2012年9月25日火曜日

エストニアらしさ (その4:石灰岩・オイルシェール)

<石灰石>
1992年にエストニアの国家石となったのが石灰石(写真右)です。石工は14世紀から存在しており、ハンザ同盟の時代は重要な輸出物でした。建材、舗装材、セメントの材料などに使われています。主に北部、西部で産出されています。
 
<オイルシェール>
エストニア東部ではオイルシェール(写真左)が産出されます。オイルシェールとは油母を多く含む岩石のことで、このまま燃やして電気として利用することも、オイルを抽出することも出来ます。オイルシェールはエストニアの重要な電力供給源で、今日電力の約80%がオイルシェールでまかなわれています。以前は90%以上がオイルシェールでしたが、精製過程で沢山のCO2を排出するということでEUから問題視されており、その割合を再生可能エネルギーに移行させつつあります。とは言え、オイルシェールは未だにエストニアのエネルギー安全保障上の重要な資源です。エストニアはオイルシェールの精製に高い技術を持っており、ヨルダンやモロッコなどにも技術提供をしています。

エストニアではこの他にドロマイトも産出されます。

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