2009年7月2日木曜日

歌と踊りの祭典1




エストニア人が待ちに待った5年に1度の「歌と踊りの祭典」が本日いよいよ開幕しました!!!
歌の祭典が始まったのは歴史をさかのぼること140年前、今年で25回目を迎えます。踊りの祭典は今年で18回目になります。これらの祭典は2003年にはユネスコの無形遺産にも登録されました。
今年のテーマはTo Breathe as One(呼吸を一つに)です。この祭典を前に、1か月ほど前から新聞では「今年の出場者決定!」などと大盛り上がり。タリン中のホテルは今満室です。エストニア国内の他海外からも多くの方が訪れています。私も明日の踊りの祭典のオープニングとあさっての歌の祭典のオープニングに参加予定です。チケットは踊りが80クローン(約800円)、歌が100クローン(約1000円)でした。
http://www.laulupidu.ee/eng
今日は市庁舎前広場で行われたエストニア民謡の催しに顔を出してきました(写真)。

歌なしでエストニアの歴史は語れません。歌はエストニア人を一つにし、常に民族独立の大きな力となってきました。ロシアから独立した際も革命集会において、全人口の3分の1に当たる30万人の民衆が非暴力で歌による独立を促したことから、「歌の革命(Singing Revolution)」としても知られています。
これまで何度か出席したセレモニーでも合唱がありましたが、言葉は分からなくても民族の誇りと力を心で感じることが出来、自然と涙が溢れそうになります。
5年に一度の大イベントの年にエストニアにいる私はなんと幸運なんでしょう!

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