パルマの観光地は旧市街に集中していて、徒歩で周ることが出来ます。
まずはドゥオーモ広場へ。八角形の淡いピンク色の建物(右手)は洗礼堂、左手はドゥオーモです。
まずはドゥオーモの中に入ります。12世紀ロンバルディア・ロマネスク様式。
優しい光の差す厳かな教会です。
丸天井は、パルマ派の巨匠、コレッジョの有名な作品「聖母被昇天」が描かれています。何だか見ている人も天に吸い込まれてしまいそうになるような天井画です。ため息。
続いてお隣の洗礼堂へ。「パルマの宝石箱」とも言われています。こちらは入場料が必要です。隣接する博物館との共通券で7ユーロ。淡いピンクの外観がとても印象的なこの洗礼堂はパルマで活躍した建築家、アンテラーミの作品。1196年に建設が開始されました。
入り口の彫刻も印象的です。
中の柱は16等分されていて、美しい壁画が描かれています。
彫刻はアンテラーミの作品。中でも中段の浮き彫り、「12カ月の労働」はとても生き生きしたものでした。それぞれに各月を象徴する星座も彫刻されていました。
続いて博物館へ。こちらは鐘楼の上を飾る天使のラファエロのオリジナルです。
アンテラーミ作の6頭のライオン。
預言者、ソロモンとシバの女王の彫刻。
パルマの街にはあちらこちらに、名物のパルミジャーノ・レッジャーノやパルマハムのプラスチック模型が飾られています。
ファルネーゼ劇場。オリジナルは1618年~1619年に建てられましたが1944年に爆撃で破壊され、今日残っているものは修復されたものです。劇場や、結婚式場、賓客をもてなす場所として使われてきたようです。
木造の暖か味のある上品で美しいシアターです。
ボドーニ美術館。有名な絵画が沢山展示されています。
こちらはコレッジョがサン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会の後陣に描いたフレスコ画の拡大版レプリカです。
コレッジョ「聖ジローラモのマドンナ」
パルミジャーノ「トルコの女奴隷」
そして最後は隠れ家的なサン・パオロ修道院。
ここにはコレッジョのフレスコ画が残されています(1519年)。元々は女子修道院の食堂だったところだそうです。
街はとてもかわいらしく、歩いているだけで楽しい気分になります。
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