2012年3月31日土曜日

卵不足

年初にEUが新たに導入した鶏卵福祉指令により卵不足が発生しています。新しい指令では、家禽愛護の観点で、狭いカゴ(750平方センチ以下)の中で飼育する方法が禁止になりました。これによりいくつかの施設が生産停止に追い込まれ、イースターを前に買占めが相次ぎ、スーパーの卵売り場が卵が消えるという事態が発生しています。

こちらのお店ではお一人様3パックまでの購入制限が付きました。
一過性のものと見られていますがどうなることやら・・・。

キティーちゃんのコフケ(kohuke)

Nantecom社は去年末からハローキティーちゃんのコフケを生産・販売しています。コフケとはエストニア人が大好きなkohupiim(リコッタチーズ風のフレッシュチーズです:以前の記事はコチラ)を使って作ったお菓子。バルト3国やロシアなどでよく食べられています。ハローキティちゃんのキャラクターを使ったコフケは世界初だそう。このキティーちゃんコフケ、すでにラトビアとリトアニアにも輸出されているとか。

スーパーでもかなり売れている模様。1個74セントです。

こちらが外観。

このコフケには何とおまけがついています。

私が頂いたのはバッチのシリーズ。他にも指輪のシリーズやフィギュアのシリーズなど色々あるようです。グリコのおまけ感覚ですね。

コフケはバニラア味でチョコレートでコーティングされています。5センチくらいの小さなお菓子です(要冷蔵)。


あるデータによると、エストニアでは年間2,500トンのコフケが消費されています。エストニア人の61.3%の人がコフケを食べるとされていて、その消費量は一人当たりに換算すると平均80個だそう!!少し甘いので私は食後に1個の半分を頂ければそれで十分幸せです。

2012年3月29日木曜日

CNN リチャード・クエスト in Tallinn

CNNのリチャード・クエスト氏がタリンに来たようです。
アンシプ首相とのインタビュービジネス関連の取材がCNNのウェブサイトに掲載されました。

エストニアの国旗色の衣裳で取材を受けるアンシプ首相。いつもながら愛国心に溢れています。クエスト氏がアンシプ首相に、どうしてこんな時にユーロに入ったのか?などと聞いています。
エストニアはユーロから沢山の恩恵(直接投資や観光客の増加、雇用促進などなど)を受けていますから、振り返るようなことは決してありません。

ビジネス関連の取材は好調なエストニアのビジネスに焦点をあてたもの。ビジネスの代表として出てきたABB社の方の英語がフィンランド語なまりに聞こえるのは私だけでしょうか?

2012年3月25日日曜日

あの日を忘れない

63年前の今日はシベリアへの強制連行が行われた日(詳しくはコチラ)です。自由広場には22,000個のキャンドルに火が灯されます。
ボランティアを見守る女性の一人は目に沢山の涙を浮かべていました。色々なことを思い出しているのでしょう。






本日よりサマータイムに切り替わったので、日がますます長くなりました。

また雪

今朝起きたら外は雪の舞う嵐。また白くなりました。

2012年3月24日土曜日

北欧の子育て

所変われば色々ありますが、今日もまた衝撃的な出来事が・・・。エストニア人のお母さん、9か月の赤ちゃんをだっこしながら、「もうすぐこの子が寝そうだから外に行かなきゃ」と・・・。私はなぜ寝たら外に行くのか意味かよく分からずそのままその会話は終了。ふと気が付いたら何と、ベビーカーが外に出されているではありませんか!まさかここにあの赤ちゃんはいないわよね、と覗いてみると何とマイナスの気温の中、ベビーカーの中で赤ちゃんがすやすや眠っているではないですか!大ショック!!!色々聞いてみると強い子に育てるためにこうするのだとか。平和な国です。
帰って来て調べてみると、冷たい空気が肺を強くするとか、よく眠れるとか色々書いていました。北欧では一般的な模様。日本だったら虐待だとか、悪い菌が入ってくるとか誘拐が心配だとか色々言われそう・・・。

2012年3月18日日曜日

F-Hoone (カフェ)

Kalamaja地区で人気のカフェレストランをもう一軒ご紹介します。こちらはF-Hoone。一見レストランには見えない外見。



 内装にはほとんどお金がかけられておらず、日本の学生食堂のような雰囲気(笑)ですが、この雑多な感じが人々の心をくすぐるようです。この内装を大絶賛するブロガーもいるほど。広々としたお店だからか、子ども連れに大人気。キッズルームもあります。私は気が付きませんでしたが、あるブロガー情報によるとキッズルームには何と「日本の美しい漫画」も置いているそう。












食事はタリンで今一番美味しい!という噂もあり大人気ですが、本日はデザートのみ。こちらのマグカップは全てが異なった柄でとても面白いです!
今日は2組のエストニア人の知り合いに会ってしまいました。このお店が人気だからなのか、それともタリンが狭いからだけなのか???

Kukeke (レストラン)

今おしゃれな地域として人気のKalamaja地区。その中心部から少し外れると何とも寂しい雰囲気が漂う場所に行きあたります。


今日お目当てのビストロKukekeはそんな所に出来た地元っ子たちに人気のレストラン。Anni Arroさんがシェフを務めます。建物は昔の自動車修理工場を改築したもの。Kukekeは雄鶏を親しみを込めて呼んだエストニア語です(雄鶏はkukk)。

 外観の少し暗い雰囲気から一変。レストランの内装はシンプルで明るいものです。子ども連れの家族、カップル、お友達同士などなど、様々な人で大変賑わっていました。
至る所に雄鶏君たちがいます。



メニューはかなり豊富です。前菜として頂いたのはエストニアらしい一品。黒パンの上にバルト海で獲れた小さなにしんの塩漬け、ポーチドエッグ、パルメザンチーズとルッコラがのったもの。お腹にたまる前菜でしたが美味しかったです!


メインには選べるサイドディッシュが付いてきます。人気の一品というKukeke風coq au vin。優しいお味でした。こちらのサイドディッシュはフレッシュサラダにしました。











もう一品はBiff Lindström。スウェーデンのリンドストロームさんと言う方が考案したというビーツ入りハンバーグ。ケイパーの酸味とベーコンの香りの効いた美味しい一品でした。こちらにはオーブンで焼いたお野菜を添えました。







ハンバーガーも人気メニューなのだとか。でもそのボリュームはものすごいものでした。
エストニアで鶏はkikerikii(キケリキー)と鳴くのだそうです。所変わればですね。

2012年3月12日月曜日

雪解け

エストニアはまだまだ寒い日が続いていますが、確実に暖かくなってきています。真っ青な空とやさしい太陽の光のコラボレーションが見られる日も多くなってきました。これまで雪だったところから芝生が見えるようになると季節の移り変わりを感じます。
長い間人の足に踏まれて硬くなっていた雪の塊が昼間は解けて水になり、一部が流れ、一晩経つと朝には残りがまた氷になり、また解け出すの繰り返しを見るのも楽しいです。

春に向うにあたり、一つだけすでに寂しく思っていることがあります。それは夜空に星が見えなくなること。でもこれだけ長い冬を我慢しているのですから贅沢は言えません(笑)。

2012年3月11日日曜日

日本の日

あれから1年。
沢山の事を考える日。

2012年3月9日金曜日

1944年の空襲から68年

今年もあの日がやってきました。3月9日。ソビエト軍がタリン市を空襲した日です。3,068もの爆弾が投下され、エストニア市民少なくとも554人、ドイツ人兵士50人、捕虜121人が亡くなりました。1,549の建物が崩壊し、2万人もの人が家を失いました。
今日は市内のあちらこちらで追悼式が行われ、最初の攻撃が行われた19:15にニグレステ教会の鐘が悲しく鳴り響きました。

またこの日ハルユ通りには、1944年の空襲や周辺の歴史を説明したパネルが設置されました。

2012年3月7日水曜日

立ちあがる先生たち

エストニアでは教員の給料が安いことが大きな社会問題になっています。エストニアはストライキがほとんどないことで知られていましたが今日から3日間何と先生方が立ちあがってストライキを行います。エストニアの平均的な教員の給料は640ユーロ。エストニアの平均給与である900ユーロを大幅に下回っています。教員たちは20%の賃上げを要求しています。
デモの直後の自由広場
今回のストライキには全国で約16,000人の教員が参加すると言われています。 教員がストライキの間幼稚園や学校はお休みとするところがほとんど。この影響で仕事を休まざるを得ない人も沢山出てきました。また電力会社や交通機関が教員たちを応援するために応援ストライキを実施。市民生活にも大きな影響が出ました。
デモの後の自由広場

関連過去のコメント

2012年3月5日月曜日

衝撃の飲茶

港の近くにいつの間にか出来た立派なレストラン「Cha Dao(茶道)」。昨年末にオープンしたばかりのようです。
 いつも泣かされてばかりのタリンの中華料理事情ですが、このお店こそは!と期待を胸に一人で潜入取材。スタイリッシュな雰囲気ですが、今日はお客が一人もいません。メニューを頂くと他の中華レストランにはない飲茶メニューが!これはかなり期待できそうです。


まずお茶を頼みました。きちんとしたお茶セットが出てきました。ポットもついて来て自分のペースで楽しめます。感激。こちらのオーナーはロシア人でシェフは中国人とのこと。かなり期待が高まります!

今日は小龍包とマーボー豆腐を頼んでみました。20分くらい経った頃まず出てきたのはマーボー豆腐。???小龍包が前菜のつもりだったので少しショック。でも気を取り直して頂いてみると、あってはならないことが!何とミックスベジタブル入りだったのです。マーボー豆腐にグリーンピースと人参とスィートコーンなんて・・・。家庭料理なら分かりますが・・・。しかも味が濃すぎて・・・。
続いて出てきたのは小龍包という名の丸い餃子でした・・・。皮は厚くパサパサ。レンゲを用意してスープが流れ出るのを待っていましたが、一滴も流れず・・・。しかも下に敷いている野菜がきゅうりだったので、きゅうりの匂いが皮に移っており何ともミスマッチ・・・。
お料理の良いところを探そうとしましたが残念ながら見つかりません。やはり残念な結果でした。どうしたらタリンの中華料理のレベルが上がるのでしょうか。

翌日アメリカ人のお友達とこのレストランの話になりました。彼女は「あのレストランは何でも同じ味がするのでびっくりしたわ!鶏肉も豚肉も同じ味なんて始めて!でも雰囲気は良いしなかなか美味しいと思うわよ!」と言っていました・・・(笑)。アメリカのどこにでもあるお持ち帰り中華の実力の方が上のような気がします。
ゆっくり出来る雰囲気のお店なので、お茶だけを楽しむために行くのはとてもお勧めです。お茶の種類も沢山あります!

2012年3月4日日曜日

スイスの美味しいもの:スイス旅行5

古い小麦粉を使っているのでパンが美味しくないとか高いとか悪評高いスイスのお食事事情ですが、スイス航空で出てきたシンプルなサンドイッチはとても美味しかったですし、たまたま入ったレストランもなかなかのものでした。
ランチに立ち寄ったベルン駅の近くのSassafrazはおしゃれで落ち着く雰囲気のお店です。

パンは極めて普通でしたが、ドライトマトのペーストがついてくるあたりがおしゃれです。お店のオリジナルサラダは沢山入った木の実が良いアクセントになっておりさっぱりした一品でした。

メインで頼んだコルドンブルーはお店の自慢の一品だけあって美味しかったです。このボリュームにはびっくり。付け合わせはスイス名物のレシュティ。短冊に切ったじゃがいもを一度茹でて沢山の油で揚げ焼きしたもの。カロリーは相当なものだと思います(笑)が、美味しかったです!でもこの1品だけで3,500円はちょっと信じられないお値段。タリンだったら3コースに食後の飲み物を入れてもおつりが出そう・・・。


帰りの電車の中でゆっくりデザートを楽しむことにしました。

 選んだのはマロンケーキ。素朴な栗の味でした。

チューリッヒでは名物の仔牛の薄切り肉のクリーム煮を頂きました。こちらもレシュティ添え。




スーパーでは沢山のハイジ商品に出会いました。私は日本のアニメのハイジの方が好きですが・・・。
















チューリッヒのお勧めは何と言っても Sprüngli。空港や駅など至る所に支店があります。












本当はカフェでゆっくりしたかったのですが、時間がかなったので、サンドイッチとケーキをお持ち帰り。 シンプルなものでしたが、素材の味を存分に楽しむことが出来るすばらしいお味でした。また是非色々試したいものです。こちらのマカロン(ルクセンブリゲリ)はとても有名です!