もちゃんと生きていた自然の偉大さに心からに感動。これまで木々が黄緑色に色付くことがこんなにすばらしいことだということをあまり意識したことがありませんでした。慣れない長い冬を越えた自然からのご褒美に感謝する毎日です。

いつもの通勤道にはレンギョウ。
カドリオルグの景色もすっかり春です。















そしてついに桜も花開きました!









これは日本エストニア友好協会が植えたものだそう。この桜の種類は葉が付いてから花が咲く種類のようです。現在タリンの日の出は3時47分。日没は20時46分。今日の気温は26度です!!(去年、私が経験した、最高気温は7月の23度でした・・・)街には観光客がひしめき、道行く人々の顔も本当に明るくなりました!!







2010年5月7日金曜日

Komeet (カフェ)

タリンには素敵なカフェが沢山あります。一人でゆっくりもよし、お友達とおしゃべりもよし、エスプレッソとエクレアでお昼休みに頭の切り替えにもよしです。最近のお気に入り一押しカフェはKomeet(コメートと呼びます。コメット=彗星)。ソラリスショッピングセンターの上にあるカフェです。光が沢山入って視界には旧市街の美しい教会の屋根。解放感たっぷりです

軽食も充実。先日頂いたパンプキンスープ。これは想像と全く違うサラサラしたものが出てきてびっくりしました。スープの底にはエストニアの燻製チーズが入っています。パンプキンシードとパンプキンオイルがたっぷり。


メインで頼んだ羊のミルクのチーズとビーツのパイ。エストニアらしい一品です。

ケーキも常時こんなに沢山の種類が揃っています。

お店の方のお勧めは「ナポレオン」。日本のミルフィーユと比べるとかなり大胆でしたが、お味はなかなかです。