<石灰石>
1992年にエストニアの国家石となったのが石灰石(写真右)です。石工は14世紀から存在しており、ハンザ同盟の時代は重要な輸出物でした。建材、舗装材、セメントの材料などに使われています。主に北部、西部で産出されています。
エストニア東部ではオイルシェール(写真左)が産出されます。オイルシェールとは油母を多く含む岩石のことで、このまま燃やして電気として利用することも、オイルを抽出することも出来ます。オイルシェールはエストニアの重要な電力供給源で、今日電力の約80%がオイルシェールでまかなわれています。以前は90%以上がオイルシェールでしたが、精製過程で沢山のCO2を排出するということでEUから問題視されており、その割合を再生可能エネルギーに移行させつつあります。とは言え、オイルシェールは未だにエストニアのエネルギー安全保障上の重要な資源です。エストニアはオイルシェールの精製に高い技術を持っており、ヨルダンやモロッコなどにも技術提供をしています。
エストニアではこの他にドロマイトも産出されます。
0 件のコメント:
コメントを投稿