2018年1月6日土曜日

台湾旅行3 RAW (モダンフュージョン)

台湾が生んだ有名シェフ、アンドレ・チャンが台湾で開いた人気のレストラン、RAWへ。チャン氏はシンガポールの「レストラン・アンドレ」で成功したシェフです。

中は少し薄暗く、木を沢山使ったオブジェ風カウンターが印象的でした。







テーブルに配置されているフェルトのマットとコースターは、角度や位置を決める器具まで用意されているくらい細かく決められており、美しさへのこだわりを垣間見ました。

各テーブルには引き出しがついており、引き出しを開けるとカトラリーが用意されています。

メニューも引き出しの中に入っていました。メニューには名前がなく、食材が書かれているのみです。

RAWは台湾産の食材にこだわったレストランです。今使われている食材の70%が台湾産、その他は外からの輸入に頼っているそうです。

1品目は台湾のクッキーの上に乗せられた里芋のシャーベット。上にはピーナッツの粉とコリアンダーが乗せられています。ピーナツバタークッキーのような懐かしい味です。



こちらはほとんどの人が注文(コースには入っていません)しているパン。RAWのレシピに基づいて焼かれており、毎日工場から送られてくるそうです。

 パンのお供はホイップバター。上には蕎麦の実、カカオニブとシーソルトが乗っています。混ぜてパンにつけてくださいとのことでした。


 続いては握りずしからインスパイアされた一品。台湾ライス(No.9)とキノアを混ぜたものの上に揚げたとうもろこしが乗っています。台湾の味噌がアクセント。


女性用は2つに切ってくれています。こちらが断面。間にマヨネーズが入っていました。
とうもろこしの甘さと衣のカリカリ感、しっとりしたご飯の

続いては見た目の美しい一品。台湾産の7種類のトマト。真ん中はグリーンカレー風味のシャーベットです。薄くスライスされた緑のいちごも入っています。

この中にトマトのガスパッチョが注がれます。


 こちらが緑のいちご。

続いては少し変わったチキンバーガー。


 バンズ代わりの底は、おこげ。その上に普通のお米と炒め玉ねぎ、地鶏、青ネギの揚げたもの最後に鶏の皮です。この組み合わせで美味しくないわけはありません!








続いてはポテトサラダの上にクリーミーでもっちりしたマッシュポテトとカラスミが乗った一品。グリーンオイルも印象的です。

この上に5種類の「たまご」が乗せられます。上から時計回りにトビコ、にしんの卵、ピータンの粉、塩漬け黄身、いくらです。

テーブルでこのように美しく盛り付けてくれました。


続いてはホタテです。横に添えられているのはチーズの乗った揚げパン。

殻を開けるとこのような感じに。上の殻には、ほたての肝味噌の上にあられが付けられています。

下の殻にはオニオンスープが注がれました。揚げパンに、肝味噌やオニオンスープを付けていただきます。

続いて貝柱が出てきました。

貝柱は、睡蓮の葉で包まれ、その上から衣代わりのクレソンでさらに包まれています。底には中華風ソースが敷かれていました。香りもすばらしい一品。

続いてはロブスター。ロブスターのカレー胡椒炒め。この胡椒は台湾にしかない品種だそうで、胡椒と山椒の中間のような味でした。

上に乗っているものはキャベツの水分を抜いて揚げたものです。ソースはカラスミだそうです。

こちらの一品は素材が良いのは分かったのですが、カレーと胡椒の味、そしてカラスミの臭みがロブスターには合わない気がしました。もう少し別の味で頂きたかったです。

メインディッシュは仔牛。 炭火のとても良い香りです。

底のソースはネギのクリームソース。その上にゆば、セロリの千切り、ゴーヤ、仔牛のソテーとホタルイカが乗っています。手前ににんにくの揚げたものが添えられており、にんにくと一緒にいただくと口に広がる香りに異なるアクセント生じてこれまた美味しいです。この一品は何といっても食感が楽しかったです。ゆばのパリパリとセロリのシャキシャキ、ホタルイカと仔牛の異なる触感のハーモニーが口の中で広がります。


食後のお茶は中国紅茶でした。

デザートはチョコレートとバナナのタルト。

最後にテーブルでエスプレッソソースがかけられました。

中に入っているオレンジピールが大変良い仕事をしていました。

プチフールもどきは、最中。この皮は何と台湾で作っているそうです。

もう少し修業が必要な感じではありますが、味はとても美味しかったです。

この中身はタピオカと紅茶のムースです。最中の中で台湾のアイスティーを表現したそうです。とても美味しい一品になっていました。

とても素敵な経験をさせていただきました!ご馳走様でした。

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