2011年7月3日日曜日

第11回青少年の歌と踊りの祭典:歌の祭典編

いよいよ歌の祭典が開催日がやってきました。雨が心配されていましたが、当日はお天気にも恵まれご覧のとおりの青空。










ものすごい人です。歌の祭典のステージはこのドームです。最高3万人の出演者を収容することが出来るとか。昨日とおととい開催された踊りの祭典の時にはこのドームが客席となりました。












パンフレットにはちゃんと歌詞もついており皆で歌えるようになっています。合唱をやっていたお蔭で私の知っている曲が何曲か入っており、エストニアの皆さまと感動を分かち合うことが出来ました。今回のために作曲されたmaa ja ilmはサビにインパクトのあるとても素敵な曲でした。作曲者のOlav Ehala氏の歌はこれまで合唱でも何度か歌ったことがありましたが、ますますファンになりました。これからmaa ja ilmはエストニアの合唱の定番となることお請け合いです。


 会場では歌を真剣に聞いている人も大勢いましたが、会場から離れたところでは歌の祭典をレジャーのように楽しんでいる人々も沢山いました。芝生にシートを敷いて昼寝をしたりしながら思い思いに歌を楽しんでいます。屋台も沢山出ていて日本の夏祭りのようです。











出演者もお疲れの様子。

エストニアで初めて歌の祭典が開催されたのは1869年、タルトゥでの出来ごとでした。Johann Voldemar Jannsen氏が中心となって始めたと言われています。初回には845名が参加したそうです。最初の3回は男性のみでしたが、第4回目から混声となり、会場も第6回目からタリンに移されて、これまで行われ歌い続けられました。こちらは1969年に開催100周年を迎えた時に立てられた石碑です。




青少年の歌の祭典は雰囲気も規模も本祭とは異なりますが、歌の祭典には22,239人、踊りの祭典には7,554人が参加し、2,111人が演奏者として出演する大規模なものでした。出演者は市内の52の学校で寝泊まりし、開催期間中出演者に振る舞われたスープは106,400杯だったそうです!また、海外からも沢山の参加団体がありました。歌の祭典には中国、カナダ、ルクセンブルク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドおよびスイスから、踊りの祭典にはラトビアから参加がありました。
また、観客もチケット数で数えると踊りの祭典で31,350枚、歌の祭典で45,932枚が売れました。その他子どもの保護者等も数えると本当に驚く人数が会場に集まったことになります。
次回祭典は2014年に開催が予定されています。今度は日本から合唱団を率いて参加したいと思います(笑)。

今回の祭典では素敵なオリジナルグッズも販売されたので、ついつい購入してしまいました・・・。会場で使われていたオリジナルデザインのマットにヘアバンドです。

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