各国ではユーロ加盟の直前にこのようなスターターキットを個人向けとビジネス向けに用意することが多いようです。
結局後日簡単に入手できたスターターキット。このようなパッケージです。硬貨はフィンランドで製造されました。
このパッケージには特別なトークンが一つ入っていて、それには「テレ・エウロ(こんにちは、ユーロ)」と書かれています。
エストニアのユーロ硬貨です。現実が近くなればなるほど寂しい気持ちになってきました。
一方、エストニア人が慣れ親しんだクローンとも最後のお別れということで、エストニアのクローンに捧げられた新しい記念硬貨が3種類発売されました。エストニア中央銀行博物館前はこのような行列。
友だちがマイナス10度の中、一時間並んで買ったと言うので早速見せてもらいました(ずうずうしく写真まで撮らせてもらいました)。左側の硬貨は50クローン硬貨でエストニアの自然をイメージしたもの。このシンプルなデザインの中に天国と自然が表現されているそうです。右側の硬貨は25クローン硬貨でエストニアの歴史をイメージしたもの。8角星は昔から富と成功をもたらす幸運のシンボルとされていたそうです。これら2種類の硬貨は一部に純銀が使われており500クローン(約3、500円)で販売されています。もう一種類販売されたものはエストニア人をイメージした100クローン硬貨で、販売価格7、500クローン(約53、500円)です。これには純金が使われているそうです。人、自然、歴史という着眼点にまたしても心動かされました。