2013年6月30日日曜日

ばら真っ盛り!!

薄手のコートがなかなか手放せなかったロンドン。北国のエストニアよりも低い気温が続いていました。そんなロンドンにもやっと初夏が訪れ、例年より少しおくれてばらが満開に。
 

 本日はリージェンツパークから美しい満開のばらをお届します。リージェンツパークには400種類3万株のばらが植えられています。
ばらは色、大きさ、花弁の形、数、香りなど色々な個性があって、ネーミングもとても楽しいものです。





中には人の顔の大きさほどもある花もありました。












ぽかぽか陽気のリージェンツパークには多くの人が訪れておりピクニックを楽しんでいました。

本当にピクニック好きな皆さんです。

2013年6月29日土曜日

The Ledbury

 本日はごぼうびランチ。ノッティングヒルにあるThe Ledburyに再びやって来ました(前回記事はコチラ)。


本日は自分へのごほうびランチなのでテースティングメニューに。
まずはヘーゼルナッツのビスケットの上にパテとオレンジピールが乗った小さな一口おつまみ。

 パンも相変わらず美味しいものでした。
 
 アミューズはズッキーニのクリーム。一切れだけ入ったロブスターが甘く、キャビアがとてもすばらしいアクセントになっていました。

ホタテ貝のセヴィーチェ。かぶのスライスがのっています。そして一番上には凍らせたホースラディッシュのふわふわの粉。緑のオイルは海藻オイルです。前回来た時はパルメザンの粉でしたが、ホースラディッシュの方がよりさっぱり和風な感じです。

次はさばの炭火焼。アボカドのソースときゅうりの酢漬けが添えられています。こちらも前回からレベルアップした感じ。
 
 次は水牛のカード(サンネクテールチーズ入り)。上にはグリルした玉ねぎでとったスープがかけられます。少しクリーミーな茶碗蒸しのような感じです。

 
このあっさりした一品にはバターたっぷりのパンにトリュフがたっぷりとのせられた濃厚なトーストが添えられました。このトーストが絶品!

 お魚料理はカレイのソテー、蟹肉添え。こちらは火加減が絶品。ほのかなカレー、エルダーフラワー、フェンネルの香りが感動的なハーモニーを奏でます。
次はうずらとグリーンピース。アクセントに粉末状の血のソーセージがかけられています。うずらの肉はとてもしっとりやわらかに仕上がっていました。


最後のお食事はリブ肉。おはしでも切れるくらいのやわらかさです。添えられているのはセルリック。お肉に添えられた香ばしいエシャロットとよく合います。また、薄くスライスされたポテトのカリカリ揚げも良いアクセントに。シンプルな一皿にも色々な計算を感じることができる一品でした。

プレデザートはみかんのグラニテとレモンとバーベナのアイスクリーム。お口の中をさっぱりさせてくれました。


デザートはいちごのミルフィーユ、ミルクのアイスクリーム。サクサクのパイで美味しかったのですが、もう少し工夫を見せてほしかったという印象。季節の果物の美味しさに頼り過ぎたかそれともちょっと横着したかったのか分かりませんが、もう少しパティシエの仕事振りが感じられるデザートを合わせて欲しかったです・・・。

最後のプチフール。

今日も大変美味しく頂きました!
お店の雰囲気も店員さんのサービスもすばらしく、大満足のランチとなりました。

2013年6月22日土曜日

ロイヤル・アスコット(競馬)

先週選んで予約しておいたお帽子が活躍する時が来ました!そう、本日はロイヤル・アスコット競馬にお出かけの日です。 
ベージュと鶯色のワンピースに合わせて選んだこの帽子、一見ただの麦わら帽子?と思ってしまいそうな普通の帽子ですが、レンタル代は75ポンドもします。1万円もあれば買った方が安いかも、と思ってしまいそうな強気のお値段・・・。このお値段でもかなりのお客さんが来ていましたから、需要はあるのだと思います。アスコットシーズンはかき入れ時なのでしょうね。











さて、そのアスコット競馬ですが、英国王室が主催する競馬です。今年は6月18日~22日の開催。王室主催とあって、女王陛下が毎日出席されます。私の日本の競馬の勝手なイメージは「ワンカップ」と「焼き鳥」、「競馬新聞」に「耳に赤ペン」ですが、王室主催の競馬にはドレス・コードがあります。4種類に分けられる観客席のタイプによってルールが異なりますが、男性は最低でも上下揃いのスーツにネクタイが必須。女性はひざ丈のドレスかパンツスーツに帽子のスタイルです。

アスコット競馬場まではロンドンのウォータールー駅から電車で約50分。電車の中はすでにお祭り状態。日本の修学旅行の車両よりも賑やか。しかも皆帽子付きのおしゃれな服装ですから滑稽なことこの上ありません。












駅を降りたすぐの所ですでにピクニックをしているグループも沢山見かけました。
競馬場までは緑豊かな道を歩いていきます。
途中までたどり着くと、観客席のタイプにより進む方向が分けられます。

こちらがアスコット競馬場。












カメラマンも山高帽をかぶっての取材です。

女王陛下はレース開始前に馬車でご入場されます。テレビの画面に女王陛下のお姿が映るとまわりから「わ~、今日はブルーだわ~」という歓声が!毎日何色のお洋服で来られるか皆楽しみにしている模様。本日は名付けてウェッジウッド風のファッションでした。





女王陛下は大人気。皆大歓声と拍手でお迎えしていました。女王陛下は昨日女王陛下ご所有の馬「エスティメート」がメインレースで優勝したとあって、上機嫌です。この優勝は1807年のレース創設以来初めての歴史的出来事とか。



こちらがロイヤルボックスの入り口です。

さて肝心のレースですが、かけ方は色々あって、少し複雑です。1着となる馬を予想するもの、3着以内となる馬を予想するもの、1着と2着を予想するもの、1~3着を予想するものなどなど。

レースが始まるとお上品な服装の皆さまも大きな歓声を上げて盛り上がります。本当に面白い雰囲気です。全部で6レースありますが、1レースはあっという間に終わります。皆さんはレースそのものも楽しんでいますが、その合間合間の社交の時間をより楽しんでいる感じでした。




筋肉隆々の馬さんたち、よく見るとそり込み模様が入っていたりしました。



イギリスの夏の風物詩の一つでもあるロイヤル・アスコット、日本に置き換えれば浴衣を着て夏祭りに行くといったような雰囲気やおしゃれを楽しむイベント、と言ったところでしょうか。大変良い経験になりました。