久しぶりの遠出。浅草までやってきました。雷門前は閑散としていていつもの賑わいはありません。日本経済は大丈夫なのでしょうか?
真ん中はゴールドラッシュの冷たいクリアヴルーテ、ターメリックとカレー粉の香るミルクのエキューム。トウモロコシの自然の甘みが強くてびっくりです。中にはコンソメのジュレが入っています。
続いてはスペシャリテ。そばがきを使った一品です。一番底には両国江戸蕎麦ほそ川のそば粉からそばがきを作り、最後にバターを加えたもの。その上のジュレは奥井海生堂蔵囲い2年物極上利尻昆布からとっただしで作ったもの。昆布の味がとても濃いです。トッピングは塩ウニにおろしたての天城わさび。スプーンの上にはクリームチーズの上にウォッカが1滴かけられています。
前回訪問させていただいた時にもいただきましたが、今回はその時よりも、一つ一つはシンプルなのですが、全てが混ざるととても複雑な味わいになってすばらしいハーモニーを奏でる、そんな一品でした。
日本伝統野菜とフランス伝統食材の融合。和歌山の清流からの鮎の米粉焼きと5年間熟成したパテ。鮎は米粉を付けた片面だけしか焼いていないので、表はパリッと裏側はしっとりの食感です。パテは鮎の内臓や骨などで作られており、毎年継ぎ足しているのだそうです。奥にはさっぱりとした夏野菜。会津伝統野菜余蒔胡瓜と水茄子のマリネ、そして意外だったのは胡瓜で巻いたスイカ。これはミントでマリネされており、お口の中をさっぱりさせてくれるさわやかな組み合わせ。手前には酸味のあるオゼイユというハーブのソース。
アオリイカには細かい切れ目が入っており上から炭のバーナーであぶっています。中にはつるむらさき、ズッキーニ、ミニオクラとひよこ豆が入っています。
ズッキーニは緑と黄色のものが使われていて小さくくりぬかれていました。そしてメルゲーズと言われるピリ辛羊のソーセージが入っています。ミントや香菜も入っており、モロッコ風のお味です。
クスクスはサフラン風味。かわいらしいお花やハーブで飾られています。途中でスープに加えて一緒にいただきます。
メインのデザートは完熟白桃を使った一品。コンポートと生の桃にヴェルヴェーヌの香るジュレ。シャルトリューズというお酒を使ったシャーベット添え。添えられているベコニアは食用で、酸味が桃とよく合います。
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