2009年10月30日金曜日

KGB(ソ連国家保安委員会)の隠れ家







今日はソ連時代にKGBが秘密通信基地として使っていた所に見学に行ってきました。場所はSOKOS Hotel Viruの最上階。一般公開はされていません。当時もここはホテルで、海外からやってきた要人のスパイ活動が行われていました。スパイすべき人がやってくるとKGBはその人の宿泊する部屋の隣に部屋をおさえていたそうです。また当時はありとあらゆるところに盗聴器が仕掛けられていたそうです。たとえばレストランの照明やお皿など・・・。ホテルの最上階にあったKGB事務所はとても狭い部屋でしたが当時のままに保存されており、複雑な気持ちになりました。

ホテルの最上階ということで景色は本当にすばらしく、KGBの事務所を含めホテル側はこれを観光資源として有効活用出来るように色々アイディアを出し合っている状況といっておりましたが、人々の心に深く残っているソ連時代の傷はまだ完全に癒えておらず(案内して下さった方もお爺さんがシベリアの強制労働先で亡くなったと言っていました)、すぐに公開というわけにはなかなかいかないのだそうです。

2009年10月25日日曜日

今日から冬時間




今日で夏時間が終了し日本との時差が7時間となりました。真っ暗な通勤が少しの間だけ解消されるかと思うと楽しみです。写真は通勤途中に見えるキーク・イン・デ・キョクです。これは15世紀に街の防御のために造られた塔だそうです。低地ドイツ語で「台所をのぞけ」という意味だそうです。昔はここから下街の台所が覗けたことからこの名前になったそうです。

今日は本格的冬入り記念(?!)ということでデパートで新しいフードプロセッサーを買いました。前回中国製ノーブランドの安物を買って反省したので、今回は世界的に知られた家電メーカーのものです。早速冷凍のグリーンピース、ケフィア&ブルーチーズを使ってポタージュを作りました。こんなに違うのであればもっと早くに買っておけばよかったとまたしても反省。お肉のミンチもクッキー生地もこれでお手の物。安物フードプロセッサーは来月行われるバザー行きが決定。

2009年10月24日土曜日

お勧めレシピ(ビーツのサラダ)




ビーツと言うと瓶詰か缶詰のイメージだったので、今まで存在にあまり気がつかなかったのですが、スーパーで実は生のビーツが買えることをつい最近発見しました。先日の市民大学のお料理教室で教えて頂いたビーツのグリルを応用してサラダを作ってみました。ビーツは酢と合わせて食べるものだと思っていましたがシンプルにグリルするだけでもとても甘くておいしいです。エストニアではサラダやスープ(ボルシチ)で結構活躍している食材です。ビーツは抗酸化作用もあり栄養価も満点だそうです。日本ではなかなか手に入らないので、かぼちゃや洋ナシ、りんご等でやってみると美味しいかも知れません。

≪材料≫
ビーツ
ローストした松の実かくるみ
チーズ(ヤギのチーズが合うそうです)
はちみつ
粒マスタード
オリーブオイル
塩、こしょう

≪作り方≫
①ビーツはくし切りにしてオリーブオイルをまぶし軽く塩こしょうし、オーブンでグリルする。
②はちみつと粒マスタードを1対1で合わせる。好みでお醤油を少し加える。
③お皿にグリルしたビーツを並べローストした木の実とチーズを散らしソースをあしらう。


2009年10月23日金曜日

地方選挙


10月17日、エストニアでは地方議員を決める地方選挙が行われました。IT大国エストニアは2005年の地方選挙を試験的にインターネットで行い2007年には世界で初めてインターネットを介した国政選挙を実施しています。時間にしばられず都合の良い時に選挙が出来るので若い人を中心にインターネットで投票する人が多く、今回の地方選挙でも有権者の約1割(約10万人)がインターネット投票しました。

日本との大きな違いはその選挙活動。投票日の1か月前に街頭へのポスター掲示が禁止されます。それに代わる各候補者の広報戦略はテレビのCMやビラ配り。選挙権のない私のアパートにも沢山のビラが入っておりました。

選挙結果はタリン市ではロシア系住民や貧困層の支持が厚い中央党の圧勝(現行政府の与党は改革党と祖国レスプブリカ同盟の連立です)。

2009年10月17日土曜日

ホームステイ in ロンドン







ロンドン郊外に一軒家を買った友人宅にお邪魔して1日ホームスティさせてもらいました。友人の家は5ベットルーム+日本だったら家が3軒くらい入りそうなお庭付き。キッチンもものすご~~~く広くて本当に素敵。夕食はいつものように旦那さん手作りのアフリカンなお料理でおもてなししてもらいました。

空港までの道すがら皆で飲茶を楽しみ中華食材店にも立ち寄ってくれました。私はエストニアではなかなか手に入れることのできないほうれん草、スティックセニョール&スィートバジルその他食材を大量買い。帰宅後すぐに軽くゆがいて小分けにして冷凍しました。これで葉っぱものの野菜に飢える冬(そもそも夏にもなかった・・・)をしのぎます(笑)。

友人ってどんなに長い間会わなくても会うと自然に一緒にいた頃の気持ちに戻れるから不思議です。友達は本当にありがたい、と改めて感じる今日この頃。

2009年10月15日木曜日

Miyama (ロンドン・和食)


今回のロンドン旅行では和食に飲茶にベトナム料理と普段エストニアではあまりお目にかかれない食を満喫しました!今回何と言っても私の一押しはCityにあるMiyamaです。ロンドンに行く機会があったら是非お試し下さい。


アフタヌーンティーでかなりお腹が一杯の私たちは川沿いをフラフラと散歩し、お腹一杯のまま友人と関係の深いレストランMiyamaへ。J-Waveのブログでも紹介された話題のお店です。私にとって重要なのはここの板前さんがエストニア人であるということ!エストニアから来た板前のユージンさんは最近HISのブログにも掲載され、ロンドンの日本人の間ではちょっとした有名人なのだそうです(偶然日本の他の友人にも私はタリンびいきなのでロンドンに行ったら是非Miyamaに行くべしとのお達しもありました)。
私たちはここでユージンスペシャル巻き(メニューにはたぶんないです)他たっぷり美味しい和食をごちそうになりました。ユージンスペシャル巻きはまさにアート。芯にホタテが入っていてその外にうっすらご飯。最後に彩美しくお刺身やアボカドで巻かれており、さらにとびっ子やゴマで本当に美しく演出されています。具の多いところが私好み。美味しかった!!

The Dorchester (ロンドン・アフタヌーンティー)











週末を利用してロンドンに行ってきました。高校の時代の友達との嬉しい再会の場所はThe Dorchester。つい先日のアエラにはロンドンのアフタヌーンティーブームについて書かれていましたが、友人曰く有名なホテルはなかなか予約が取れないのだそうです。ドーチェスターもそんな人気のホテルの一つ。重厚なインテリアに極上のサービス、紅茶の本場イギリスで頂くアフタヌーンティーはとても優雅なひとときでした。

まずはお決まりのサンドイッチ。パンもそれぞれ中身に合わせてシソの葉やクミンシードを入れたりしてとてもおしゃれ。お口直しのパンナコッタもスコーンもケーキも上品な甘さで美味しかったです。お腹一杯。

2009年10月11日日曜日

お勧めレシピ(雑穀サラダ)


あまりじっとしていない性格ですが寒くて休日は家の中にいることが多くなったので、料理研究(?!)をすることにしました。季節の創作料理です。今回は雑穀で秋のサラダを作りました。


≪材料≫
雑穀(私は16穀米、押し麦、玄米、ワイルドライスを混ぜて使いました)
エシャロット(なければ玉ねぎ、みじん切り)
チキンスープ
くるみ(180度のオーブンで10分間ローストして、粗めに砕いておく)
季節のきのこ
ひよこ豆(ゆがいておく)
季節の野菜(ミニトマト、パプリカ等)
オリーブオイル
塩・こしょう
お好みの酢(私はウォルナッツビネガーと黒酢を使いました)


≪作り方≫
①オリーブオイルでエシャロットをよく炒め、その中に雑穀を加える。雑穀が少し透明になってきたらチキンスープ、塩こしょうを加え硬めに炊き、さましておく。
②別の鍋で季節のきのこを炒め、さましておく。
③全ての材料を混ぜて出来上がり!

ヘルシーな一品。お勧めです。写真はきのこを最後に混ぜ忘れたのできのこなしですが・・・。今回は色々な触感を楽しめる食材にしましたが、雑穀ときのこだけや雑穀とトマトだけでも十分美味しいと思います。最後にパルメザンチーズをかけても美味しそうですね。食材が勝負なので、塩は美味しいものを使って素材の味を引き出した方が良いと思います。

帽子




すっかり冷え込む毎日。気温は毎日3度くらいです。お出かけに帽子があるのとないのでは感じる寒さが全く違います。せっかくなのでエストニアらしい帽子が一つくらいあっても良いかと思い早速近所のクラフトショップに行ってきました。見つけたのはフェルトで出来たかわいらしい帽子。色のバリエーションも色々ありましたが、私はシンプルな黒にしてコートに合わせてアクセサリーを変えることにしました。フェルト製のアクセサリーもとっても気に入りました。これで寒さ対策もばっちりです。

Pierre Chocolaterie(ピエール・ショコラテリエ)

今まで観光客に占領されていてなかなか入ることの出来なかったかわいい人気のカフェ、ピエール・ショコラテリエに行ってきました。


頼んだのは店員さんが人気だと教えてくれた「ティラミス」。正直言ってエスプレッソの香りもマスカルポーネチーズの味も全くしないので「ティラミスではなかったのですが(イタリア人が食べたらきっと怒ると思います)、チョコレートケーキとしてはとても美味しい一品でした。チョコレートがとても濃厚で食べごたえありです。大きさがかなりあるので、同僚とシェアしたのですが、ちゃんと半分に切って盛りつけてくれるなどサービスもすばらしかったです。お値段もお財布に優しくエスプレッソとケーキ半分で60クローン(500円)。

 

店内の雰囲気は中世のお金持ちの家のリビングルーム。甘いものと美味しいコーヒーを飲みながらゆっくり読書の時間を楽しんでいるお客さんがいたりするなど落ち着ける雰囲気のお勧めカフェです。

2009年10月1日木曜日

冬のはじまり


あっという間に10月。エストニアはもうすっかり冬です。朝目覚める頃はまだ薄暗く、仕事を終えて帰る頃にはかなり暗くなっているので、平日家にいる時はほぼ電気をつけています。先日お昼休みに外に出たらなんと気温0度。はぁ。しかし私はまだヒーターを入れずに頑張っています。・・・というより我が家はかなり暖かいのでお風呂に入る時に床暖房を入れる程度で充分快適です。

先週落ち葉が美しかったので写真に収めました。我が家の近くです。カラフルな葉っぱが本当に素敵でした。
アジアでは天災続きで心が痛みます・・・。