実はイルヴェス大統領はストックホルム生まれ。スウェーデン出身の唯一の大統領です。イルヴェス大統領のご両親は戦火と占領を逃れ1944年、スウェーデンにやってきました。今回の公式訪問では生家を訪れたり、現地のエストニア人コミュニティーの人々に会い、エストニアから持ってきた種で作ったパンをご馳走になったり、エストニア難民がスウェーデンへの恩返しに建てた記念碑を訪れたり、要人との会談を行ったりしました。エストニアのマスコミ各社はこの公式訪問を毎日大きく報道していました。
第2次世界大戦後スウェーデンに逃れたエストニア難民は約28,000人。一番多く受け入れたのはドイツで、その頃避難民キャンプには35,000人から40,000人のエストニア人がいたとか。
それはさておき、今回の大統領公式訪問で一番話題になったのは、エヴィリン夫人のファッション。紙面でもネット上でも大きな議論を呼びました。この帽子はもちろんエストニアのデザイナーがデザインしたもので、エストニアの民族衣装からインスピレーションを得たもののようです。奇抜ではありますが、エストニアを愛しているからこそのファッションだと私は思いました。
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