お楽しみの夕食は中庭の見えるお部屋で。

テーブルには涼し気な前菜が準備されていました。


かぼちゃのすり流し。寒天で少し固められています。上にはかぼちゃで作った白玉団子、天盛は揚げ紫蘇。細かい細切りが芸術です。

甘長甚太
ずんだは「甚太」さんというお百姓さんが伊達政宗に献上するために考えたお餅から来たという説があるそうです。こちらの一品は甘長唐辛子とずんだを和えたもの。生麩も入っています。

平のお皿は涼彩八寸
奥から時計回りに穴子寿司(あしらいのレンコンとみょうがの酢漬け)、うに水晶(下にははす芋の麹漬け)、鮑、玉蜀黍
天童は将棋の町ということで、玉蜀黍は将棋の駒の形に整えられていました。横にしてみるとこのような形になっており、薄切りの玉蜀黍が重ねられています。

穴子寿司

七夕みずまんじゅうと題されたお椀

涼しげな盛り付け

冬瓜の輪の中に水まんじゅうに包まれた鱧、玉蜀黍と枝豆が入っています。あしらいは黄色と緑のズッキーニと紫蘇穂

夏の割鮮
本日は本マグロとアイナメ

椿の花の形のガラスの器には氷が敷き詰められ、椿の葉が散らされています。お野菜と昆布は短冊の形に切られています。
中でも驚きは、椿の花に見立てた大根。こちらは、カツラ剥きした大根を丸めて切ったものを円錐形になるまで引き伸ばしています。
続いては旬の串揚げ
灯篭風のプレゼンテーションです。
海老の湯葉揚げ、オクラ
底には新小芋とトウモロコシのしんじょう
続いては天童牛「和の奏(なごみのかなで)」塩炙り
あしらいは、ベビーコーンと大根おろし
小さな器には肉汁を使ったソース
焼き加減もパーフェクトです。
お口直しのお素麺
つゆには山形のじゅんさいが入っています。
お素麺の天盛はモロヘイヤとしょうが
御食事はうな重でした。
通常は鰻のかば焼きとのことでしたが、夏の土用の間はうな重になるとのことです。
うな重に使われたお米は山形が誇るブランド米はえぬきでした。
デザートは天童のフルーツとおかみさんが作った紫蘇ジュースで作ったアイスクリーム。
本日もおいしくいただきました。