2009年7月5日日曜日

歌と踊りの祭典3


7月4日、いよいよ、歌と踊りの祭典のハイライト、歌の祭典が市内中心部から約4キロの所にある「歌の原」(来月4日、マドンナはここでコンサートを開くらしい)で開催されました。
この日は午後2時頃から民族衣装やグループでお揃いの衣装をまとった参加者たちによるパレードがタリン市中心部から歌の祭典会場まで5時間にわたり行われ、イルヴェス大統領も美しい奥様(イルヴェス大統領は再婚です)とまだ小さなお子さんとともに参加。参加者は総勢37,000人!!
歌の祭典は何と26,430名が出演し、チケット販売数は第1回公演:52,000枚、第2回公演68,000枚!!とにかく全て万単位なのが驚き。私の参加した第一回公演はパレードが遅れてしまい1時間遅れで開始。しかも出演者が26.430人ときているものだから全員がステージに上がるのに30分以上かかり待ってばかりという感じ。お約束の雨も降ってくるし、寒いしで私は1時間ほどで失礼しましたが、エストニア人は最後までかなり残っていたよう。歌の祭典も歌詞が分かれば感動100倍なんでしょうが、言葉が出来ないのでとても残念。
開会式のイルヴェス大統領のスピーチ、後に官邸のホームページから入手した英語版から要約をご提供します。私に個人的に挨拶(未だに勘違い・・・)をしてくれて以来、大ファンです!なんだか良いスピーチで感動しました。
【イルヴェス大統領スピーチ要約(4日歌の祭典開会時:sunflower仮訳)】
 今日と明日は国民が一緒になって共に呼吸をする祭典。毎日の心配や悩みは忘れ、美しい歌声を聴き、すばらしい民族衣装を見ながら、共に楽しもう。過去に我々は我々の自由を奪おうとした人々に歌で立ち向かった。我々は歌によって自由と国家を勝ち得た。しかし今日は違う。今日は何かに立ち向かうのではなく、我々がただ歌いたいから、そして共にいたいから歌うのである。夏のこの祭典は我々が自由な国の自由な人々であるということを方々に示してくれている。我々の歌や踊りはそのそもそもの目的どおり(何かに立ち向かうためではなく)心から、人生を愛することから生まれてくるのである。共に呼吸を一つにしよう。

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