パレルモ市内から南西へバスで約30分(8キロ)に位置する小高い山の上の街モンレアーレにやってきました。
この街の中心に位置するドゥオーモは、モザイクのお宝で溢れています。
中に入ると目に飛び込んでくるのはまばゆいばかりの黄金のモザイク画の数々。モンレアーレのドゥオーモのモザイク装飾の面積は世界一を誇るものです。グリエルモ2世がパレルモのカテドラルのローマ教皇の息のかかった司教に対抗して、1170年代前半から1189年にかけて建設されました。
この大聖堂は、この地でお昼寝をしていたグリエルモ2世がマリア様のお告げで、財宝を見つけたということから、聖母マリアにささげられたものです。
壁面は6層にも分けられていて、下から天井までとにかく美しいモザイク画がぎっしりです。一番下の層にはノルマン人がシチリアを支配する以前に支配していたイスラム教徒たちによる装飾が見られます。
壁面には旧約聖書、新約聖書のシーンが描かれています。これらはギリシャ人によるもの。
神様が星や動物を創設した場面。
7日目にお休みをしている場面。
イブの誘惑。水の透明感も美しく描かれています。
ドゥオーモの裏には回廊付き中庭があります。こちらは有料(6ユーロ)。228本の円柱が並んでいます。
円柱はモザイクが施してあるものが一本おきに並んでいます。もちろん1本1本デザインが全く異なります。柱頭装飾もそれぞれ魅力的ですばらしい限り。
果物屋さんに立ち寄ってさぼてんの実を2つ買いました。60セント。
バスの本数が少ないので、少し来難いのですが、半日で十分往復+観光ができるので、パレルモに来た際には立ち寄ることをお勧めします。
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