2010年1月31日日曜日

ウィーンへ

週末を利用して2年振りにウィーンに行ってきました!ウィーンで少し体を暖めようと思っていたのですが、ウィーンもなかなか寒く、気温はマイナス4~5度。避寒にはなりませんでしたが、美しい絵画を観賞し、オペラも観て、美味しいケーキを沢山食べた充実の週末でした!

ステファン寺院は生憎改修工事中で、裏側から・・・。
ウィーンで一番好きなケーキ屋さん「oberlaa」のトルテたち。ここのケーキは本当にどれを食べても美味しい!!甘さも控えめで日本人好みです。




今回はインペリアルホテルのケーキにも挑戦。有名なインペリアルトルテはマジパンを使ったチョコレートケーキ。歴史を感じる味ではありましたが、私には少し甘すぎました・・・。ところで、ウィーンのカフェではおじさまが一人やグループでコーヒーとケーキを食べている姿をよく見かけます。甘いものを食べているおじさま、なんだか日本では見慣れない姿ですが、なかなか様になっていて素敵です。
お決まりの顔より大きなウィンナーシュニッツェル!あまりの大きさで完食出来なかったのが本当に心残りです・・・。




2010年1月28日木曜日

日本人であることを誇りに思う時

海外にいると日本人で良かった、日本人はすばらしい、と日本人、日本の良さを再認識する機会が増えます。もちろんその逆もあって、あ~~~穴があったら入りたい、と思うこともたまにありますが・・・。

今日は何と2度も日本人であることに誇りを感じるすばらしい一日でした。

1.合唱で

前回帰国した際にいくつか楽譜を買って合唱団にプレゼントしておいたのですが、今日から練習に採用されました。私が発音指導(?!)。「ふるさとの四季」という日本の唱歌のメドレーです。今日は早速「ふるさと」「春の小川」「朧月夜」を練習したのですが、これらの曲のメロディーの美しさに合唱団の皆さま感激していました。すばらしい。私もいつもエストニアの歌の美しさに感激しているので、感覚が似ているのだとは思いますが・・・。

2.お友達から

スウェーデン人の友人が昨日ルフトハンザの客室乗務員と話す機会があったのだそうです。そこで話題になったのが、乗客の態度。彼女にとってのパラダイスは日本行きのフライト、なぜならお客様が美しく飛行機を後にしてくれるから。最悪のフライトはI国行き便(これはそのお友達の個人的見解です。あしからず)。ブランケットが散らかり、コップや食べ残しがあちらこちらにちらかっていて手に負えないのだそうです。日本人は「来た時よりも美しく」「立つ鳥跡を濁さず」精神ですからね。すばらしい。

2010年1月26日火曜日

マイナス27度

1月27日、タリンはこの冬一番の寒さを迎えました。何とマイナス27度!
昼間もマイナス24度くらいで凍えておりました。
マイナス24の世界はどのような世界かと言うと・・・
●我が家の冷凍庫の気温より10度も低い
●息をすると鼻に氷を感じる
●まつげのまわりにに氷を感じる
●中途半端な量で持ち歩いていたペットボトルはシャーベットに
●肺がつらいためマフラーを口に当てて歩くと目的地に着いた頃そのマフラーはカチカチになる
・・・といった感じです。
でも雪に光が当たるとダイアモンドダストが本当に美しい!
寒すぎるせいか美しかった樹氷は消えてしまいましたが、明るい時間も増えました!
(寒すぎてカメラを出すことが出来ないので今回写真はありません・・・)

2010年1月22日金曜日

フィギュアスケートヨーロッパ選手権 2010 in Tallinn

タリンは最近寒い日が続いており、目の周辺や鼻の中に「氷」を感じています。気温は何とマイナス20度!!
そんなタリンは18日から始まっているフィギュアスケートヨーロッパ選手権で盛りに盛り上がっています(私たちだけかも知れませんが・・・)!私は火曜日に思い立ってチケットを入手。男子フリーの625クローンの席を手に入れました。(すでに女子フリーとエキシビションは売り切れ。)2日前に買ったにしてはとても良い席で、スケートが氷を切る音や選手の表情が本当に近く、「飽きたら途中で帰ろう」と言っていた割にはすっかりフィギュアの魅力にはまってしまい、最後まで大いに楽しんでしまいました。

会場でまずびっくりしたのは、普段はほとんど見かけることのない日本人がかなりの割合でいること。しかも皆女性。私はどうしてもこの謎の答えが知りたくて休憩時間中に会場にいた日本人にインタビューすることに・・・。なんと彼らはいわゆる「追っかけ」だったのです。追っかけの約8割の方のお目当てはスイスの代表選手ステファン・ランビエール
「心臓が潰れそうなくらいドキドキしています」と自分の事でもないのに心配するファンの皆さま。
「ステファンのフィギュアはエレガントなんです。他の人とは違うんです」
「バンクーバーには行けないので今回見ておきたいと思ってここまで来たんです」と息子を想う母を連想させるまなざし。
日本からこのためにわざわざ極寒のタリンまでやってくるなんて本当にすごい!
フリーの演技では最後に登場するという情報を入手し、エストニアとタリンのすばらしさも忘れずにアピールし「今日から私もステファンのファンになります」と誓う私(笑)。

そして、いざステファンがワームアップに出てくると黄色い歓声があちらこちらから聞こえてくるではありませんか!しかも日本人ばかりではないんです。色々な国の人が皆手作りの国旗やバナーを振りかざしきゃーきゃー言っているのです。本当に甘いマスク。「皆顔で選んでいる」と隣で冷やかなコメントをする同僚。
そしてついにステファンの出番がやってきました。この頃にはすっかり私もファンの一員で胸がドキドキ。選曲は私好みの椿姫のメドレー。実際の滑りも本当にエレガントで華麗。手に汗握りながら応援していたのですが残念ながら一度転んでしまい、結果は2位となってしまいましたが、なかなか魅力的な選手でした。マスク+実力+性格の良さがファンをここまで惹きつけるのでしょうか。バンクーバーでの活躍も期待したいと思います。














                                           

男子総合1位だったのはロシアのプルシェンコ。彼の演技はとても安定しており、ジャンプもステップも全く心配する隙がありませんでした。すばらしいですね。
それから今回は、オリンピックに出場するために日本国籍を捨てロシア国籍を取得した川口悠子選手も大活躍でした。何とペアで優勝です。インタビューではきちんと日本語で「ありがとう」と言っており少し感動しました。
いずれにせよ、この舞台に立てる人々はフィギュア人口のほんの一握り。ここまで来るのにどれだけ厳しい練習を積んで来たのかと想像しただけでも涙が溢れます。
フィギュアの魅力にすっかりはまってしまった私。土日もテレビで楽しみたいと思います!!










2010年1月17日日曜日

エストニア国歌

エストニア国歌「我が故国、我が誇りと喜び」のメロディーはとても印象的。力強くて美しい、そしてどこか郷愁を感じるメロディー。素敵な動画を見つけたので映像と共にお楽しみ下さい。歌詞の内容は故郷を賛美し、その故郷への忠誠を誓うものです。

実はこの国歌のメロディー、フィンランドと同じです。もちろん歌詞は異なります。世界にはエストニア・フィンランドの他にも国歌のメロディーが同じ国があるようです。

私も合唱でこの素敵な国歌を練習することになりました。動画は男声合唱でしたが、我が合唱団の混声4重合唱の方が個人的には素敵だと思います。



2010年1月12日火曜日

樹氷

タリンの雪景色は今最高に美しい時を迎えています。樹氷と旧市街のおとぎ話的な雰囲気が私をどこかの童話の世界に連れて行ってくれるようです。本当に美しい・・・。そしてこの寒さですから夜は夜で街灯の明かりで積もった雪がキラキラとダイアモンドダストを織りなしているのです。本当に感動・・・。


寒いのは大嫌いな私ですが、冬や寒さもなかなか良いのではないかと考えが変わってきました。タリンにはそんな魔法があります。
                  (ものすごいつららをあちこちで目撃します!)
                
本日の外気温はマイナス4度。でもとても暖かく感じます。日もずいぶん長くなってきたし季節が移り変わっていくのを毎日肌で感じることが出来る幸せな生活です。


2010年1月9日土曜日

Klafira (ロシア料理)

先日旧市街のVene通りにある「Klafira」というロシア料理のお店に行ってきました。

内装もなかなかかわいらしいです。

壁にはこんなかわいらしい絵が描かれています。お料理も大満足の味でした。
私はヘラジカのストロガノフを頂きましたが香辛料がたっぷり入っていてとても美味しいストロガノフでした。付け合わせについている人参サラダがにんにくたっぷりでソムタムを思わせる味だったのがびっくりです。






2010年1月7日木曜日

またしても・・・

またしてもやってくれました。イルヴェス大統領。泣かせてくれます。


【イルヴェス大統領恒例の年末スピーチ・ポイント(12月31日大統領府発表:sunflower仮要約)】

 この一年は我々にとって多くの変化があったと同時に認識を新たにすることや学びも多かった。我々は個人や国の成功は経済指標で測れるものではなく、人々の満足度と将来への自身が基準になるものであるということを学んだ。(・・・)今年一年を振り返ると、我々は10万人もの失業者を出し、エストニアにとって非常に厳しい年であった。完全とまではいかないが失ったものは徐々に戻ってくる。一年を終えるにあたり国民の一人ひとりが自信を持ち続けてくれたことに心から感謝したい。指標は指標でしかない。重要なのは誠実な精神を養うための技術とその決意。そして国民がそれらに感謝することである。誠実さの精神は年齢も職業も地位も関係なく養うことが出来る。この小さな国では一人ひとりが重要で一人ひとりが必要とされている。それを忘れないでほしい。誠実さは自分たちの家、自分たちの村そして自分たち自身を大切にすることから始まる。身近な人に目を向け、そして大切な人を思い浮かべよう。そうすれば暗い空から夜明けが始まる。


歌の祭典の際のスピーチも感激しましたが、これも感激です。英文で読んでこの感激ですからエストニア語で直接聞いたらきっと涙が出るでしょうね。「一人ひとりが重要で一人ひとりが必要とされている」なんて言葉を国のトップから言われたら国民は皆頑張りますよね。日本でも選挙の時には良く聞きますが、重みが違う感じがします。

2010年1月2日土曜日

Kihnu island (キフヌ島)

エストニアにはまだまだあまり知られていない魅力的な所が沢山あります。私が是非一度行ってみたいと思っているのがエストニアの南西にある島、キフヌ島。人口約600人の島で今でも伝統的な生活が営まれています。先日の闇夜の映画祭で「キフヌの結婚式」というドキュメンタリーをみてますますキフヌへの憧れが強まりました。キフヌ島へはタリンから車で約2時間の「夏の首都」パルヌから船で2時間半。暖かくなったら計画したいと思います。

キフヌ島はJALのskywardの2009年4月号でも特集されていた今注目(?!)の島。来月は何とキフヌの選ばれし人々が文化庁主催の「平成21年度国際民俗芸能フェスティバル」に出場し、その結婚式の様子(偶然このサイトに動画を見つけました。ご参考まで)を新国立劇場で披露します!このフェスティバルにはタイからも招待されていて、東北部のモーラムが披露されるそうです。私と極めて縁の深い2カ国の偶然の共演にただならぬ不思議を感じています。エストニアとタイに注目した文化庁はすばらしいですね。入場料無料(ハガキで申し込みの必要有り)ですのでこの機会にエストニア、タイ&日本の伝統に触れてみるのは如何でしょう?2月9日と10日です。

エストニアでは言葉や文化が国によって守られており、エストニア人は皆エストニアに誇りを持っています。先日郵便局で見つけたエストニアの民族衣装のハガキセットはエストニアの様々な文化を目で楽しむことのできる素敵なものでした。こう見ると民族衣装も様々な種類があるということを感じさせられます。エストニア民族衣装の切手シリーズも私のお気に入りです。(エストニア旅行の計画のある方へ:絵ハガキは色々比べてみましたが郵便局で買うのが質・値段共に一番良いようです。郵便局で売っている絵葉書はお土産屋さんで1.5倍以上の値段で売られています・・・。)







2010年1月1日金曜日

Welcome 2010!!

明けましておめでとうございます。
2010年も素敵なことが沢山ありますように!

いつもご愛読頂いている皆さま、まだまだ消息通信の域ではありますが、今年もエストニアを少しでも好きになって頂けるよう頑張って取材を続けますのでよろしくお願いいたします!(目標は高く、来年あたりからカリスマブロガーを目指したいと思います:)


                (アパートの中庭にもこんなに雪が積もりました!!)

さて、タリンは記録的な積雪を更新中!私はとってもラッキー。30日の積雪は43センチ(これまでの12月の記録を更新!)でした。雪は今も降り続けていますので今度は1月の記録も更新されるかもしれません。 市内では除雪車がフル稼働中。屋根の雪下ろしをしたり雪かきしたりみなさんよく働いています。タリンの屋根の傾斜が激しいことの必要性がよく分かります。
「手袋を買いに」を思い出す一面の銀世界。とても明るく温かです。