エレベーターを降りるとすぐにレストラン。こじんまりとしたお店でした。
テーブルセッティングは東南アジア風。北イタリアのお料理だそうです。
アミューズはオーガニック人参の冷たいポタージュともうかの星のフリット。もうかの星とはネズミザメの心臓のことだそうで、生食できるとのこと。上に乗っているのはカシス風味のマスタードです。食感がお肉のようで、美味しかった!ポタージュはガスパッチョ風です。美味しいオリーブオイルの味が引き立っていました。
パンはフォッカッチャ風のものとバゲット風のものが2種類。温かく提供されました。オリーブオイルは北イタリアはリグーリア州から。
前菜は金目鯛のカルピオーネ(南蛮漬け)ハーブのサラダ仕立て。フライしてマリネされた金目鯛に沢山のハーブが乗っています。茗荷、海ブドウ、半生の本節など和の食材も使われています。ドレッシングはイタリアンパセリのドレッシングとフランボワーズのドレッシング。色合いが美しい!
1品目のパスタは半熟卵とハムの冷製カルボナーラ、フェデリーニ。上にはミモレットがかかっています。トリュフの香りもすばらしい!
エディブルフラワーも乗っていて見た目にも美しい一品です。
2品目のパスタは自家製のタリオリーニ。愛知県産うなぎのラグー。緑色のソースはズッキーニと青のりのソースだそうです。上にはたっぷりのサマートリュフ。少し甘めのラグーとコシのある麺、グリーンのソースとトリュフの絶妙なマリアージュ。このタリオリーニだけでお腹を満たしたいと思ってしまいます。
セコンドはベルギー産オリーブポークのロースト、季節野菜添え。ローストポークの下にはカポナータとスペシャリテの厚切り大根のスープ煮。オリーブポークは、飼料にオリーブオイルを2%混ぜて育てたポークだそうです。
使っている食材、お料理のプレゼンテーション、そして何よりも手打ちパスタの実力はとても素晴らしかったです!一品一品何一つ文句はないのですが、トータルで見ると何かが足りない気がします・・・。いわゆるWOW!ファクターとサービスでしょうか?
いずれにせよ、お行儀の良い美味しいお料理の数々でした。
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