2020年9月19日土曜日

アサヒナガストロノーム/ASAHINA Gastronome(日本橋 フレンチ)

 日本橋から歩いて5分ほど、東京証券取引所の目の前にあるアサヒナガストロノームで記念日ランチ。アサヒナガストロノームはラ・ターブル・ドゥ・ジョエル・ロブションで7年間料理長を務めた朝比奈シェフのレストランです。


シルバーと白で統一された素敵な店内。カトラリーは全てクリストフルでとてもゴージャス!


飾り皿やナプキンはオリジナル。ロゴがあしらわれています。





アミューズブッシュはとてもエレガントなこちら。
コーヒーで香りをつけられたゴーフルの間に豚肉のリエットが挟まれたもの。

ビーツのメレンゲの上にクリームチーズ、スモーキーなニシンの卵とレモンのコンフィ(?)がのった一品。

ごまのたっぷりのったクラッカーの上にフムスが乗った一品。

パンはメゾンカイザーで焼いてもらっているということでした。

バターは無塩発酵バター。上にはお店のロゴがつけられています。

続いての前菜は赤海老を使った一品。こちらも本当に美しい!丸いセルクルに抜かれたものは赤海老のカルパッチョ。上には海老の卵、ケシの実、ケイパーが乗っています。お隣はオイルで和えられたズッキーニのパスタ、その上には頭の部分のフリット。ソースはアイオリソースと海老のオイル。
見た目といい、味のバランスといい、食感といい、香りといい、全てに感動!おいしい!

続いても美しい比内地鶏を使った一品。胸肉の上には、きのこのペースト、フォアグラ、キノコのパウダー、コンソメのジュレの層。手前は手羽先をキャラメリゼしたもの。手間のボールはフォアグラをポートワインのゼリーで包んだもの。ソースはゴボウのクーリです。どれもこれも本当に手間がかかっています。
続いてのパンはライ麦の入ったパン。


続いては鱧のクネル。お魚のメインです。クネルには卵、小麦粉とバターが混ぜ込まれています。鱧の骨らしいものは一切感じないとてもスムーズなクネルでした。上には美しい飾り切りが施されたマッシュールームとこれだけでメインディッシュにも変身できるのではないかと思うほどすばらしいミニパイ、そして最後にトリュフのスライスが乗っていました。ソースは阿寒湖のザリガニを使ったものです。一番下にはバターの香りがすばらしいほうれん草のソテー。

添えられているもの一つ一つに一切の手抜きがありません。

お肉のメインは夏鹿。こちらは鳥取から届いたものだそうです。夏は出産もあり、禁猟時期のため、この時期手に入る鹿は駆除鹿だそうです。駆除と言っても出産を控えている雌は狩りません。・・・ということでこの時期の鹿肉は雄のみになるそう。また、意外や意外、鹿のお肉は、春夏にたっぷり餌を食べたこの時期はとてもおいしい肉質なのだとか。
鹿肉の上にはエシャロットのチャツネとすぐりの実、添えられているタルトは小玉ねぎのタルト。


奥にはきのこのペーストを入れたパスタ。上のチュイールはベシャメールソースにキノコの粉を混ぜて焼いたものだそうです。

焼き加減も最高。エシャロットのチャツネの甘さにびっくり。

ベビーリーフにもこんなに丁寧なお仕事が・・・。

お口直しは和梨のシャーベット。本日からの新作だそう。
シャーベットの周りにはフレッシュな和梨がお行儀よく刻まれています。

最後に上から金木犀のグラニテがかけられました。香りがすばらしい!秋の訪れを感じます。

メインのデザートはマンゴーを使った一品。
沖縄で幻のマンゴーと呼ばれるキーツマンゴーを使っているそう。キーツマンゴーは皮が緑色の大きなマンゴーですが、沖縄県内で消費されてしまうため、なかなか本州まで流通しないそう。説明いただいたとおりマンゴー特有の繊維がほとんどなく、とてもクリーミーで甘みが強いものでした。キーツマンゴーのシャーベット(ハーブ風味)、生のマンゴーの上にババロアが乗ったもの、コンポート、粉末、メレンゲなど、色々な調理方法で楽しませていただきました。

最後のお茶菓子は奥からピスタチオのマカロン、カヌレ、ミルクチョコ。
細部に至るまで本当に丁寧な仕事をされていて、どのお料理にも感動のあるそんな素敵なレストランでした!メニューが変わったらすぐにでも再訪したい気分です!!
ご馳走さまでした。


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