2014年4月12日土曜日

Ciel Bleu (オランダ・レストラン)

夜はホテルオークラの23階にあるレストラン、Ciel Bleuにやって来ました。
 
















アムステルダムを一望できる絶好のロケーションです。

 
 
テーブルクロスには浮き彫りのロゴが。


オリーブオイルが2種類出てきました。右のものはスペイン北部のもの。フルーティーで優しい香りです。左はイタリア産のオリーブオイル、シエル・ブルーのオリジナルです。こちらは力強くスパイシーなオリーブオイル。色も緑色です。
パンのお供として、無塩バターとお塩が2種類出てきました。黒オリーブで風味の付けられたマヨルカのものとオーストラリアのもの。オーストラリアのお塩はとてもまろやかで円い味でした。
アミューズその1は、トリュフのような一口ボール。セロリ、きゅうり、しょうがと自家製レモンチェロの入ったカカオバターボール。一口で頂くと中から液体が出てきます。とてもさっぱりしていましたが、お味は今ひとつ・・・。

お次のアミューズはTOM YAMと書かれた白い紙に乗ったかわいらしいシーフード。この紙はライスペーパー、そして文字はイカ墨で書かれているので全てが食用です。たばこのように巻いて食べてくださいね、ということでした。オランダ産の味の濃い小エビが沢山入ったトムヤム味の一品。

最後のアミューズは、クスクスの上に乗ったオランダ産のムール貝の”テンプラ”。テーブルに出されたときにふわっと漂う香りがすばらしかったです。トマトのピュレ、イカ墨を混ぜたおせんべいが添えられています。オランダのムール貝は、小粒でしたが、甘くて美味しいものでした(実はベルギーで出てくるムール貝は全てオランダ産です!!)。
お料理は季節のメニューから。季節のメニューは年に4度メニューが変わり、4品、5品、もしくは6品のコースから選ぶことができます。せっかく来たし、どれも美味しそうだったので、今回は6コースを選びました。
第1品目は、「牡蠣」。色も美しく香りもすばらしい。牡蠣はボルドー産。まわりにはきゅうりのゼリーがしかれており、わかめのクリームとサワークリームが添えられています。ふっくらして甘い牡蠣に少し酸味のあるきゅうりのゼリーが織り成すさっぱりした一品。素材の持ち味を邪魔をしない手間のかけ方はさすがです。
 
2品目は「タラバガニ」。たっぷりのタラバガニの上には白バタークリーム、それらをパリパリしたイカ墨の薄い生地で包み(軍艦風?)、上には金箔とキャビアが乗っています。見た目にも美しくお皿ともマッチ。少し塩気が強く感じましたが、ワインと頂くと程よい美味しさ。

気がつくと、我がテーブルにだけパンが来ていなかったので、パンをお願いしたら、忘れていたようで、平謝りに謝られました。こちらのパンは種が沢山入って香ばしい全粒粉パンでした。シェフのレシピを使って近所のパン屋さんで焼いてもらっているとか。


3品目は「ほたて」。様々な調理方法のにんじん、ブラッドオレンジと共に。にんじんは薄切りの生、ピュレ、シンプルに湯がいたものなど。黒いのはイカ墨です。これはにんじんの香りを甘くまろやかなものにしてくれます。バターで美しく焼かれたフランス産帆立貝とにんじんの香りが鼻をくすぐります。肉厚のホタテとソースを一緒に頂くと幸せになる一品。見た目が今ひとつなのが少し残念。

 
4品目は「カレイ」。ザリガニとアーティチョークが添えられており、ザリガニのビスクのカプチーノ仕立てのソースです。こちらはソースの塩分が少し強かったのですが、焼き加減もお味も最高。
 

5品目はPierre Duplantier氏が南フランスでシエルブルーレストランのために飼育した「鶏肉」。しかしこのお料理、実はフォアグラを包んだこの鶏肉の他に、手長海老や旬の白アスパラガスが添えられていて、私にとって鶏肉は脇役でした。むしろ鶏肉がなかった方が良かったかも・・・。ソースは鶏肉と鶏肉のレバーで作ったもの。白アスパラガスは、ピクルスにしたりゆでたり揚げたりしていて大変楽しませて頂きました!
 
デザートの前のプレデザートはこちらのさっぱりした一品。ルバーブのゼリー、いちご、ゆずクリーム、チーズケーキといちごのシャーベット。


そして何やらテーブルの上にはこちらの緑色の液体の入った水筒(?!)が・・・。
デザートはこちらでした。ヨーグルトクリームと青りんごとセロリ。上からドライジンの液体がかけられました。非常にさっぱりして美味しいデザートでした!!

 
良質なシーフードが沢山あって量もちょうどよく、本当に美味しい夕べを楽しませて頂きました。食後のドリンクを頼むと手作りチョコレートのプチフールが選び放題のカートがやってくるのだとか・・・。残念ながらそこまでたどり着きませんでしたが・・・。
 
 
 

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