2012年10月2日火曜日

エストニアらしさ (その11:黒パン)

エストニア人にとって黒パンほど重要なものはありません。海外で生活するエストニア人にとって一番懐かしい故郷の味は多くの場合黒パンだそう。
 

 スーパーのフェースもこのとおり。沢山の種類の黒パンが売られています。黒パンは多くの食物繊維が含まれ、ビタミンなどの栄養素も豊富に含まれています。












エストニアパン組合が発足20周年を記念して発行した「エストニアの黒パン」によると黒パンにまつわる言い伝えは沢山あります。少しご紹介すると・・・
●焼き立ての温かいパンをナイフで切ると災いが起こる。温かいパンを切る時は手で割る。
●パンを投げたり落としたりしたら拾ってキスをする。
●落ちたパンは7年間泣き続ける。
●女性がパンくずをテーブルから床に落としたら一生パンに困る。また一生嫁に行けない。
●パンを逆さに置いてはいけない。逆さに置くと家庭内にいざこざが起きる。
●パンの切り口をドアに向けて置くとパンが逃げる。
●パンを片手でちぎると母親の死を招く。
●パンを切るのは家長の役目(多くの場合父親)。