2025年7月18日金曜日

手打ち水車生そば(天童:蕎麦)

天童の広重美術館を訪問
なぜ天童に広重美術館かというと、幕末、天童藩が財政に苦しんでいた際、献金をしてくれた裕福なスポンサーの皆様に、コネで広重に描いてもらった肉筆画を下賜していたご縁があるからとのこと。200~300ほど描かれた芸術品は「天童広重」と言われ、今日では22幅しか確認されていないのだとか。

上野不忍池雪乃景(1848-49) 初代歌川広重

深川洲崎十万坪(1857) 初代歌川広重


横浜岩亀楼(1860) 二代歌川広重


鉄道馬車(1884) 三代歌川広重



広重美術館の向かいには水車生そば
1861年創業の手打ちそばのお店です。大人気で、平日にも関わらずオープン前の行列ができていました。






十割蕎麦とのこと。



一番人気は元祖鶏中華
そばだしの中に中華そばが入っています。さすがは山形、ラーメン消費量日本一!










将棋ざるそば    980
元祖鶏中華     870
 

天童荘3(天童温泉:お宿)

天童荘の朝食です。 


竹の器はがんもどきの煮物、いんげんの胡麻和えとほうれん草のおしたし。その下の器にはわらびと生麩の煮物、お隣は出汁巻玉子。


こちらは山形でよく食べられる郷土料理、「だし」という一品。きゅうり、なす、みょうが、生姜などを刻んで合わせて優しく味を付けた一品。ご飯にかけても良いそうです。その他お豆腐にかけたりして食べることもあるとか。
蛸の柔らか煮
朝食のお米はつや姫。

食後の果物はサロンでいただきました。


バナナともも
コーヒーもいただきます。


パワーの出る朝食、大変おいしくいただきました。


2025年7月17日木曜日

天童荘2(天童温泉:お宿)

お楽しみの夕食は中庭の見えるお部屋で。

 

テーブルには涼し気な前菜が準備されていました。


かぼちゃのすり流し。寒天で少し固められています。上にはかぼちゃで作った白玉団子、天盛は揚げ紫蘇。細かい細切りが芸術です。

甘長甚太

ずんだは「甚太」さんというお百姓さんが伊達政宗に献上するために考えたお餅から来たという説があるそうです。こちらの一品は甘長唐辛子とずんだを和えたもの。生麩も入っています。



平のお皿は涼彩八寸
奥から時計回りに穴子寿司(あしらいのレンコンとみょうがの酢漬け)、うに水晶(下にははす芋の麹漬け)、鮑、玉蜀黍

天童は将棋の町ということで、玉蜀黍は将棋の駒の形に整えられていました。横にしてみるとこのような形になっており、薄切りの玉蜀黍が重ねられています。


穴子寿司

七夕みずまんじゅうと題されたお椀

涼しげな盛り付け

冬瓜の輪の中に水まんじゅうに包まれた鱧、玉蜀黍と枝豆が入っています。あしらいは黄色と緑のズッキーニと紫蘇穂


夏の割鮮

本日は本マグロとアイナメ

椿の花の形のガラスの器には氷が敷き詰められ、椿の葉が散らされています。お野菜と昆布は短冊の形に切られています。


中でも驚きは、椿の花に見立てた大根。こちらは、カツラ剥きした大根を丸めて切ったものを円錐形になるまで引き伸ばしています。

続いては旬の串揚げ
灯篭風のプレゼンテーションです。 
海老の湯葉揚げ、オクラ

底には新小芋とトウモロコシのしんじょう


続いては天童牛「和の奏(なごみのかなで)」塩炙り
あしらいは、ベビーコーンと大根おろし

小さな器には肉汁を使ったソース
焼き加減もパーフェクトです。

お口直しのお素麺
つゆには山形のじゅんさいが入っています。
お素麺の天盛はモロヘイヤとしょうが

御食事はうな重でした。
通常は鰻のかば焼きとのことでしたが、夏の土用の間はうな重になるとのことです。


うな重に使われたお米は山形が誇るブランド米はえぬきでした。

デザートは天童のフルーツとおかみさんが作った紫蘇ジュースで作ったアイスクリーム。


本日もおいしくいただきました。