タリンにあるシナゴーグに行ってきました。2007年に開館したシナゴーグはとても美しい建物でした。
エストニアにおけるユダヤ人に関する最も古い記述は1333年、公式にユダヤ人コミュニティの存在が認められたのは1856年だそうです。現在エストニアのユダヤ人コミュニティは2,000人。その75%がロシア系だそうです。シナゴーグに隣接して学校やコミュニティーセンターもあり、学校では270名の子どもが学んでいるとのことです。
入り口は、ザクロの扉です。男性はヤマカ(丸い小さな帽子)をつけて中に入りました。ヤマカは頭上に神がいるということをあらわす大事なものです。女性は何もつける必要なしです。
こちらは祈りの場所。この椅子はイスラエルから取り寄せたそうです。なるほど座り心地は最高です。壁の模様はザクロ。ユダヤ教がザクロを象徴的に用いるのはザクロに入っている種の数と613もあるユダヤ教の戒律の数が同じだからとか、ザクロの花弁が6枚で、これがダビデの星を象徴しているからだとか諸説あるようです。
このシナゴーグにあった蛇口はひねるものでもセンサー式の物でもなく、足で踏むポンプ式のものでした。説明してくれた方曰く、ユダヤ教の安息日(金曜日の日没から土曜日の日没)には電気も使うことが出来ないので、とのこと。
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