少し前の話になりますが、エストニアの新たな観光スポットが6月23日の戦勝記念日に自由広場にオープンしました。23時から始まった記念式典ではイルヴェス大統領をはじめ政府の要人、独立戦争(1918年~1920年)に参戦して国を守った人々も参列のもと、この戦争で亡くなった方のお名前が一人ひとり電光掲示板に流れ、すばらしい合唱が行われました。24時頃になってあたりがやっと暗くなった頃、この記念碑がライトアップされ感動と共にセレモニーが閉幕しました。
今は観光客が集い、市民が花を手向ける憩いの場所の一つとはなっていますが、この記念碑は旧市街の雰囲気にそぐわない、センスが悪いと私のまわりのエストニア人にはかなり不評。チェコ製のクリスタルで出来た塔はなぜかピンク色に変色したりしてもうすでに2度も一部交換作業が行われ、その度に新聞の一面をにぎわせています。私はこれはこれで悪くはないとは思いますが・・・。
塔の手前はエストニア国旗です。地球の歩き方によると矢車菊の青は古代の自由、黒は失われた独立、白は明るい未来だそうです。エストニアの人は本当に旗が大好きです。過去の悲しみから自由になり、エストニア国民として一つになった今を心から誇りに思えるからなのでしょうね。
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