2026年9月20日日曜日

伝統菓子の世界(ラオス:生活)

東南アジアの伝統菓子には、ココナッツミルクを使うものが非常に多いです。こちらは、カノムサン(タイ語ではカノムチャン)と言われるタイにもラオスにも共通するお菓子。米粉やタピオカ粉をココナッツミルク、砂糖と合わせて蒸して作るお菓子です。色を変えて層にすることからカノム(お菓子)・サン(層)と言われています。少しもちっと、そしてとろっとした食感にココナッツミルクがほんのり香る上品なお菓子です。インドネシアやマレーシアでも見られるお菓子です。

断面が層になっているのがわかるでしょうか。
こちらはカノムルークチュップというお菓子で、小さなフルーツの形に作られたもの。主にタイで食べられるお菓子です。元々はポルトガルのマジパン(アーモンドパウダーと砂糖を混ぜたもの)で作られたお菓子。このお菓子、一説によると日系ポルトガル人の宮廷料理人さんが17世紀頃のナライ王の時代にタイ人の生活になじみやすい緑豆を使って現在の形にしたということです。細やかな芸術的なフルーツはいかにも宮廷料理という感じです。

カノムルークチュップの中は潰した緑豆にココナッツミルクや砂糖を混ぜた餡。形を作ったものの上から寒天でコーティングをしています。手間暇かけて作られています。

いずれもなんとなく和菓子との共通点も多く、色々影響しあっているのではないかと感じた東南アジアの伝統菓子観察でした。



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