2011年11月12日土曜日

エストニア人の心を動かしたピアニスト

世界各地で開催されているリストコンクールの優勝者がタリンでリストの生誕200年を記念するコンサートを開催しました。
出演したのはブダペストで9月に行われたリスト国際コンクールピアノ部門で優勝したイギリスのAlexander Ullmanさん、4月にユトレヒトで行われた第9回フランツ・リスト国際ピアノコンクールで優勝したのは日本の後藤正孝さんとワイマールで行われたコンクールで優勝したハンガリーのGabor Farkasさん。
中でも後藤さんの演奏は会場の心を奪うすばらしいものでした。曲目は全てリストが編曲したもので、ヴェルディ=リストのリゴレット、ロッシーニ=リストのウィリアム・テル、シューマン=リストの献呈、ベリーニ=リストの「ノルマ」の回想。演奏終了後はコンサートなどであまり感情表現をしないエストニア人から「ブラボー」の連呼。そしてスタンディングオベーション。客席を総立ちにした演奏は後藤さんただ一人だけでした。
そして予期せずして日本を代表することになってしまった(?!)私は休憩時間中に観客から「彼のことは知っていたの?」「あの演奏で鳥肌がたったわ」「感動のあまり涙が出てしまいました」などと色々なコメントを頂きました。日本人として誇らしかったです。ブラボー。

アンコールは3人での六手連弾でした。

これからも活躍して頂きたい若い3人のすばらしい演奏でした。

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