2010年3月13日土曜日

食の交流:ノルウェー

大西洋クロマグロの話が熱い今日この頃。持続可能な資源利用に関係する集まりがタリンでこっそり開かれました。ノルウェー人のお友達が先日里帰りした際に何と鯨肉を買ってきてくれて、捕鯨支持国同士の夕食会を企画してくれたのです。
ノルウェーではスーパーの冷凍食品売り場で普通に鯨肉を購入することが出来るとか。800グラム3600円くらいだそうです。


ノルウェーのお友達が小さなころは鯨肉が一番安価な栄養源だったと教えてくれました。今となってはすっかり高級食材です。じゃがいもと様々なハーブを使って作られたノルウェーのお酒、Aquavitsをチビチビ頂きながら楽しい鯨づくしの夕べとなりました。
チームジャパンはお刺身と竜田揚げ2種を用意。チームノルウェーはくじらのシチュー、中華風炒め物とハンバーグ。シチューにはソースにノルウェー名物でキャラメルのような味わいのゴートチーズが入っており濃厚。




シチューの付け合わせはグリーンピースとじゃがいものピュレ。

私は鯨肉はあまり食べ慣れておらず調理方法も良く知らなかったのですが、インターネットを駆使して研究を重ね、ノルウェーの皆さまにも喜んで頂ける鯨料理を提供することができました!!本当に久し振りに頂いた鯨肉は想像以上に美味しく、小学校の時に給食で出てきたパサパサの鯨肉のイメージが180度変わりました。ノルウェーではよくステーキにして食べるのだとか。
捕鯨については色々議論があり、私の住むエストニアも反捕鯨国の一国です。私たち人間は他の生き物の命を頂いて生きています。私は命を頂くということは、それが鯨であろうが他の生き物であろうが変わらない気がします。どんな命であろうと頂いた命には感謝しなくてはいけないですね。鯨の骨から皮から髭まで余すところなく使っている日本人の昔からの知恵はそういう意味では本当に素晴らしいと思います。












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