2021年5月5日水曜日

柏餅の世界

 ステイホーム中のゴールデンウィークのお楽しみ。江戸で生まれた柏餅を色々食べ比べてみました!この企画のおかげで、品川区/大田区(のごく一部ですが)にはたくさんの和菓子屋さんがあることに改めて気が付かされました!

倉田屋】ボリュームのある豆大福が名物の老舗の和菓子屋さん。柏餅もボリューム満点!最寄り駅:中延

175円。粒あん、こしあん、みそあんの3種類。

餅:ねっとりやわらか系。時間が経ってもおいしいお餅はさすがです!

あん:たっぷり、さっぱり

粒あんはヨモギの生地に包まれています。


上新粉の生地が柔らかすぎて、ナイフを入れると形が崩れてしまいます。ヨモギの香りがすばらしい!





越路】今回初訪問。店舗の隣にあるお茶室でちまき作りが行われていました。最寄り駅:戸越公園

160円。粒あん、こしあん、みそあんの3種類。

つやつやな見た目です。

餅:かなり硬め。歯切れの良い食感です。もちもちというよりはサクっとした感じ。

あん:硬め。



【翁家】翁最中が有名な和菓子屋さん 最寄り駅:大森

175円。粒あん、こしあん、みそあんの3種類。

餅:硬め。

あん:つぶしあんは皮が主張、みそあんは硬め。

形に特徴がありました。



【甲州屋】今回初めて訪れました。最寄り駅:下神明
160円。つぶしあんとこしあんの2種類。今年はみそあんは作っていないのだとか。
餅を口に含むとお米の良い香りが口いっぱいに広がるのが特徴。
餅:やわらかめ
あん:こしあんは水ようかん風、つぶしあんは、小豆の皮の主張強め、少しモソモソ。


一体感のある柏餅でした。




【金海堂】今回初めて訪れました。最寄り駅:大森
170円。粒あん、こしあん、みそあんの3種類。
こちらの柏餅はまん丸の形でした。

餅:硬め。餅のバランス含め主張強め。

あん:つぶあんは甘さ・硬さ等、バランス良し、みそあんはトロットロ。


あんこがきちんと真ん中に入っているところが芸術作品です。


お味噌の香りがすばらしい。

【高松屋】高輪の松島屋さんで修行した店主がオープンした和菓子屋さん。最寄り駅:大崎
220円。粒あん、こしあん、みそあんの3種類。かなりボリュームのある大きさ。
餅:やわらかめ
あん:甘め、たっぷり。


高松屋さんはこしあんも同じ形状です。

中には甘めのこしあんがたっぷり。




【くらたや】数年前に火事でお店が全焼し、リニューアル。最寄り駅:戸越・戸越銀座
200円。粒あん、こしあん、みそあんの3種類。
餅:かなり硬め。
あん:甘めで、量は少なめ。

見た目は平べったいのが特徴です。

味噌あん。

甘めの味噌あんが入っています。お餅はやはり硬め。

青柳】 今回初めて訪れました。創業は大正8年。老舗の和菓子屋さんです。最寄り駅:戸越銀座/戸越
200円。粒あん、こしあん、みそあんの3種類。
餅:かなり柔らかめ。時間の経過とともに硬くなります。
あん:甘めで、黒糖のようなコクが特徴。

かなり小ぶりです。柏の葉の香りも控えめです。


粒あんの草餅も主張は控えめ。




みそあんは硬めです。



亀屋万年堂】自由が丘に本店のあるチェーンの和菓子屋さんです。本気の柏餅としてのぼりを掲げて売り出しており、駅を出てすぐの場所柄か、朝から行列ができていました。最寄り駅:戸越銀座/戸越
216円。粒あん、こしあん、みそあんの3種類。
餅:硬めですが、歯切れよく、程よい弾力。
あん:甘め。
チェーン展開している和菓子屋さんだけあって、工場での大量生産感は否めません。柏の葉の香りがすばらしいです。


ヨモギの葉の香りが素晴らしかったです。


みそあんはクリーム色のお餅でした。

こちらのみそあんは味噌の味が濃い!



それぞれのお店にはそれぞれの特徴がありますが、いずれもお店の方々が長年これがベスト!と思って作ってきた伝統の味です。硬いのが好きなのか、それとも柔らかいのが好きなのか、甘めが好きかそうでないかは食べる人の好み次第。
今回の企画での私のベスト柏餅は以下となりました!

粒あん:倉田屋さん/金海堂さん
こしあん:甲州屋さん(水ようかんのようなさっぱりしたあんとやわらかめのお餅のバランスがとてもよかったです。)
みそあん:中のあんは亀屋万年堂さんがよかったです!


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