29日の夜中に羽田を出発して早朝バンコク着。 ドゥルックエアへの乗り換えまでに4時間時間があったので、空港内のフードコートで朝食を頂きました。カオマンガイ(海南チキンライス)
とフィッシュボールヌードル。タイの屋台料理はやはり美味しい!しかも屋台料理は美味しくないお店はほとんど皆無です。
バンコクからブータンの表玄関パロまでは、ドゥルックエアで約3時間半の空の旅です。再び朝食が出てきました。スパイスの効いたスクランブルエッグとポテトカレー。バンコクまでのANAの機内食よりも美味しかったです!
【パロ空港】
山肌ギリギリのところをすり抜けドゥルックエアーはパロ空港に到着。ブータンは国土緒約40%が2400メートルという山の国。パロの空港は世界で最も離着陸の難しい空港なのだそうです。ブータンの首都はここから車で約1時間のティンプーですが、平らな滑走路を確保するためにはここパロの方が都合がよかったのだとか。
国王ご夫妻の大きな写真が観光客を迎えてくれます。
【吊り橋】
ティンプーへの道すがら、美しい吊り橋があるということで、立ち寄ることに。この頃から高山病ですでに頭痛が・・・。
何とも落ち着く美しい景色です。ブータンでは5色のルンタ(直訳すると風の馬)をあちらこちらで見ることができます。青・白・赤・緑・黄の布はそれぞれが天・風・火・水・地の五大を表しており、馬の絵の描かれた経文が印刷されています。風になびくたびに経文が読まれたことになるということで、風の通り道である橋や山で多く見ました。
祠には祈りを込められた(主に病人や亡くなった方のために作るのだそう)ミニストゥーパ。
お食事はビュッフェ形式です。
しかし、高山病と思われる症状により食欲がなく、頂いたお食事はたったこれだけ・・・。
【ターキン保護区】
ランチの後に向かったのは珍獣、ターキンの保護区です。
ターキンは頭はヤギ、胴体は牛と言われている珍獣ですが、動物分類的には、ウシ科の生き物だそうです。木の幹に頭をこすりつけているかわいらしいターキンをフェンス越しに眺めることができました!
【仏陀・ポイント】
続いて訪れたのはティンプーを見下ろす山に2015年9月にできた仏像。全長51.5メートルの大きなブッダです。世界でも最も大きな仏像の一つに数えられるそうです。内装及び周囲の公園はいまだ工事中。工事は中国の建設企業が請け負っているとか。ブータン政府と中国政府の間に国交はありませんが、民間の交流は盛んなようです。
この巨大仏像の中には資金が集まり次第小さな仏像(8インチのものが10万体、12インチのものが25,000体)が安置される計画です。
【メモリアル・チョルテン】
第3第国王の死を悼む第2代国王妃が建立した寺院で、多くの参拝者で賑わっていました。ガイドさん曰く、ティンプーのご老人の憩いの場です。ご老人たちが、お経を唱えながらお堂を回ったりおしゃべりしたり思い思いに過ごしていました。
【手漉き紙工場】
ブータンで唯一という手漉き紙の工場。こちらでは3000メートルの高地から採取した沈丁花の皮を使って紙を作っています。まず24時間水につけ、6時間水で茹でます。さらに24時間水につけ繊維を崩して糊と混ぜて漉きます。
東ブータンでは昔から紙を漉く文化がありました。写経に必要な紙はチベットで重宝され、昔からブータンの紙とチベットの岩塩が交換されていたということです。
【手信号の警察官】
ブータンには信号機が一つもありません!唯一あるのが、市内の交差点で警察官が手信号で仕切るお巡りさんのボックス。ちょっとした観光スポットにもなっています。
【ハンディクラフト通り】
ティンプーのメインストリートの北側にはクラフト・マーケットがあります。竹の編み物や織物などなど、楽しいハンディークラフトがたくさん!
【タシチョ・ゾン】
中央政府の事務所と寺院の2つの役割を持つタシチョ・ゾン。日中はお役人が仕事をしているので、観光客が入ることができるのは17:30以降から。
中への入り口は王様と王様のお客様だけが使うことのできる入り口と一般客の入り口の2か所あります。お寺の中には仏教の逸話が壁に描かれ、仏さま、グル・リンポチェ、ブータン建国のガワン・ナムゲルの像が置かれており、市民の信仰を集めています。
ブータンの人は神聖なお寺に入る時はカムニという布を付けて正装をします。布は位によって色が異なります。
一般人:白、王様:黄色、裁判官:緑、国務大臣:オレンジ、国会議員:青、特別なタイトルを持つ人:赤だそうです。王様が黄色というのはタイと同じです。
カムニを付ける国王 ©hello!magazine |
0 件のコメント:
コメントを投稿