2010年4月28日水曜日

Jazz and Tapdance show

日本からタップダンサーがやってくるという噂を聞きつけたので、生まれて初めてタップダンスのショーに行ってきました。とにかく会場は人、人、人。そして皆花束を抱えて会場入りしています。たまたまお隣に座った学生さんによると、このショーの企画者であるAleksandr Ivaskevitsさんはエストニアで有名なタップダンサーで、50歳という年齢を思わせない軽やかなタップダンスが持ち味。そして俳優でもあるとか。皆様のお目当てはこのアレキサンダーさんのようです。



今日の会場はロシア劇場(Vene Teater)。エストニア歌劇場よりも派手な感じです。周りから聞こえて来る言葉はほとんどがロシア語。タップダンスショーとは言え、歌あり映像ありの楽しい舞台でした。残念ながら日本人のダンサーは登場しなかったのですが、とても楽しむことが出来ました。
もう一つ今回の大きな発見は、エストニア語を母語とするエストニア人とロシア系エストニア人の反応の違い。エストニア人は恥ずかしがり屋さんでバレエやオペラでソロなどがあってもあまり拍手せずおとなしく鑑賞しているのですが(小さな子どももとても静かに観ています!)、ここロシア劇場では「ブラボー!!!」が連発。ロシア系の人々が積極的という話はよく聞いていましたが、本当にそのとおりでした。








2010年4月25日日曜日

イルヴェス大統領の長い外遊

先週の今日、エストニアのイルヴェス大統領は外遊先のトルコからポーランドのカチンスキ大統領の国葬に参列する予定になっていました。ところが、例のアイスランドの火山灰の影響でトルコから空路での移動が出来なくなってしまい、結局4日間で8カ国、3500キロの車の旅に・・・。4日間で訪れた国はブルガリア、トルコ、セルビア、ハンガリー、スロバキア、ポーランド(ここでカチンスキ大統領のお墓参り)、リトアニア、ラトビア。カチンスキ大統領の国葬にはアンシプ首相が参列しましたが、アンシプ首相も陸路ポーランドへ。イルヴェス大統領の長い長い外遊はニューヨークタイムズでもとり上げられました

2010年4月24日土曜日

ロッテちゃんと日本の関係

私の大好きなエストニアのアニメキャラクターロッテちゃんと日本には実は深い関係があります。
このストーリーには日本から迷い込んで来た蜂のススム君が登場します。ススム君は道具村の仲間に柔道を教え、ロッテちゃんと仲間たちは日本で行われる柔道の試合に参加し勝利するといううもの。
私もDVDを買って観てみましたが、日本に関して??と思う点は多少はあるものの日本が肯定的に描かれており、この映画がエストニアの子どもたちに与える影響はとても大きいのではないかと思いました。日本人としてとても嬉しいことです。
(ロッテちゃん切手もあります。)

ロッテちゃん

エストニアは欧州ではアニメ国家(?!)としての地位を確立しているそうです。日本と並ぶアニメ大国エストニア(?!)が世界に誇るキャラクターと言えば「Lotte」(是非是非このサイトを訪問してみて下さい。木で出来た看板をクリックするとそれぞれに映画で使われた挿入歌を聞くことが出来ます。とてもかわいいです!!)。このアニメの英文タイトルはLotte from Gadgetvilleなので、「道具村のロッテちゃん」とでも言ったところでしょうか。ロッテちゃんは犬のキャラクターですが、ロッテちゃんの住む村にはウサギの一家、猫の一家や豚の一家などなどとてもかわいらしいキャラクターの動物の家族が住んでいて、なぜか皆発明に力を注いでいます。
そんなロッテちゃんはエストニアの子どもに大人気。私もエストニアの子どもたちに負けないくらいロッテちゃんの大ファン。
スーパーでよくよく観察してみるとあらゆる所でロッテちゃんのキャラクターが使われた商品が扱われています。

ジュースに

ヨーグルトドリンクに
シリアル!

これからもロッテちゃんの魅力を探し続けたいと思います!!


2010年4月23日金曜日

Jazzkaar 2010

タリンで毎年開催されているジャズの祭典Jazzkaarが今日から始まりました。この祭典にはJTI(Japan Tabacco International)が協賛していたり、日本のアーティストJazztronikが参加しているなど、日本との関わりも深いようです。

私は教会で開かれたオープニング・コンサートでThe Best of Nordic Soundsというグループの演奏を聴きに行ってきました。ジャズに教会はなんとも不思議な感じでしたが、面白い経験となりました。



2010年4月17日土曜日

魔女の井戸

今日はタリンから車で南に約30分のTuhalaというところに行ってきました。ドライブ日和の晴天です。
Tuhalaには年に数日から数週間だけ水が溢れ出る井戸があります。この井戸は魔女の井戸と言われていて伝説では魔女が井戸の中でサウナを楽しんでいる時に水が溢れるのだそうです。
ちょうど雪解けの時期、地下水が溢れ、2.4メートルの深さの井戸から水が流れ出てそのまわりに池が出来るのだそうです。今日はちゃんと井戸から水が溢れ出ていました!!普通の状態を見るとこれがどんなに珍しい現象なのかがよく分かります。



ここはパワースポットとしても有名。この大木からエネルギーが出ているのだとか。私たちも沢山エネルギーを浴びてきました!
道すがらすずらんやかわいらしい紫の花を発見。木々からもまだ固い緑の芽が見えるようになってきました。まだまだ寒い毎日ですが(今朝は雪も舞っていました!)日一日と春の訪れを感じます。

魔女の井戸周辺は湿地帯で、散策途中の風景もとても趣があります。大自然からマイナスイオンをたっぷり吸収。
途中でこんなかわいらしい教会にも出会いました。

















いつもの目線の上2(のぞき見トム)

こんなところにこんなかわいい人がいたとは!!少なくとも週に2度は通っていた通りなのに初めてその存在に気が付きました。その名も「のぞき見トム」。本当にかわいいです。なんてユニークなのでしょう!!!(家に帰って調べたら地球の歩き方にもちゃんと載っていました・・・)

このトムさん、お向かいのお家のお嬢さんをのぞいていたそうです。
かわいいですね~。




2010年4月16日金曜日

NATOの日

本日市内自由広場でイベント「NATOの日」が開催されました。NATO(北大西洋条約機構)は、北米、ヨーロッパを中心とした軍事同盟でエストニアも2004年から加盟しています。
来週22日と23日の両日、エストニアはNATO非公式外務大臣会合を主催します。各加盟国から外務大臣をはじめとした要人がタリンに集結予定で、エストニア史上最大規模の行事となる見通し(アイスランドからの火山灰の影響で本当にどうなるかわかりません・・・)です。

「NATOの日」は来週の一大行事に先駆けて市民の皆さま向けにNATOはどういった活動をしているのか、NATOとエストニアはどういう関係にあるのか等紹介するイベントで、多くの市民でにぎわっていました。なぜかエストニアで人気のロックバンドSmilersが会場でコンサートを行っていました。



2010年4月13日火曜日

スウェーデンのフルーツ・スープ

寒い冬の日にスウェーデンのお友達から頂いたブルーベリースープ。粉末をお湯でとくだけで手軽に熱々の美味しいスープが出来ます。スープと言っても甘くてデザートに良い感じです。ちゃんとブルーベリーの実も入っています。温かいまま頂いても冷ましても大丈夫。とろみがあって日本の葛湯のような感じです。国は違えど寒い冬に食べたいものは同じなんだな、と思いました。


私があまりにも絶賛したので、先日里帰りした時のお土産と言って今日ははローズヒップ味を頂きました。こちらは食物繊維とビタミンが豊富なのだとか。こちらも程よい酸味と甘さでとても美味しかったです。美容にも良さそう。たらこペーストと言いフルーツスープと言い、スウェーデンには日本人も好きそうな美味しい物が沢山あるようです。是非今度探検してみねば!!







2010年4月9日金曜日

Velvet (カフェレストラン)

本日は久し振りに太陽がまぶしく輝く快晴。まだまだ気温は低いですが、ウォーキング日和ということで、スウェーデン人のお友達と市街から東に5キロに位置するビーチリゾート、ピリタまで行ってきました。
約2時間のウォーキングの後のお楽しみはもちろんランチ。かねてからお寿司の美味しいレストランとしてノンジャパニーズの皆さまからお勧めされていたVelvetに入ってみることに・・・。
店内には黒と赤の立派な椅子が沢山。
メニューは寿司メニューと西洋料理を中心としたフュージョンメニューの2種類。

私たちはお寿司にすることに。
今日は寿司メニューから「札幌巻き(まぐろ、カツオ、サーモン、海藻サラダ、マヨネーズ、アボカド、きゅうり入り)」と「鉄火巻き(まぐろ、こしょう、カニカマ、クリームチーズ、アボカド入り)」を選びました。
何と一切れ日本円に換算して200円くらいするのですが、皆のお勧めというだけあってとても美味しかったです。日本のお寿司屋さんでは食べることの出来ないクリエーティブでユニークなお寿司の数々ですがそれはそれで楽しむことが出来ました。市内からこんなに遠いのにひっきりなしにお客さんが入って来てびっくりです。しかもほとんどの人がお寿司を注文していました。

デザートはミルフィーユ。こちらもお店で作っているようで、とても美味しかったです!!



2010年4月7日水曜日

Baruto

ソラリスに支店があるTシャツ専門店T-sargipoodには沢山の面白Tシャツが販売されています。

本日はBarutoの大関昇進を祝うTシャツを発見。売れているのかどうか大変気になりますね。町でこんなTシャツを着ている人に早く出会ってみたいものです。
このお店には他にも面白エストニアTシャツがあるのでお土産にもお勧めです。







2010年4月2日金曜日

The Three Sisters Hotel (Emperor's Menu)

旧市街にあるスリーシスターズホテルで特別メニューを頂いてきました!

2007年5月24日、天皇皇后両陛下がエストニアに来られた際にスリーシスターズホテルで召し上がったエンペラーズメニュー。事前予約をしておけば誰でも試すことが出来ます。

まずは本日のアミューズ。ビーツのコンソメとチキン。濃厚なコンソメと甘いビーツのハーモニー。チキンはレモングラスの香りのするオリエンタルなもの。


前菜はサンダニエーレ産の生ハム、ベビーリーフのサラダとトマトのソルベ。サラダは目にも美しいラズベリーのドレッシングで和えられています。トマトのソルベはトマトが太陽からたっぷり吸収した美味しいエッセンスがたっぷり入っていてねっとりです。

メインは仔牛の腰肉オランデーズソース(天皇皇后両陛下が召し上がったのはトマトピュレの入ったショロンソースだったようなのですが・・・)。
デザートは温かいカヌレと手作りバニラアイスクリーム。
気分はエンプレス、ということでそれぞれのお皿にホテルの方お勧めのマリアージュワインを頂き、ほろ酔い気分の素敵な夕べでした。

以前ホテルの方が案内してくれたピアノ・スイート。エリザベス女王や天皇皇后両陛下もここにお泊りになったそうです。

あまりにも広くて一枚の写真に収められなかったのですが・・・。グランドピアノも置かれています。














2010年4月1日木曜日

第4回日本アニメ映画祭

町でお買い物をしていたら「となりのトトロ」の主題歌を歌いながらお店に入って来る女の子が・・・。その女の子がこの歌を歌ったのは東洋人である私を意識してなのかそれとも本当に自然に出てきたものかは分かりませんが、いずれにせよ、今タリンでは日本のソフトパワーが最大限に発揮されています!!
その理由は本日から11日まで開催されている日本アニメ映画祭。「オタク」という団体による主催です。第4回目となる今回は手塚治虫の作品を中心に日本の様々なアニメ映画が公開されています。オープニングには手塚治虫の短編映画4編が上映され、会場はほぼ満席。私も久し振りに鉄腕アトムに再会しました。

会場であるソラリスショッピングセンターにはタリンではめったに見ることの出来ない 懐かしい日本語もあちらこちらに・・・。





エストニアで日本語を学習する若い学生さんの動機はそのほとんどが日本のアニメだそう。アニメにはあまり関心のなかった私もこれをきっかけに日本のソフトパワーを見直してみたいと思います。