2022年11月3日木曜日

FARO (銀座 イタリアン)

 本日は資生堂パーラーにあるFAROで記念日ランチ。




海と空がテーマの内装。天井も5メートルと高く開放的です。落ち着いた色での統一感があります。




この銀色のショープレートは燕市で作られたもの。「海に浮かぶ月」というプレートです。店名の灯台(FARO)から海を見ている情景とのこと。

オリーブオイルは3種類から選びます。
右からシチリアの搾りたて新摘みオリーブオイル(ノヴェッロ)。濾過していないので、濁りがあります。トマトのような良い香り。
真ん中はトスカーナのインテンソ。2021年にオリーブオイルコンクールのインテンソ部門で100点満点を獲得したものだそうです。4種のオリーブをブレンドしており、バランスが良いとのこと。
左側のものはローマのインテンソ。トマトやアーティチョークのような味と香り。
食べ比べをしてみましたが、色も香りも全く異なり奥深いオリーブオイルの世界を垣間見た感じです。

自家製のパンです。美濃焼のお皿です。

最初の一品は山形県の秋鮭と自家製モッツアレラチーズのカルツォーネ。器は有田焼です。

ピザ生地がもっちりしていてとても美味しい!中のサーモンリエット、モッツアレラとの相性も抜群です。

続いては炙りおばこ鰆 ネギと直七 こちらも有田焼のお皿で。
こちらは鰆を40℃で低温調理したもの。脂がのっています。しっとりした鰆とネギ、マヨネーズのすばらしい一品でした。


パッパルデッレ 蝦夷鹿のラグーソース 新潟県の高橋さんの窯で焼かれたお皿です。
北見から来た鹿肉は、仕留めてから二時間以内に血抜きをし、ドライエージングしているものだとか。全く臭みのないお肉でした。でも逆に言うと野性味もないので、優しい和に合うお味になります。


真鯛のソテー カーボロネロとサバイヨン
皮目はパリパリ、中はしっとり焼かれたタイを2種類のソースでいただきます。


お肉料理に先駆けて福井県高村刃物製作所で作られたステーキナイフを選びます。



メインのお肉は鹿児島県産のサドルバック豚のローストでした。お皿は美濃焼。
焼き加減、最高です。サドルバック種の豚肉は日本では鹿児島でしか生産されていないとのこと。

こちらは鹿肉とは逆に野性味溢れるお味でした。ソースはフォンドボー。普通です。

デザートはアーモンド、紫蘇と薔薇を使ったもの。有田焼の器です。

上から吉野葛を使った紫蘇と薔薇の香りのする色鮮やかなソースがかけられました。
中にはシャインマスカット、キャラメリゼされたアーモンド、アーモンドのアイスクリームが隠れています。


記念日ということで、チョコレートムースのケーキを出していただきました!こちらはムースの周りにチョコレートスポンジと苔に見立てた抹茶のスポンジがまぶされています。苔のむすまでお幸せにという意味が込められているとのこと。中にはラズベリーのジャムがアクセントとして入っています。
美味しいケーキでした!

最後のプティフールはあんぽ柿や柑橘の入った最中です。

ちょっと失礼してパッカン。

雰囲気もサービスも素晴らしく心地よいおいしい時間を過ごすことができました。ごちそうさまでした。
日本の美しい器をこだわりをもって選んで、それらを大切に使っているところもすばらしいです。






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