2015年2月9日月曜日

マイセン磁器工場

ドレスデン中央駅から電車で約40分のマイセンの街にやってきました。工場はマイセンの中央駅を過ぎた終点の駅が最寄り駅。
工場は駅から徒歩7~8分のところにあります。

中はブティック風の近代的なつくりです。

観光客の見学は9ユーロ。日本語のイヤフォンガイドをつけて、マイセン磁器のできるまでの4つの工程を見ていきます。
まずは、全容の映像を見学。その後1つ1つの過程を部屋を移動しながら見学します。ヨーロッパの磁器はここマイセンで1709年に始まりました。その作り方は200年前から変わらないそうです。デルフトと同じですね。
こちらは粘土で土台を作るところです。この後950度で素焼きされます。

次は装飾部門。マイセンの職員の75%はこういった芸術部門の方々だそうです。とても細かい作業です。


素焼きの段階でかなり縮んでしまうので、アーティストはそれも考慮に入れる必要があります。




次は素焼きされたものに青色装飾をつける部門。塗料はすぐに吸収されてしまい、修正が出来ないため、熟練した技術が必要です。

こちらは様々な色で絵を描く部門です。色の出し方は人により個性が出るのも手作りならではの面白さだとか。





約30分の見学が終わると、アウトレットのお店に出てきます。アウトレットと言ってもお値段はかなりのものです。手書きの工程を見るとそのお値段も納得です。

館内は美術館になっており、色々な作品を楽しむことができました。


アメリカ向けのオリエンタルな図柄のコーヒーカップ。
ロシア向けのゴージャスなコーヒーカップ。
こちらは日本・台湾向けの干支のコーヒーカップだそう。




0 件のコメント:

コメントを投稿