2009年9月29日火曜日

玉ねぎのみじん切り




食欲の秋へ本格突入(・・・というよりもうこちらは毎日気温は一桁でとっくに冬ですが・・・)、ということでエストニア料理を習うべく、市民大学の料理教室に申し込んでみました。蓋を開けてみて初めて分かった事ですが、この講座は初心者向けの簡単なお料理。

本日のメニューは前菜:ズッキーニ、パプリカとピスタチオのふんわりマフィン風トマトソースとルッコラのサラダ添え、メイン:牛肉のエスニック風スパイシースープ、デザート:焼きリンゴとカスタードソースでした。

もちろん最初の解説は全てエストニア語でチンプンカンプン。実習が始まってやっと先生に英語で献立を聞くというありさま。

この講座の参加者はちょっとお金銭的に余裕のありそうなマドモアゼルとマダム7名、奥さんから「あんたちょっとは料理くらい習ってきて家のこと少しは手伝ったらどう?」とお尻を叩かれて半分無理矢理参加したと思われる中年男性2名+私。初心者講座ということもあって玉ねぎのみじん切りの方法を先生が解説するわきで、ふむふむと深く頷く主婦歴うん十年と思われるマダムとかもいたりしてかなり面白かったです!!試食タイムにはたっぷりワインまで振る舞われました。

受講料はエストニアにしてはかなりお高め(600クローン:約6,000円)でしたが、なかなか楽しい講座でした。初心者向けとは言え、超シンプルの割にはおもてなしにも活用出来そうなメニューだったし、1か月に1度だけの開催なのでまた参加してみようと思っています。

後日、エストニア語の出来ない私に英語で色々教えて下さった玉ねぎみじん切りマダムに街でばったり再会。やっぱりエストニアワールドは狭い!!!

2009年9月26日土曜日

エストニア広報部長より

友達がエストニア日記を会社のブログに載せてくれました~!!
http://www.lococom.jp/cblist/his_046/
旅行を仕事にしている友人だけあり、視点もすばらしいです!

エストニアの乳製品2


エストニアのタルトゥ大学で発見された乳酸菌の一種ME-3(Mは発見者2名の名前から、EはエストニアのEだそうです)は抗酸化作用があり今ヨーロッパ(?!エストニア?!)で大変注目されています。ME-3が入っている乳製品は色々開発されており、ヨーグルト、ケフィア、カッテージチーズ、チーズなどなど、スーパーにも沢山販売されています。私もこれからはME-3入りの商品を積極的に購入しようと思っています!!

エストニアの乳製品1




エストニアは乳製品が美味しいです。それは良い草を食べて牛が育つからなのだとか・・・。こんなのどかな国であれば牛さんたちのストレスも少ないのでしょうね・・・。先日頂いたオーガニックミルクはバニラのような甘い香りがして口当たりも滑らかかつ本当に甘く、こんなに美味しいミルクを飲んだのは生まれて初めて!


さて、先日こちらのチーズ工場見学に行ってきました。そこで初めて分かったことですが、実はイタリア産ののモッツァレラやパルメザンチーズの中には最終段階の一歩手前までをエストニアで行い、最終熟成ないしはパッキングをイタリアで行うというのも沢山あるのだそうです。イタリアも認める美味しさということですね!!エストニアの方は「あまり知られていなくて悲しい」と嘆いていましたが・・・。

2009年9月20日日曜日

マラソン対決







たまたま2週連続素敵なマラソン大会を目にしたので・・・。
どのマラソン大会も快晴に恵まれ本当に良かったです。
マラソン終了後から次の日にかけての人間観察は極めて興味深いものがあります。みなさん全身で「筋肉痛!!!」を表現している感じです。

エストニアのマラソンはSEB銀行というスウェーデン系の銀行がスポンサーですが、子どもたちのイベントなども同時開催していてエストニアらしさを感じました。国際的な注目度は全くありませんが、市民との触れ合いという意味ではエストニアのハーフマラソンは最高にほのぼのとしていて楽しかったです。

<エストニア>
9月13日 SEBハーフマラソン
<ドイツ>→一番下の写真です。沿道も人だかり。
9月20日 ベルリンマラソン



2009年9月19日土曜日

ベルリン旅行


9月19日~21日まで3連休を利用してベルリンを旅行してきました。当初予定していた目的は3つだけ。ガーナで勤務しているお友達との再会、美味しい日本食とベトナム料理を食べることそしてフォンデュ用の串を買うことです。何て期待値が低いのでしょう!

(目的1)
ガーナのお友達とは無事空港で再会!お互いの無事と積もったガールズトークで盛り上がることが出来ました。アクラはタリンと違って新鮮なお魚が沢山手に入り、お寿司も含め日本食には飢えていないと言われかなりショック(一緒に食べようと思っていたのに・・・)を受けましたが、先方は仕事が忙しく毎日夜遅くまで仕事をしているということを聞き、これで引き分け(?!)ということにしておきました。

(目的2)
ベルリンにはベトナムからの移民が多いので、ベトナム料理があちらこちらにあり美味しいとのこと。たまたま泊っていたホテルの近くに素敵なベトナム料理屋さんがあったので友人と二人で大変質の高い美味しいベトナム料理をたっぷり楽しむことが出来ました!私は友人が帰った後の朝食もここでお持ち帰りにし、最後の瞬間まで楽しませて頂きました。タリンにも美味しいベトナム料理屋さんが出来るといいのに・・・。

(目的3)
ヨーロッパで第2の売り場面積を誇るデパート、KaDeWe。ベルリンに来たらやはりKaDeWeということで早速フォンデュの串を探すことに・・・。スイスでないと串だけ探すのは難しいかと思っていたのですが、さすがはKaDeWe、串だけのバラ売りもいくつかチョイスがあってびっくり。寒い冬はタイで買った固形燃料鍋を使ってフォンデュを楽しみたいと思います。それにしても溢れる品々にびっくり。すっかり田舎者・・・。


ドイツは私にとって食べ物の楽しみが他の国に比べて少ないので期待値が低かったのですが、テレビでよく見かけるブランデンブルク門をはじめ街の建造物も大変美しくすっかりベルリンのファンになりました。ベルリン動物園(白クマのクヌート君は出てきてくれませんでしたが・・・)、オペラ、ベルリンマラソン(たまたま)おまけにセールでの素敵なお鍋の購入など大都会ベルリンは意外や意外に色々楽しませてくれました。

2009年9月14日月曜日

Eesti Maja













先日ジュネーブから遊びに来てくれた今シーズン最後のお客様(寂しい・・・)とエストニア料理のエースティ・マヤ(エストニアの家)に食事に行ってきました。ここは正真正銘エストニアのレシピのお店なのだそうです。お店に着いたら日本人の団体観光客がいてびっくり。こんなに沢山の日本人にお目にかかったのは久しぶりです。
最初に前菜として食べたのがとっても素朴でやさしい味のするそら豆の塩ゆで。上にかかったソースはサワークリームにディルのはいったハーブソースです。その後に食べたお豆とベーコンのスープも田舎風の優しいお味。メインは豚のにこごり(meat jelly)とポークソテー小ニシン添えホワイトソース。二人でシェアをすると言ったらわざわざ取り分けやすいように盛ってくれていました。感激。ここエースティ・マヤではエストニア名物のフルーツワインを味わうことも出来ます。フルーツワインはブラック・カレント、クランベリーなど色々な種類のベリーで出来ており大変飲みやすいワインでした。

*このレストラン、現在はありません。

2009年9月13日日曜日

芸術の秋




オペラ劇場にバレエ「白鳥の湖」を見に行きました。オペラ劇場は夏は休演しており、9月から新しいシーズンが始まったばかりです。

エストニアは芸術がとても身近。バレエ、オペラやミュージカルなどどれもとても安いです!「白鳥の湖」も一番良い席で何と390クローン(3900円)!今回チケットを買いに行ったらすでに一番良い席は売り切れだったので3番目のグレードの2階席(270クローン)から観賞。エストニアオペラ劇場はとても小さい劇場なので2階の後ろの方の席でも十二分に見応えがありました。オデット役は最高にすばらしいバレリーナでとても楽しく観賞できました。来週は日本人バレリーナが役付きで出演する「三銃士」を観賞します。日本人バレリーナが役付きで出演するなんて、日本人として誇りです。

写真は今日たまたま開催されていたエストニアオペラ劇場のプロモーションイベントでの「白鳥の湖」。オデットの美しいスタイルと王子の白い歯にご注目下さい。

2009年9月9日水曜日

化けた通勤時間


日本にいる頃は片道1時間半の道のりを毎日通勤していたのですが、ここでは有難いことにたったの5分。しかも徒歩。・・・ということでその時間は今や旧市街にあるカレフというスポーツジムでのヨガの時間になりました!カレフには50メートルのプールやスライダーが3つもついていて設備は最高。私はヨガ専門ですが、食べすぎて罪悪感に駆られる時はプールにも行きます。帰り道にはスーパーがあるので、お買い物も大変便利。
http://www.kalevspa.ee/

ヨガの日は帰宅すると22時近いので、お腹がすいている時はサラダを作り、そうでもない時はケフィア(味はヨーグルトにミルクを加えたような感じです。ヨーグルトよりサラサラしていて酸味も少なくとても飲みやすいと思います。)を飲んでいます。日本でも最近流行りつつあるケフィア。日本にいる時は牛乳にケフィアの粉を入れてわざわざ作っていたのですが、こちらではスーパーで普通に売っているんです。とっても美味しくエストニア人も大好きです。

エストニアは最近21時にはすっかり真っ暗です。白夜の時は見えなかった星も楽しんでいます。道には枯葉が舞っています。ここは木全部が紅葉するというより部分的に黄色く枯れてすぐ葉が散ってしまう感じです。コートやストールも必須。もう冬はすぐそこです。

2009年9月5日土曜日

Kuldse Notsu Korts

Kuldse Notsu Kortsは豚料理専門のレストラン。出張者やお友達が来た時は大抵ここにお連れします。


パンやお肉がナイフに刺さって出てきたりしてプレゼンテーションが面白い、エストニアの豚肉はとても美味しい、お店の雰囲気がかわいらしい、などなどお勧め事項満載のレストランです。何しろ量がとても多いので日本人の胃袋だと2人ではかなり辛いのですが3人以上でシェアをして楽しんでいます。お勧めは前菜の「豚の耳のから揚げ」、「にしんのマリネ」、「豚のにこごり(meat jelly)」、「魔女のキャセロール(マッシュポテト、マッシュルーム、玉ねぎソースのキャセロール)」とメインの「シェフの特別料理:豚の膝肉」です。シェフの特別料理は皮付きでコラーゲンたっぷり。美肌効果も期待できます!!!

いつもの目線の上(足長通り)


タリンの旧市街は上を見ながら歩くと色々な新しい発見があって結構楽しいのですが、何しろ足元は石畳なのであまりボヤボヤもしていられません。

我が家の近くに「長い足」の通りという山の手と下町をつなぐ道があります。私は足長通りと呼んでいますが、その通りにあるブーツの飾り(?)はおしゃれな家主がイメージして付けたのかどうかは知りませんが、とても愛らしい通りのシンボルになっています。

2009年9月4日金曜日

ヤガラの滝




今日は同僚が車でヤガラの滝を見に連れて行ってくれました。狐の嫁入りだったので道中4本も虹を見ることが出来ました!なんてラッキー!!ヤガラの滝は言うなればエストニアのナイアガラです。山がないのに滝があるのは不思議です。エストニア人が沢山遊びに来ていました。

2009年9月2日水曜日

リトアニア・ラトビア旅行6(リガ)







最終日はシャウレイからラトビアのリガに国際バスで移動しました。シャウレイからリガまでは約2時間半、ゴージャスな国際バスですが、お値段は何と1200円。リトアニアの物価の安さには驚かされます。



最終日のリガももちろん駆け足。リガにはお昼近くに到着し、美味しいお昼を頂いた後旧市街の観光へ。かわいい街で、すぐに見どころ全てを見学することが出来ました。ラトビアで有名な自然派化粧品を自分へのお土産に購入。リガからタリンへはまたエアバルティック。今度はジェット機で空席もまばら。ちょっと安心。あっという間の夏休み、3日間良いお天気に恵まれ大満喫でした!

リトアニア・ラトビア旅行5(リトアニア料理)

リトアニアで感激したのは食事。何を食べてもとっても日本人の口に合う感じがしました。地球の歩き方に見所を一つ削ってでも食べるべしとあるのも頷けます。トゥラカイで食べた少数民族カライメの伝統料理は中にお肉の入った窯焼きパイでキビナイと言います。サクサクのパイ生地にしっかりと味付けされたお肉がマッチしておりとても美味。でもその美味しさより何よりリトアニア料理のジャガイモレパートリーの多さには本当にびっくりです。ジャガイモのパンケーキ、ジャガイモのソーセージ、ジャガイモのお団子などなど、モチモチのジャガイモ料理にほっぺたが落ちるほど。私は普段はジャガイモでお腹のスペースを一杯にしてしまうのは何だかもったいない気がしていて進んでジャガイモを食べることはないのですが、とても美味しかったので今度家でも再現してみようと思っています!!
じゃがいものソーセージ
ビーツの冷たいスープ




キビナイ
ヴィリニュスのバスターミナルではホットサンドイッチとホットドックの自動販売機を発見しました。自動販売機大国の日本人もこれには驚き。お味ももちろんすばらしく、具にはちゃんと野菜まで入っていて、いったいどういう仕組みなのか、誰がどうやって管理しているのか大変気になりました。
 
リトアニアではサワークリームやカッテージチーズを多用するようです。

リトアニア・ラトビア旅行4(シャウレイ)




2日目、カウナスからさらに移動を続けバスで約3時間のところにあるシャウレイへ。シャウレイの目的は「十字架の丘」。ここはソ連時代に禁域とされていた所に人々が十字架を持ち込み続け生まれた丘。今も世界の様々な所から十字架が持ち込まれているのだそうです。無数の十字架があり近くからみるとかなりの迫力なのですが、なかなか上手に写真に収めることが出来なかったのが本当に残念。

リトアニア・ラトビア旅行3(カウナス)


旅の2日目はカウナス。ヴィリニュスからカウナスは電車で移動しました。ここカウナスはリトアニア第2の都市。ヴィリニュスがポーランドに占領されている間、ここはリトアニアの首都でした。カウナスでの私たちの目的はただ一つ。第二次戦争中にナチスドイツの迫害から逃れるユダヤ人に日本への通過ビザを発給し、6000人の命を救ったと言われている杉原千畝の記念館に行くこと。杉原千畝はドイツと同盟を結んでいた当時の日本政府からビザ発給を許可されなかったため、自分の正義だけを信じ、勇気と決意を以て自分の時間が許す限りビザを発給し続けたのだそうです。その後彼の功績が評価され、当時の日本領事館は杉原記念館として保存されています。ここで私たちは涙なしでは見ることの出来ないDVDを観賞し感動を新たにしたのです。

2009年9月1日火曜日

リトアニア・ラトビア旅行2(ヴィリニュス)







トゥラカイから駆け足でヴィリニュスに戻りヴィリニュスの旧市街観光へ。ヴィリニュスに到着したのが夜というのもあって最初の印象は「暗くて怖そうな街」でしたが、歩いてみるととても素敵な所。タリンよりもずっと大きな旧市街を歩きながら散策を楽しみました。沢山の見どころがある中でも私たちが最も注目したのは「夜明けの門」。奇跡を起こす力があると言われる聖母イコンを前に私たちもにわかクリスチャンに化し祈りを捧げたのでした。