2018年8月27日月曜日

ナイル川クルーズとエジプト満喫(その3:ルクソール神殿) 

続いては市内のルクソール神殿へ。入り口には立派なオベリスクがあります。元々は左右にあったオベリスクですが、右側の少し小さめのオベリスクはムハンマド・アリー王がフランス皇帝に寄贈しました。それはパリまで運ばれコンコルド広場に立っています。その時エジプトがもらったのは壁掛け時計だったそうですが、専らずっと壊れているのだそうです・・・。


ルクソール神殿はカルナックのアムン大神殿の付属神殿として建てられたものです。こちらの参道は元々カルナック神殿までつながっていたとか。現在、この参道を復元すべく、復旧作業が行われていました。



こちらが第1棟門前のラメセス2世の坐像。






こちらは大変珍しい大理石でできたツタンカーメンの像。ツタンカーメンは、手つかずのお墓が発見されたことで世界にその名が知られた王ですが、エジプト史上は特に大きな偉業も成し遂げず、若くして亡くなってしまったため、彼の像はこのルクソール神殿以外には見つかっていないのだとか。

アメンヘテプ3世の中庭。




アメンヘテプ3世の中庭にはアブ・エル・ハガフのモスクがあります。なぜモスクと遺跡が混在しているかと言うと、この遺跡は埋もれており、この遺跡が発掘されるまで、イスラム教徒が普通に生活しておりモスクも遺跡の上に立ってたということです。

昔使っていた入り口が高い部分(中央の茶色い部分)にあることがわかります。



ルクソール神殿の奥にはグレコローマン時代に迫害されていたキリスト教徒が神殿で描いたフレスコ画、最後の晩餐が残っています。



神殿の中にはたくさんのレリーフを見つけることができます。
こちらは上下エジプト統一のレリーフ。上エジプトのシンボル(ハゲワシとロータス)が下エジプトのシンボル(コブラとパピルス)とロープで結ばれている図だそうです。

こちらはベリーダンスのレリーフ。ベリーダンスのレリーフは珍しいのだそうです。

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