2014年8月25日月曜日

イギリス本土最西端へ

こちらの景色、どこかで見たような・・・。でもフランスのモンサンミッシェルではありません。実は英国、コーンウォールにはセント・マイケルズ・マウントというお城があるのです。2000年ほど前は、錫貿易の拠点として栄えていました。ノルマン人の侵攻の後、この島はフランスのモンサンミッシェルのベネディクト派の修道士にささげられ、巡礼の地ともなっていたようです。その後、要塞や住居として使われるようになり、1660年から1964年にナショナル・トラストに譲り渡されるまでは、オーバン家が所有していました。今でも12代目の当主が住んでいるそう。
本日はちょうど引き潮で、歩いてわたることができました。
セント・マイケルズ・マウントはレイライン(ley line)という目には見えない光の道が通るイギリスのパワースポットなのだとか。こちらにはマイケル・レイラインが走っていると言われており、古代ケルトの祝日の一つであった5月1日の日の出の方向に走るこのマイケル・レイライン上には、聖ミカエルゆかりの場所が多いとされています。エイヴベリーの遺跡、グラストンベリーなどがあるのだそうです。
さて、お城ですが、チケット売り場からしばらく歩くとデイリーという建物があります。これはグラストンベリー修道院のキッチンのミニチュア版として作られたものだとか。



続いては巨人の伝説になっている、巨人の心臓。ハート型の石です。











こちらがお城です。要塞だったときもあるということで、大砲も残されています。






お城の中の見学です。

こちらはエリザベス女王が来られたときに実際に使われたお部屋だそうです。














ナポレオンがウォータールーの戦いで着ていたとされるコートの切れ端や、ナポレオンの髪の毛、直筆のお手紙なども展示されています。
こちらがコーンウォールの旗です。




お昼はお隣の町のパブ、Admiral Benbowにて、コーンウォール名物のコーニッシュ・パスティを頂きました。


こちらがコーニッシュ・パスティ。想像より大きいものでした!!ひだの部分は昔炭鉱で働いていた人が仕事の途中で汚い手で持ちながら食べれるようにとのことのようです。中には肉じゃがのような味のする甘辛い具が入っています。


こちらのパブにはお宝がゴロゴロ。沈没船などから見つけてきたものが飾られているのだそうです。














続いては海に向かって広がるこの美しい劇場。ミナック・シアターです。ミナックとはコーンウォールの言葉で岩でゴツゴツした場所を意味するのだそうです。ロウィーナ・ケイドさんとう女性が50年の歳月をかけて作った劇場です。
こちらの背もたれにはこれまで上演された演目が刻まれています。

美しい花や木がたくさん植えられていて、管理の行き届いたとてもすばらしい劇場でした。夏は毎日のようにここでオペラや劇が上演されているとのことです。





続いては英国本土最西端、ランズエンド。こちらには「ファーストアンドラス
トハウス」という建物があります。

8月はヒースの花が美しい季節です。遠くから見ると、一面が美しい紫色に染まっていました。








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