高級住宅が立ち並ぶ一角、エストニア大使館の近くにあります。
普通のビルなのに、入り口に素敵な飛び石が敷かれており、特別な気持ちになります。
店内はあらゆるところに気のぬくもりを感じます。憧れの大きなカウンター。自然光もたっぷり届くすばらしいお店です。
カウンターの後ろには4人掛けのテーブル席が2席ありました。奥には個室があるようです。
先付けはよもぎ豆腐。すり立てのわさびとお出汁と共に。絹のようになめらかなよもぎ豆腐でした。
続いては白魚の桜締め。桜の葉の間に白魚が挟まれています。手前のお出汁をつけて頂きます。このお出汁の入った豆皿は中尾万作さん作。
白魚には桜の葉の香りがほんのりついています。
お椀ははまぐりのしんじょう。春を感じる一品。もちもちのしんじょうには蛤の肝も入っていてバランスがすばらしいです。
お刺身。
本日は淡路島の鯛です。身はぷりっ、ぷり。皮はコリッ、コリ。
こちらはスペシャリティの豆皿八寸。
上段左上から東寺蒸し(湯葉を使った蒸し物)。上にはバチコが乗せられています。
静岡の花わさび
能登の細もずく、山芋かけ
アオリイカとうどの木の芽和え
下段左下から京大根の田楽
せりと松の実と干し柿の白和え
白バイ貝のショウガ煮
フキの青煮
富山のホタルイカの有馬煮(実山椒を使った煮物)
菜の花の辛し和え
たこの柔らか煮
鯖寿司
車エビ
本当に手間のかかったお料理の数々。器もそれぞれ美しく、楽しませていただきました。
甘味はつばき餅。
お茶と共に出てきました。
このお茶碗も万作さん作です。持ちやすい素敵なお茶碗です。
甘味の後にもお茶を出して頂きました。
最後に大将にお道具について色々お話を伺うことができました。こちらのお道具は90%が特注なんだそう!!!盛り付け用のお箸一つをとっても●万円もするそうです!!和食は器も道具も凝り始めると底なしとのことで、お金がかかってしまうとか・・・。
こちらは大将に見せて頂いた包丁。すべて同じ包丁ですが、右が原型、一番左が30年物だそうです。研いでいくうちにこんなに小さくなってくるんですね。大将は道具にこだわりを持っているので、何十本も包丁を持っていて、鯛切りの専用包丁もあるのだとか。
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