4日目は1905年から1908年にかけて建築家リュイス・ドメネク・イ・モンタネールの設計によって建築されたカタルーニャ音楽堂へ。こちらはサンパウ病院と共にユネスコの世界遺産に登録されています。モデルニスモ様式。
カタルーニャ・ルネサンス(文芸復興運動)において指導的役割を果たした合唱団、オルフェオ・カタラのために建てられたこの建物は、現在ももちろん現役(大ホールの収容人数は2,146人)。沢山のコンサートが開催されています。合唱がカタルーニャの心を一つにしたというのはエストニアの民族意識高揚にも共通する部分があります。
ワーグナー |
ベートーベン |
バッハ |
建物の特徴はモデルニスモ、自然とナショナリズム。ほとんどの資材はスペイン国内から調達されましたが、唯一大ホールの中にあるパイプオルガンだけはドイツから調達したそうです。ツアーでパイプオルガンの演奏を聴くことが出来ます。財団の所有物ということで、内部は撮影一切禁止。こちらの写真は音楽堂HPより。ギリシャ神話や伝説をモチーフとした美しい彫刻やステンドグラスの装飾がとてもゴージャスでした。座席の後ろには寄付をした人の名前が刻まれていました。
この大ホールの上部に設置されているステンドグラスは太陽を象徴しています。そのまわりには40名の女性の顔並んでいるのですが、これは当時初めて結成された女性合唱団のシンボルだそう。当時は高級素材だったプラスチックで出来た装飾品がそのまま残されていたり、見れば見るほどユニークで楽しい音楽堂でした。
ⓒPalau Musica Catalana |
良く見るとこんな感じ。
こちらはピカソの壁画。
レイアール広場。広場のガス灯は若き頃のガウディの作品だそうです。
リセウ劇場。
こちらはランブラス通りにある少し変わった建物。
良く見ると東洋風。でも日本なのだか中国なのだかよく分かりません。来年の干支、辰のランプもついています。
ガウディの作品。カサカルヴェット。1階はレストランになっています。
教会。
バルセロナには本当に面白い建物が沢山です。
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