再びあの美しい姿が・・・。
島の中に入ると怪しげな日本語が沢山。朝早いので普段は観光客でごった返している通りも人がまばらです。浅草の仲見世通りのように両脇にはお土産物屋さんが沢山並んでいます。
ここモンサンミッシェルは、708年に聖堂が建設されるまでは墓場の山(Mont Tomb)と呼ばれる海抜80メートルの岩山でした。モンサンミッシェル建立の伝説は・・・。
「司教オベールの夢枕に聖人ミカエルが2度立ち、自分を祀る聖堂を創るよう命じました。オベール司教はただの夢と思って動じませんでした。怒ったミカエルは、3度目、オベール司教の頭に人差し指を突っ込みグリグリと脳をかき回しました。オベール司教が翌朝起きてみると頭に穴が!また、ミカエルが夢元で話した通りのことが色々起こっていたとか。これは大変と早速聖堂をつくる準備をすると不思議なことが沢山起こり始めたのだそうです。」
この伝説が表現されている彫刻がこちら。
教会までの大階段。頭上の橋は侵入者を狙い撃ちするものだとか。
こちらが鐘塔の上に立つ聖人ミカエル。
何と480キロの重さだとか。ヘリコプターで取り付けられたようです。
こちらは教会内部。ロマネスク様式とゴシック様式の違いを見ることが出来ます。ロマネスク様式は壁が厚く天井は重さを軽減するために木材が使われています(この部分は11~12世紀に建てられました)。
ゴシック様式の壁がそのまま天井を支える技術のお陰で、高さを出すことが可能になったとか(この部分は1523年完成)。
教会を出ると美しい回廊が広がります。かつては修道士の祈りと瞑想の場だったようです。
柱は2重ですが、ジグザグに置かれています。こうすることによって瞑想に集中できる明るさと視野が保たれるようになっているとか。
こちらは食堂。声がよく響く構造になっていました。修道士たちはお経を聞きながら沈黙のうちに食事をしなくてはいけなかったそうです。そこで生まれたのが手話。手話の起源は修道士にあるのだそうです。
出口で鐘塔の上についているミカエルのレプリカがお見送りをしてくれました。
モンサンミッシェルはオムレツが有名です。特に1888年創業のオーベルジュのメール・プラール(プラールお母さん)のものはオムレツのみならず様々な製品のブランドです。このメール・プラールのオムレツは最近東京でも食べることが出来るようになったとか。
今回メール・プラールのオムレツは食べることが出来ませんでしたが、その代わりメール・プラールの塩バターキャラメルのアイスクリームを頂きました!バターの風味が濃厚で美味しかったです!!
モンサンミッシェル島の中にも大統領選挙のポスターが貼ってありました。ボロボロです・・・。
本日のランチは対岸で。
こちらが名物のオムレツ。これは4人分です。卵8個分だとか。モンサンミッシェルのオムレツはスフレタイプ。白身と黄身を分け、白身をかたくなるまで泡立てたところに黄身を入れ、たっぷりの有塩バターで焼きあげます。
普通のオムレツと思って食べると不思議な食感です。もう一度是非食べたいとは思いませんが、一度は食べてみる価値有りです。
デザートはアップルタルト。
すばらしいガイドさんの説明のお陰で充実のモンサンミッシェルでした。
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