週末を利用してフィンランドに行ってきました。タリンからタリンク社の定期フェリーで2時間。ちょっとした船旅を楽しみます。タリンク社はエストニアの有力企業で、現在貨物を含めて9ルートを19の船で運航。従業員は6,800人もいます。第1四半期の売上も大変好調で、すでに200万人近い人が利用しています。
タリン・ヘルシンキ間は、主にスターと、スーパースターという大型客船が担当しています。私が乗ったスターは2007年に出来たもので、定員は1,860人。中には、レストラン、バー、ゲームセンターやスーパーマーケットまで備え付けられています。フィンランドはお酒が高いので、フィンランド人はエストニア観光の帰りにこのスーパーで大量のビールを買って帰るそう。見ていると、乗船するやいなやパブに直行してビールを楽しんでいるお客さんが多かったです。飲み会の続きが船で行われるわけですから、2時間なんてあっという間ですね。しかし、朝からよくそんなに飲めるな、と感心しました・・・。
船旅を楽しんだ後、私は中央駅に直行。ヘルシンキは、ニューヨークタイムズが選ぶ2012年に行くべき所の栄誉ある第2位に選ばれていますが、今回は素通りです(ヘルシンキが今年行くべき所の第2位となった大きな理由の一つに2012年世界のデザイン首都に選ばれているということがあるようです)。
フィンランドの鉄道は今年開通150周年だそうで、列車のデザインも色々凝ったものがありました。昔持っていた英絵辞典のキャラクターの猫ちゃんを発見!本当に懐かしい!もしかしたらフィンランド人作家だったのかもしれません。
各駅停車で揺れること1時間半、目的地のIittalaに到着。こちらは無人駅。駅の階段を下りて左手に進みまっすぐ行くと、
ありました!イッタラガラスセンターへの目印。ここをまっすぐ進むと、
左手にイッタラの旗と建物が見えてきます。やっと到着!
ここにはイッタラの工場を中心として、イッタラのアウトレット、イッタラの博物館、その他レストラン、陶器、チョコレート、はちみつ、民芸品などを販売するお店が集まっていてちょっとした村のようになっています(通称イッタラ村)。
イッタラの歴史は1881年から。その間に作られた様々なポスターも展示/販売されています。
注目すべきは博物館の床。木のブロックを並べただけのもので、隙間同士がぶつかってカチャカチャと音が響くのです。なんだかとても素朴です。
トイッカデザインの鳥シリーズ。
アアルトのデザインの型。
職人一人ひとりの技が光ります。
個性溢れるチョコレートが沢山です。
最近では日本でも売られているとか。お値段2倍ですが・・・。
レストランではきのこのスープを頂きました。美味しかったです!
最後にアウトレットで沢山お買い物をして大満足の一日でした。休日のため、工場の見学が出来なかったのは残念でしたが、楽しい経験になりました。
帰りの駅で電車を待っている時、何気なく落ちているごみに目をやると、何とエストニアのSAKUビールの空き缶でした!!!しかも3つも落ちていました。こんなところまではるばるやってきたなんて感激!きっとフィンランド人がフェリーで購入したものなのでしょう。
夜はイッタラから電車で約30分のHämeenlinnaで宿泊。宿泊したCumulusは北欧デザインで統一された機能的なホテルでした。
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