桜のシーズンはベストスポットになりそうです。
グリッシーニやポテトチップスなど、食前酒のあてにぴったりの炭水化物の玉手箱。
アミューズと思いきやそうではなく、先付け(Inizio)でした。ピエモンテ風林檎とゴルゴンゾーラチーズのサラダ。
上の薄切りスライスのりんごはしょうがとはちみつでマリネされたもの。しょうがのピリリとした風味が特徴です。
中には角切りりんご、カリカリのブリオッシュ、レーズン、くるみ、ゴルゴンゾーラとマスカルポーネのムースです。上に少しかかっていたくるみオイルと思しきものからちょっと酸化臭がしたような・・・。
これはこれで美味しかったのですが、この組み合わせでは家庭料理の域から抜けることは難しく、残念ながらInizioとしてメニューに載せるほどのものかどうか正直疑問に思ってしまいました・・・。
パン。シンプルでやわらかいパンでした。
続いてはサンゴにお弁当用のお醤油入れが登場。
前菜です。香ばしく焼き上げたホタテとアーティチョークのスープ。
・・・ということでテーブルでスープが注がれます。北海道産のホタテの上にアーティチョークのピュレと素揚げが乗っています。その上にはふわふわのトリュフ。スープはアーティチョークと生ハムから取ったものです。甘くておいしいホタテ貝にアーティチョークのほんのりとした苦みが春を先取りした感じです。途中で、魚の容器に入ったマリーゴールドのエキスを加えるとまた違った香りが口いっぱいに広がらり更においしくなりました!!
2品目の前菜はイタリア土産の代表、フェレッロに敬意を表した一品。
フォアグラをヘーゼルナッツとチョコレートのムースで包み、コーンフレークをまぶした一品。
思わずくすっとしたくなる一品です。
続いてはパスタが2種類出ますが、4品の中から2品好きなものを選べることになっています。
こちらは太刀魚とハマグリのスープを吸わせたアクアパッツァ仕立てのパッケリ。
フレッシュトマト、オリーブ、ブロッコリーのピュレなどが入っています。パッケリはあと1分湯で時間が長ければ最高でした。アルデンテどころかかなりもそもそしてしまっていました・・・。塩味も強すぎて大好きなパッケリだっただけに少し残念。
続いてのパスタはシェフのスペシャリテ。「アニョロッティ ダル プリン」。15種類のお野菜とお肉を使ったラビオリ。ソースは自家製バターと24か月熟成させたパルミジャーノレッジャーノを使ったもの。
1
これは文句なしに美味しかったです!!
メインは仔羊のロースト。ソースはお肉のジュとミント風味のサワークリーム。
添えられているお野菜はビーツとリーク。お肉の焼き加減が最高です。
デザートは角切りフルーツをマスカットのゼリーで包んだものとアプリコットのエスプーマ。
最後にイタリアのクリスマスの定番、パネットーネを急速冷凍したパウダーが添えられました。
食後はもちろんエスプレッソで。
バーチディダーマ。
ビスコッティ。
ポレンタのケーキ。
全体的として美味しかったのですが、残念な品もありました。コスパは低めです。イタリアンはなかなか難しいです・・・。