港の近くにいつの間にか出来た立派なレストラン「Cha Dao(茶道)」。昨年末にオープンしたばかりのようです。
いつも泣かされてばかりのタリンの中華料理事情ですが、このお店こそは!と期待を胸に一人で潜入取材。スタイリッシュな雰囲気ですが、今日はお客が一人もいません。メニューを頂くと他の中華レストランにはない飲茶メニューが!これはかなり期待できそうです。
まずお茶を頼みました。きちんとしたお茶セットが出てきました。ポットもついて来て自分のペースで楽しめます。感激。こちらのオーナーはロシア人でシェフは中国人とのこと。かなり期待が高まります!
今日は小龍包とマーボー豆腐を頼んでみました。20分くらい経った頃まず出てきたのはマーボー豆腐。???小龍包が前菜のつもりだったので少しショック。でも気を取り直して頂いてみると、あってはならないことが!何とミックスベジタブル入りだったのです。マーボー豆腐にグリーンピースと人参とスィートコーンなんて・・・。家庭料理なら分かりますが・・・。しかも味が濃すぎて・・・。
続いて出てきたのは小龍包という名の丸い餃子でした・・・。皮は厚くパサパサ。レンゲを用意してスープが流れ出るのを待っていましたが、一滴も流れず・・・。しかも下に敷いている野菜がきゅうりだったので、きゅうりの匂いが皮に移っており何ともミスマッチ・・・。
お料理の良いところを探そうとしましたが残念ながら見つかりません。やはり残念な結果でした。どうしたらタリンの中華料理のレベルが上がるのでしょうか。
翌日アメリカ人のお友達とこのレストランの話になりました。彼女は「あのレストランは何でも同じ味がするのでびっくりしたわ!鶏肉も豚肉も同じ味なんて始めて!でも雰囲気は良いしなかなか美味しいと思うわよ!」と言っていました・・・(笑)。アメリカのどこにでもあるお持ち帰り中華の実力の方が上のような気がします。
ゆっくり出来る雰囲気のお店なので、お茶だけを楽しむために行くのはとてもお勧めです。お茶の種類も沢山あります!