2019年9月15日日曜日

Corner House (シンガポール フレンチ)とボタニック・ガーデン(世界遺産)

朝食の後は、シンガポールの世界遺産、ボタニック・ガーデンへ。入園は無料で、ランニングやピクニックをする市民の憩いの場となっています。




歴史を感じる古木もたくさん見ることができます。


ボタニック・ガーデンのほぼ中央に位置するコーナーハウスはミシュランガイドで1つ星を獲得し、「アジアのベストレストラン50」では49位の実力派レストランです。






全面ガラス張りの店内からは植物園の緑を楽しむことができる素敵な空間です。





本日はJason Tanシェフの創作フレンチ、「経験(menu experience)」のコースをいただきました。
ホームメイドのバゲットとクロワッサンの生地に五香粉を混ぜて焼いたパンとバターが出てきました。クロワッサン生地のパンはほんのり甘くシナモン多めの五香粉がとても良い感じです。

続いてはアミューズ。色合いも美しいアミューズの数々。

海老せんべいの上にトビコ。隠し味のライムの皮が素敵なアクセント。この骨は飾りだったようで、すぐに下げられてしまいました。笑。

ゼリーに包まれているのは、ローズシロップ、チアシードとアロエヴェラ。さっぱりとした一品。

最後は洋酒の効いたフォアグラとホワイトチョコレート。中には水分がたっぷり入っていたので、一口で。

続いては牡蠣を使った一品。ものすごいデコレーションですが、


食べるのは真ん中のこの一つだけです。蒸した牡蠣(アイルランドのジラルドー)を柚子胡椒や少し甘みの強いピクルスで和えたものに日本のきゅうりのスライスを乗せたもの。上にはクリスタル・キャビアと金箔が乗っています。

そして最後にクレームフレッシュの液体窒素が乗せられます。

よく混ぜて召し上がってくださいとのこと。牡蠣やピクルスの甘み、キャビアの塩気、クリーミーなクレームフレッシュ、きゅうりのシャキシャキ感とさっぱり感がよくマッチした一品です。

続いてはAori Ikaという一品。リソというお米の形をしたパスタと同じ大きさに刻んだ柔らかいアオリイカのリゾット風の一品。ソースは海老のソースです。上には芽ネギ、ソバの実を揚げたものと菊花が乗っています。

続いてはPatagonian toothfish。マジェランアイナメという名前の深海魚だそう。銀鱈のように脂のよく乗ったお魚です。上には北海道産ホタテ貝のグリルが乗っています。添え物はエノキとマイタケのグリル。ソースは海藻バターとバジルの白ワインソースです。

オーストラリアはWestholme産和牛ほほ肉とニューカレドニアのobsiblue海老。いわゆる日本では天使の海老として扱われている海老です。ソースはセルリアックのソース。

オーストラリア産の和牛は残念ながら脂肪分が多いだけで、そもそもの脂の甘みを感じることはできませんでしたが、海老は大変甘みが強くおいしかったです!


お口直しのデザートは、すいかとライチのシャーベット。すいかにはローズウォーターのシロップで香りがつけられています。さっぱりとした一品。

シェフが解釈したシンガポール名物の「カヤトースト」。カヤトーストとは、ココナッツミルクにパンダンの葉で香りをつけたジャムをトーストしたパンに塗ってバターを挟んで食べるシンガポールの朝食の定番です。
タルト生地にリッチなココナッツアイスクリームが挟まれており、とても上品な一品に仕上がっていました。パイナップルのシャーベットやココナッツシュガーのキャラメルも全てがそれぞれ素晴らしく、一緒にいただくと口の中に南国が広がり非常に完成度が高いと感じました。


プチフールはジャックフルーツのカスタードが入ったMOCHI、

塩漬け卵の黄身を使ったマカロン、

ローズマリーの入ったマドレーヌ。




お腹いっぱいになったので、更に植物園を散策。
こちらはシンガポールの国花、ジョアキム(蘭の一種)です。



ナショナル・オーキッド・ガーデンへ。こちらには700を超える蘭の原種と2100種の交配種の蘭が展示されています。




こちらは雅子皇太后の名前を冠した蘭です。



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