2011年6月22日水曜日

過激な広告

ロンドンの地下鉄マンションハウス駅。一瞬我が目を疑いました。「China is a Threat to the West :中国は西側の脅威」という大きな文字が・・・。エコノミスト紙が新たな読者を獲得するための広告だったのですが、これにはびっくり。ここには3つの脅威とエコノミストのコメントが書かれていました。

・中国は国防に1000億ドルをつぎ込んでおりこれは10年前の3倍、英国の国防予算の2倍に相当する。
・中国はチベットや新疆ウイグル自治区の少数民族を弾圧し、民主活動家でありノーベル平和賞受賞者である劉暁波(Liu Xiaobo)を起訴している。
・中国が原材料を求めるあまり、地球は枯渇し、開発途上国の汚職政権がはびこっている。
あなたはどう考えますか?


もちろんこれに対比させる形で「China is a Friend to the West:中国は西側の友人である」という広告もありました。こちらには

・中国では世界の5分の1の製品が生産されており、西側の消費者に製品を供給し、西側の借り手に出資している。
・中国はこれまでどの国も成し遂げたことのない平和的な成長を成し遂げると強調している。
・中国はグリーンテクノロジー(環境保全技術)に対する世界最大の投資国家である。
あなたはどう考えますか?

エコノミストの地下鉄広告は前から面白いと思って結構注目していましたが、ここまでするとは!

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