軍事パレード

本日はタリンから約２００キロほど南東に行ったところにあるヨーゲバーという小さな町に行ってきました。今日は人口６，０００人のこの町で一世一代の大イベントが行われたのです。毎年戦勝記念日に持ち回り行われる軍事パレードです。ヨーゲバー、いやその周辺の村々からもやってきたのではないかと思われる人だかり。大統領、首相、国防大臣をはじめ首都から錚々たる人々が一堂に会し、ものすごいことになっていました。こんなに真近で国の要人に早速お会いでき（ではなく、拝見でき）、しかも大統領からは私だけに（勘違い？！）「ハロー」とお声掛け頂き大変光栄。
それにしても本当に面白かった（？！）です。精鋭軍隊のはずが、皆身長もバラバラだし、ガリガリに痩せた方やビール腹の人等本当にこれで戦えるの？という方が沢山。隣の人の解説によると、普通は身長や体型を揃えて美しく見えるようにするのだとか・・・。極めつけはヨーゲバーの精鋭管楽器隊。ちょっとへなちょこ。音が出ていない！！首都から来た軍のブラスバンド（写真）はさすがの腕前だったのですが、地方ともなるとそうもいかないのか・・・。戦車や戦闘飛行機等色々登場し、大変勉強になった地方視察の休日でした。
（後刻分かったことですが、パレードに出ていた人々は護衛部隊なのだそうです。ほとんどが地域のボランティアだそう。それであればすばらしい。エストニア軍のことを本気で心配した私は素人でした・・・）
こんな小国エストニアですが、NATOの治安部隊に貢献するために、アフガニスタン等に軍を出しています。先日アフガンに派遣されていた兵士が亡くなりました。戦勝記念日、戦いのない平和な世の中が来ることを祈るばかりです。